- サスツルギの亡霊/神山 裕右
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あの「広大なる密室」で、
裁かれなければならなかったのは、あなただ。
来てしまったら、もう逃げ場はない。
江戸川乱歩賞の「常識」をぶち破る、受賞第一作!
突然舞い込んだ絵はがき。
差出人は三年前に、南極で死んだ兄だった。
法の手がはるか及ばない、美しく残酷な極寒の地。
そこで、兄貴の亡霊が、おれを誘っている。
こんな途方もないミステリーを書く男はいなかった!
最年少で江戸川乱歩賞を受賞して1年。
あふれる想像力とエネルギーをすべてぶち込み、
前代未聞の南極ミステリーを書き上げた!
――――― 帯より
個人的評価 : ★★★★☆
3つ寄りの4つぐらいか。
『カタコンベ』よりはミステリ色が強いかな。
でも“ミステリ”というよりも“南極”がメインな気がする。
エピローグがあって良かった。
それが無ければもうちょっと評価は低めだったかも。
描かれてるのはものすごく厳しくて美しい世界のはずなのに、
イマイチ浮かばないというか淡々と読んじゃった。