東日本大震災で犠牲になられた方の

2回目の「命日」を迎えました。


東北地方・関東地方を中心とした大きな地震と

太平洋側沿岸を襲った大津波は

まだまだ、みなさんの記憶に鮮明でしょう。




まして、被災者のみなさんにとっては

嫌でもこの日を迎えてしまうのです。


忘れたくても忘れられないのです。



「復興」という言葉が

各所で声高に叫ばれています。


「復興」を形にしようと尽力している方たちの

努力は本当に素晴らしく、涙ぐましいものです。





……その一方で、「復興の妨げ」になっている

悲しい事実が山ほどあるのも事実です。




除染や災害復旧に

遅々として動かない行政。



各省庁による

「復興予算」の詐欺的使途。



未曾有の原発事故で多くの人の「故郷」を

壊してしまったのに、反省すらせず

補償妨害を公然とする厚顔無恥な電力会社。




・・・他にも枚挙に暇がないほどの

「有象無象」が暗躍しています。



復興目的で所得税が増税されました。


私たちは「復興の一助になるのなら」と

苦しい懐事情から出しているのです。



それを目的外で使っているとしたら

すなわち「詐欺」です。


人から安易に金をふんだくって

いけしゃあしゃあと「絆」だのぬかす品性は

見下すべき下卑たことなのです。




個人でできることは限られています。

とても微力でしかありません。



だから、せめてその個々が

少しずつ出しているお金を

決して無駄に使ってくれるな



・・・と言いたいです。





まだ2年しか経過していません。



被害規模は、阪神大震災の比ではなく

広範囲にわたり甚大な被害でした。



支援は「一瞬」や「束の間」ではなく、

微力でも継続的にしていく必要性があります。



それなのに

2年しか経過していないことを

「風化」だの、「過去のこと」だのと

軽々しく言われるのは悲しいことです。



被災された方たちにとっては

一生終わらないことです。


そして、「次にどこが被災するか」なんて

わかる訳がないのです。



自然とは、人知のような微々たるものを

軽々と凌駕します。



「明日はわが身と思え」とは言いません。



ただ、被災された方たちのことは

同じ日本人として

「対岸の火事」と思ってほしくないのです。





前にも書きましたが、個人として

できることは限られています。



それでも・・・




思うこと


想うこと


何かほんの少しでもプラスになること




・・・たったそれだけでも

気持ちにより添えると思いますし、

励みにもなると信じています。





2年の節目を迎えて



りん