一言でお寺と言っても、
それは多種多様。![]()
歴史の古いお寺、
伽藍の大きなお寺、
観光地のようなお寺、
格式の高いお寺、
田舎の小さなお寺、などなど。![]()
これを一緒くたにこうあるべき!
などというのはナンセンスで、
まずお寺は多様性を認知しつつ
それぞれのベクトルで、
維持・発展を目指していけばよい、
という前提で、お寺作りを考えたい。
その多様性の中で
このお寺のプレゼンスを考える時、
「新しい」ということ、
これを最大限に活かす方向で
活路を見出そうと思う。![]()
「新しい」は言い方を変えれば、
「格式がない」ということであり、
一見、残念な評価にもなり得る。
しかしながら、
そこを目指さないことで、
また違ったビジョンを
描くことも出来る。![]()
断言させてもらえば、
私が目指すのは、
もっとも格式がないお寺…。
もっとも敷居の低いお寺…。
誤解があるかもしれないが、
格式の真逆である「気軽」なお寺、
これを追求することが
当面のミッションと考える。![]()
誰でも気軽に関係性を保てるお寺。
簡単なようで難しい…。![]()
というのも、
長い年月をかけて定着化してしまった
お寺に対する消極的なイメージ、
一例を出せば、
「敷居が高い」とか
「お金がかかる」といった
ようなものを未だに払拭し切れていない。
ここは認めた上で、次に進むべきである。
そう捉えると、寺づくりは、
マイナスからのスタートと
思ってやるくらいがちょうどよく、
ゆえに、この点においては、
一定のスピード感と実行力をもって
取り組んでいきたい。![]()
そして、先に述べた「誰でも」
というところで言えば、
年代やカテゴリーにとらわれず、
色々な方が出入りできる
文字通り「気軽さ」を実践し、
高齢者だけでなく、
子供や子育て世代、
ビジネスパーソン、外国人、
多くの方にとって、
「使えるお寺」であることを
目指したいと考える。![]()
これまでもブログで述べてきた
「個」の繋がりをもって
信頼関係を構築していく…
このメソッドをもって
寺づくりに取り組みたい。![]()
そして、
今後必要になってくるであろう
もう一つの視点は、
「時代の要求に応える」
ということ。![]()
時代の変化に対して
フレキシブルに対応する能力。![]()
お寺の世界は、
良きにつけ悪しきにつけ、
あまり時代の流れを
意識してこなかった…。
しかしながら、
今はある過渡期にきており、
今後お寺に求められるものは、
大きく変わっていく。![]()
単なる供養屋さんでは、
いずれ必要とされなくなるのは、
目に見えていることでしょう。![]()
先祖供養や死者儀礼を
疎かにするということでなく、
これを担っていけるというのは
実は全ての伝統教団にとって
大変有り難いことです。![]()
だからこそ、
それを謙虚に受け止め、
今後も大切に勤めていこうと
思っています。![]()
この国に人を弔う心がある限り、
お寺はそれに応える責任がある。
私は今の世の中が、
人を弔う気持ちがなくなった…
とは考えておらず、
ただその受け皿が
今の世の中でうまく機能していない
そこに疑念を抱いている。![]()
これから先、時間の流れは早く、
その波は私達お寺の世界も
決して例外ではないでしょう。![]()
時代を生きる人にとって
必要なものは残るであろうし、
不必要なものは淘汰されていく。![]()
お寺の生命線は、
地域にとって必要とされる
そんな存在であるべく、
時代の変化に対応していく
良い意味での「癖」
を付けていきたい。![]()
もちろん宗門の歴史や伝統を
軽く見るということでなく、
しっかりと見極めた上で、
人々に求められているものは何か…
という問いを、
常に最優先していくことを
中核にしていきたいと思う。![]()
私達にはこれまで重んじてきた
教義というものが存在する。![]()
それはどうでもよいのでない。
ただ地域社会の目線に立てば、
お寺のプレゼンスの前面に出すのでなく
もう少しソフトかつスローに
接点を供給したい。![]()
教義は人のためにあるわけで
人のがくる場所であるべきことは
原理的にも大前提となる。![]()
お寺の将来を考察する上で、
その目線は、「地域」
そしてそこに生きる「人」
これに尽きる。![]()
既に取り組んではいるが
当面の具体策は、
まずお寺の空きスペースを
より地域の人に活用できるよう
その機会を作り、稼働率を上げる。
現行の英会話、ヨガ、体操、歌声喫茶
などはその実践の事例であるが、
それぞれ更に精度を上げ、
新たなコンテンツも考えたい。![]()
またお寺に集まる人の力、
マンパワーを活かして
地域の人のためになること、
実践中の代表事例としては、
お寺主催のキッズフェスなど、
これも継続していきたい。![]()
そして、
寺院内に拘らず外へ飛び出して
地域との交流機会の促進、
これは私の終活講座や仏教講座
にあたるものだか、
「お寺に人を集める努力」
はもちろん大事なことだが、
「お寺が外へ出て働きかける努力」
ここもフットワークを軽くして
取り組んでいきたいと思う。![]()
ご覧のように課題は多いが、
危機感と覚悟をもって
今後も精進して参ります!![]()
