これで元気回復!! アーユルヴェーダのデトックスの知恵(アーマ・パーチャナ) | AYURVEDIC KITCHEN

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フードコーディネーターのりんです。
食べる事で体調を整え、自己免疫力を高め、キレイに健康になる。
薬膳やアーユルヴェーダなどの東洋医学の知恵を活かし、
より生き生きとした毎日を送る為の
おいしいレシピやちょっとした生活のコツをご紹介できたらと思います。

アーユルヴェーダでは病気の原因をドーシャの乱れと考えます。
ドーシャが乱れて、代謝と消化を司るアグニ(火)が充分に燃えることが出来なくなり、
本来であれば、アグニによって消化され排出されるはずのものが、消化され切れず、
未消化物(アーマ)が身体に蓄積してくると、人は病気になると考えられます。

このアーマは、身体の中で体内毒素になり、老化を促進し、病気を発生させ、悪化させるものです。
そこで、このアーマを浄化するデトックスこそ、アーユルヴェーダにおいて最も大切なこととされています。
このアーマを浄化する為には、何よりも、代謝と消化の火であるアグニの力を復活させ、
未消化物を消化する力を取り戻すことが必要です。

まず第一に、現在弱っているアグニの負担を軽減してあげ、
次に、アグニの消化力を高める白湯をとったり、スパイスや薬草をとることが大切になります。


● アーマ・パーチャナの方法

その1 白湯を飲む

  白湯とは水に火の力が加わり、さらに風を取り込むことで、全てのドーシャをバランスよく含む理想的な飲み物で、毒素を排出を促す最も良い飲み物とされています。
これは毎日実践すると良いですよ~!
私も毎朝白湯を作って、朝ごはんの前に1杯飲んでいます。

ただ白湯といっても、沸騰したお湯であればいいのではなく、
1.換気扇をつけて(風)
2.水(水)を入れたヤカンをガス(火)にかけ
3.沸騰したら、ぶくぶくとした沸騰状態を保つ程度の火加減(弱火~中火)で、10~15分沸騰させ
4.コップやポットにうつし、飲む時は40℃前後の温かいままのお湯を飲むようにしましょう。

それから、白湯は、作り置きではなく、その日に作ったものを飲むようにしましょう。
普段は1日500~800Lくらいの量を飲むと良いようです。

使う水は軟水と硬水についてなど様々な意見があるようですが、
私は毎朝、浄水を鉄瓶で沸かして飲んでいます。
あえて、ミネラルウォーターを使う必要は無いと思いますが、
水道水よりは、浄水の方がいいように思います。

その2 アグニに負担をかけないようなものを少量とるようにする

  油の多い料理や、脂肪分、甘いもの、お酒などを控えて、腹五分~七分程度の満足感に抑えるようにします。そうすることで、アグニが消化の力を取り戻せます。


その3 アグニの活動を高めるようなスパイスや薬草をとるようにする

  アグニの活動を高めるスパイスは、日本で身近なものとしては胡椒です。その他、クミンやコリアンダー、カルダモンもアグニの働きをサポートします。食物としては、生姜がとてもアグニに良い効果を示します。レモンの酸味もアグニを高めます。

その4 アグニの動きに合わせて食事をする

  1日の中で、朝の6時~10時までアグニの活動は大変弱く、その後10~14時まで最も活発になり、また夕方18時~22時まで活動が弱まります。

  なので、朝ご飯は軽く、昼ご飯は1日の中でメインとなるボリュームで食べ、夜はまた軽く食べるようにします。




● プチ断食(2.5日間の集中的なアーマ・パーチャナ)

 プチ断食は、週末や、外食の予定の無い休日の前の夜~休日の次の日の朝までで出来る簡単なアーマ・パーチャナです。

私は職業柄、外食も多く、試作を味見したり等、食べることも仕事なので、
休日といっても、2日間食べ物をコントロールするのは難しいのです。
なので、1日休みがあれば出来る、この簡単なプチ断食を月に1回~体調の優れない時は月に2回くらい取り入れています。
次の日の朝、身体も心もすっきりするので、ぜひお試し下さいね。


