- 陽気なギャングが地球を回す (ノン・ノベル)/伊坂 幸太郎
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成瀬は嘘を見抜く名人、さらに天才スリ&演説の達人、
紅一点は精確な体内時計の持ち主―――
彼らは百発百中の銀行強盗だった……はずが、
その日の仕事に思わぬ誤算が。
逃走中に、同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯と遭遇。
「売上」ごと車を横取りされたのだ。
奪還に動くや、仲間の息子は虐め事件に巻き込まれ、
死体は出現、札付きのワルまで登場して、トラブルは連鎖した!
最後に笑うのはどっちだ!?
ハイテンポな知恵比べが不況気分を吹っ飛ばす、
都会派ギャング・サスペンス!
――――― 裏表紙より
個人的評価 : ★★★★★
面白かった。
“ハイテンポ”とあるとおり、かなり短時間で一気に読める。
表紙袖の文芸評論家の方の言葉には“クライム・コメディ”と。
私は“都会派ギャング・サスペンス”よりも
“クライム・コメディ”の方がしっくりきた。
それまでの伏線や成瀬という人のキャラクターから
ラストの結末はなんとなく想像できちゃうから
ドキドキ感はあんまりなかったけど。
映画化されてたと思うけど見てない。
レンタルで見てみようか、止めておくべきかで悩み中。
これと雫井脩介さんの『犯人に告ぐ』を。
どっちも原作は面白かったので映画も若干気になる。
けど、過去に同じように「原作が面白かったから」って理由で
映像化されたのを観て残念だったことが何度か続いたので
原作が面白かったからこそなかなか手を出せない。