ロンドンオリンピック
女子バレー 3位決定戦
奇しくも男子サッカーと同じ日本-韓国の対戦。
前日に0-2と完敗だったサッカーの
鬱憤を晴らしてほしいと勝手に思って
見ていましたが、その怨讐などはるかに超越した
熱い観戦ができました。
この対戦、先の五輪最終予選では
韓国に大敗を喫しています。
そのとき日本に立ちはだかったのは
192cmの大型スパイカー、キム ヨンギョンでした。
今回の試合でも攻略のポイントは
ヨンギョンを徹底的にマークして、サーブは
すべて拾わせるくらい狙ってストレスをかけて
乗せないようにすることでした。
その狙いは的中しましたが、それだけで崩れるほど
並大抵の選手ではないのがヨンギョンでした。
やっぱり乗せたら怖いことを随所で見せ付けられます。
しかしながら、この試合で
日本の勢いを作ったのは
175cmという小さなアタッカー
迫田さおり選手でした。
攻撃はことごとく決まり、小さな選手とは思えないほど
パワフルで高いバックアタックも次々に決めます。
「当たりすぎている」と言ってもいいくらい
竹下選手も続けて上げていました。
窮地に立ったとき、決めてくれていたエース・木村沙織選手や
センターで存在感を示してくれたキャプテン・荒木絵里香選手も
経験を生かした頼り甲斐のあるプレーで支えてくれました。
そして、何と言っても
世界の流れは「大型セッター」なのに
159cmという小柄な体で世界と互角に
戦い抜いてきたセッター・竹下佳江選手なくして
このチームはここまで来られませんでした。
28年とひと口で言うとあっけないものですが
メダルを逃し、そして出場すら叶わなかった苦しい時代を経て
今大会の銅メダルですからね。
その感慨はひとしおですし、どんな言葉を使っても
表現しきれないほどの苦難の道を歩んできたことは
言うまでもありません。
そして、試合後のインタビューで
迫田選手が掲げていた
サポートメンバー・石田瑞穂選手の背番号「13」が
ひときわ眩しく輝いていました。
石田選手は、この会場にいるはずでした。
ところが、お母様の危篤の報を受けて
急遽帰国していたのです。
その無念の思いもいっしょに携えて戦って
メダルの立役者となった迫田選手に改めて
拍手を送りたいです。
最後に・・・
バレーボール 女子日本代表チームのみなさん
銅メダル おめでとうございます!!!
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
追記:
サッカー 韓国男子チームが、政治的なことを掲げて
大顰蹙を買っていたようですが……彼らには
「スポーツマンシップ」と
いうものが
そもそもないのでしょう
ナショナリズムや愛国心を
持っていることは結構ですが、相手に対して
敬意を示さないのは
スポーツマンとして論外 ですから。
いっしょくたにして、下卑た言葉を叩きつけて
楽しいですか?
言いたいことはたくさんあります。
あのときは、とても悔しくて
腹立たしかったのですが・・・
戦後の日本人は
そんな下賎なことは
絶対にしません
「ああはなりたくない」ですからね![]()