女性の働き方 | シングルマザー 自立への道

シングルマザー 自立への道

一般社団法人日本シングルマザー支援協会代表理事
シングルマザーサポート株式会社
江成道子


女性が働くと言う事は何故か大変だったりする。




何故なのでしょう?




家庭との両立や家族の協力、子供の成長などの自分の事ではない事を沢山抱えているからでしょうね。




でも一度仕事を始めたら男性と同じ様に責任がある、それを「旦那が~」とか「子供が~」と言って許されるはずもなく・・・




実はそんな風に「旦那が~」とか「子供が~」を理由に仕事を疎かにする女性がいたとして、それに反感を覚えるのは女性の方なのかもしれません。




一度会社の上司に聞いた事があります。




入社してすぐに「出張は旦那がいるので出来ません」「土日は旦那が居るので出られません」という方がいました。私は「選ぶ仕事を間違えたのでは?」と思いましたが、男性の上司は「仕方ないね、女性だから」と言いました。




それが何となく悔しくて上司に言いました。「○○さんはそういう理由で出張を断わりますか?」と。即答で「断わらないよ」と。「ならば女性だから仕方ないは偏見です。それでもやる人はやりますから」と私。




上司とは言っても普段からふざけた話も出来、言いたい事を言いあえる方なのでこんな会話が出来るんですが、まだまだ仕事の権限は男性がある企業が多い中、その方々がこう考えていると女性は出世もしにくいのかな?と思ってしまったりします。




この上司のこの発言は優しさからきたものです。普段の仕事の中で女性に偏見を持ったりしている態度を取ったりは決してないです。会社全体としてもそれはないんです。




私も子供が大きくなったから出来る事が沢山あります。




働く事を選んだから、子供には淋しい思いを沢山させてます。それは事実です。




かなり時代は進んでいるので、女性が先頭に立って会社を作り、女性の働きやすさを追求されている方が山ほどいます。素晴らしい事ですね。尊敬します。




だからこそ、私たちが環境に合った中での仕事を探し、ワークバランスを保ち、生き生きと働く事が大切なのだと感じます。




事情はそれぞれ、これは男女問わずそうですね。




私も40才を過ぎ、未熟な人生を振り返りながら反省を踏まえて前に進みます。




今はコーチを付けて更に自分らしさを引き出し、経験を積んで行きたいと思っています。




30半ばの頃、まだまだ不安でいっぱいで必死に働いていた時に人生の先輩である18才上の女性の友達に言われた言葉があります。




「男性みたいに働きゃなきゃって肩に力入れて頑張ってるのは分かるけど、女性なんだから女性らしさは忘れちゃ可愛くないよ。笑顔を忘れないでね」




この何気ない言葉、私に響いたのはしばらく経ってからでした。受け止める余裕もなかったのかな。




無理なく、自然体で働く、そしてせっかく女性として産まれてきたのだから女性らしさを大切にする。忘れていた事をおもいださせてもらえました。




とても感謝しています。





シングルマザーと5人姉妹のハッピーライフ