“私が浮気などしていないと証明して下さい”
脱サラ探偵への奇妙な依頼と意外な顛末を綴る
「裏窓のアリス」(加納朋子)、
銃を持った男がバーへ闖入したことから崩れる人間関係を描く
「雷雨の夜」(逢坂剛)、
偶然見つかった祖父の日記に記された文字の謎を解く
「朝霧」(北村薫)他然9編、魅惑のアンソロジー。
――――― 裏表紙より
裏窓のアリス 加納朋子
バッドテイストトレイン 北森鴻
切りとられた笑顔 柴田よしき
ドア←→ドア 歌野晶午
朝霧 北村薫
過去が届く午後 唯川惠
生還者 大倉崇裕
七通の手紙 浅黄斑
雷雨の夜 逢坂剛
――――― 目次より
個人的評価 : ★★★☆☆
加納さんのと歌野さんのは読んだことあったので
ざっと軽く読むくらいで。
なのにえらく時間掛かってしまった。
今回も飛びぬけて好き!というのは無し。
ちょっと苦手かな、というのはあり。
柴田さんのは「ベタな展開…」と思っちゃったんだけど、
最後の終わり方が好きだったので全体的な印象としては○。
浅黄さん、
多分アンソロジーでも初めての作家さんだと思う。
手紙のやり取りだけで進んでくという形。
他にはどんなのを書かれてる方なのか、若干気になる。
北村さんの「朝霧」に名前が出てきた“ウォルドルフサラダ”。
気になったので早速今日の夕飯に作ってみた。
この中には“ウォルドーフ”という呼び方だったけど。