9月のワークショップ『tea journey 』も、
お陰さまで穏やかな時間とともに過ぎてゆきました。
今回は、遠くスイスから帰郷に合わせて受講してくださった方や、
神戸からいらしてくださった方などもいて、
遠く離れていても、ご縁のある方とは引き合わされるのだなと
嬉しく感じながら同じ時間を過ごしていました。
初めていらっしゃる方だけでなく、
何度も顔を見せてくださる方も徐々に増えてきて、
『反復』も嬉しく思います。
茶道に親しむのに、やはり一番大切なことは反復だからです。
ところで不思議なことに、ワークショップが始まると
いつも私一人で話しているような気がしません。
もう一人の私が傍らで、
「へぇ。そんなことも話すんだね」
なんて思っていたりします。
誰かに応援されているような気がして仕方ありません。
もちろん、毎回来てくださる皆さんからも
ものすごく強いエネルギーをいただいています。
そして実は私も楽しみにしているのが、お菓子。
スタッフの和泉ちゃんが、毎回美味しいお菓子を探して
調達してきてくれます!
こういう細やかな心配り、まさに茶の湯で大切な
「おもてなし」なわけです。
素敵なスタッフに恵まれて、とても幸せです。
毎回、『盆点て』の点前を間近で見ていただきます。
最終的に、ここまで覚えることができたら
ご自宅で簡単にお客様を茶の湯でもてなすことができますよ♪
皆さん熱心にお茶を点てる練習。
キレイに泡を立てることが難しいという声をよく聞きます。
確かに最初からうまくはできないかもしれませんが
やはり、練習あるのみです(^-^)/
『tea journey』は、作法にとらわれずに心の調和をはかることに
重点を置いた、テーブルで楽しむお茶のワークショップです。
心の調和をはかる手段のひとつとして、
私が日々の中で心に響いた言葉などを
皆さんとシェアしたりもします。
茶室には床というスペースがあり、
そこには花が活けられ軸が掛けられているわけですが、
その軸にどんなこと(もの)が書かれている(描かれている)のか
心の中に落とし込んでゆくことも、茶の湯の楽しみのひとつです。
カジュアルな形で行っていますから、軸などがないわけですが、
その分言葉を朗読するなどして、心の調和をはかっています。
今回は、偉大なるヨギー『ババジ』の言葉を選びました。
そして、突然ではありましたが
いつも連絡をくれるかわいい後輩・安藤幸代 ちゃんに
朗読をお願いしちゃいました。
ワークショップを受講してくれたのです。
スペシャルですね♪
準備していない、素の心のままの朗読は
とっても心に響きます。
安ちゃん 、どうもありがとう!
初めてお茶を点てた方も多かったようですが、
自分の為に点てるのではなく、
お互いに前の人の為に点てていただきます。
心をこめることの大切さを知ってもらいたいからです。
初対面の場合がほとんどですが、
一服のお茶を通して、なんとも言えない
ほっこりとした空気が生まれるんですよ。
「美味しかったです。」
「ほんとに!」
なんて声が漏れてくると、本当に嬉しくなります。
10月も既に満員となっていますが、
11月、12月も開催予定なので、
ブログのチェックをお願いしますね♪