『メトロポリスに死の罠を』 芦辺拓 | 鈴と空のブログ

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読んだ本の紹介を簡単に。
あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

核物質輸送列車が忽然と姿を消し、
大都会中枢部が切り取られる―――。
“知性を備えた野獣”による、
この奇想天外な消失マジックを、
支倉捜査官をはじめとする『自治警特捜』のメンバーは
看破することができるのか!?
――――― 帯より


個人的評価 : ★★★★☆


『死体の冷めないうちに』を先に読んでからの方が良いかも。
これだけで読んでも楽しめるとは思うけど、
自治警(支倉)と“野獣”の対決そのものが
前作から続いてるものだし、前作の話もちょっと書かれてるし。


事件の設定とか裏にいる人の正体にビックリ。
アメリカの映画とか『24』みたい。
何十万もの市民を人質にする核テロ。


市長やメンバーは敵の追っ手からどう逃れるのか、
テロをどう解決するのか、“野獣”をどう追い詰めるのか、
列車の消失トリックよりもその後の方が面白かった。