<方法>
** 注意事項 **

◎ 3日間とも毎朝、白湯(作り方は上記を参照下さい)を作ってポットに入れて、
  期間中いつでも飲めるように持ち歩くか、仕事する机の側に置いておいて、
  1日中、ちょっとづつ飲んでいく。3日間通じて、1日1リットル~1.5リットル飲めるといいですね。

◎ 出来る事なら中2日間とも、22時~遅くとも24時までに寝て、朝5~6時に起きるようにする。
  (少なくとも2日目は24時までに就寝~6時までに起床するようにする。
   ↑ これがね、なかなか大変なのですがね、心を決めて1日だけなら何とかなったりします(笑))

◎ 生姜を1パック程、レモンを1個、ハチミツを買ってきて、生姜は皮をむいてスライスにして、
   レモンは2cmくらいの厚切りの輪切りにして、小さいタッパーなどに入れておく。



** 3日間の生活 **

1日目 

     ・ 朝、白湯(上記)を作り、まずコップに1杯飲む。

《朝食》 ・ 朝食は常温においておいた果物(冷蔵庫から取り出したものでないもの)か、
       野菜のスープなどをとる。

《昼食》 ・ 昼食は通常通りに食べる。
  
《夕食》 ・ 夕食も通常通りのメニューで。ただし、腹八分目(いつもより少なめに我慢)で、お酒は控える。

     ・ 出来れば、22時から、遅くとも24時までには寝ること。


2日目(休日)
    ・ 朝、6時までに起床。手足を伸ばして軽くストレッチをする。
    ・ 白湯を作って、何も食べる前にまずコップに1杯飲む。
    ・ 生姜スライスは1日を通して、食事の前や食感に食べる。
レモンや、ハチミツをかけても、白湯に入れてもOK
    ・ 一日、外出はなるべく控えて、ゆっくり家ですごすようにする。


《朝食》・ 食前に、生姜スライスにレモン汁をかけて、塩、胡椒をして食べる。
     ・ 朝は野菜や果物のジュース(冷たくないもの、常温にしておく。
      またはちょっと温めてもOK)のみ。

《昼食》・ 食前に、生姜スライスにレモン汁をかけて、塩、胡椒をして食べる。
     ・ 昼食は野菜のスープか、野菜のスープ(出来れば出汁もコンソメではなく、
      昆布やしいたけなど植物性のものでとるようにする。
      それが難しければ、スープだけはコンソメや鶏ガラも可。)。
      それだけではどうしても空腹を感じる場合には、
      炊きたての白米をスープに入れて、
      ぐつぐつ5~10分煮こんで雑炊にして食べる(卵は入れない)。
    
《夕食》・ 食前に、生姜スライスにレモン汁をかけて、塩、胡椒をして食べる。
     ・ 夕食は野菜か果物のジュース、野菜のスープのみにする。

     ・ 夜は22時~24時の間に寝るようにする。



3日目

     ・ 朝は5~6時までに起きるようにする。
     ・ 朝、白湯(上記)を作り、まずコップに1杯飲む。

《朝食》・ 食前に、生姜スライスにレモン汁をかけて、塩、胡椒をして食べる。
     ・ 朝食は常温においておいた果物(冷蔵庫から取り出したものでないもの)か、
      果物や野菜のジュース、または野菜のスープなどをとる。

《昼食》・ 昼食は通常通りに食べる。でも、肉や油っぽい料理は控え目にする。
  
《夕食》・ 夕食も通常通りに。ただし、腹八分目にする。




というわけで、次回からはこの、アーマ・パーチャナーの時に使える、
普段私がよく作る簡単な野菜スープなどのレシピもご紹介していきますね!