コックリさんダメだよね!(1)
八十九です。
今から45年ほど前の話です。
私は中学2年生でバスケットボール部でした。
ポイントガードの佐渡、
シューティングガードの尾長、
センターの割山、
パワーフォワードの”わたし”さくらの四人で、
いっつもつるんでいました。
ある日のクラブ終わりに後輩の明弘君が、
鑑別所から出たばかりの先輩、木曽さんに
カツアゲされていました。
木曽さんは御勤め帰り、
明弘を後輩と知らないので四人で仲裁に・・・
しかし・・・クラブの後輩の話を
聞いてくれる木曽さんではありません。
結局、我々4人も百円ずつカツアゲされて、
ゆるしてもらいます。
まあ、どつかれなかったのでOKという
感じなのですが、明弘の言い訳も聞いてやろうと思いました。
当時の中学生はビニ本と呼ばれるエロ雑誌を
入手できれば、その日から英雄でした。
ですから明弘も「それか・・・」
と思っていたのですが。
明弘が万引きしたのは、流行していた幽霊もの
「うしろの百太郎」だったのです。
明弘は尾長から長い説教された挙句に
「うしろの百太郎」を全巻持ってくるように
言われて、可哀そうなことに・・・
そして我々四人は「うしろの百太郎」を
まわし読みするようになり・・・
足を踏み入れたのでした。
絵の中では『うしろの百太郎』を
『うしろの万太郎』に差し替えています。
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