私の写真の世界は
一人称から二人称…そして三人称へ
📷一人称から始まった写活
写真を撮り始めたころは、
ただ綺麗に撮れることでワクワクしていました。
2年ほどのiPadでの撮影から始まり、
コンパクトデジカメを経て
フルサイズ一眼レフで撮影をするようになって、
その描写の力にすっかりハマり、
天気のいい夜勤明けにはカメラを持って
放浪の旅に出ることもしばしばでした。
花を撮る時の背景の玉ボケ、
海での夕焼けのグラデーション、
長時間露光での繊細な夜景の光...
ファインダーを覗きながらの
ワクワクの写活。
けれど、そんな思い付きで急に行く写活に
なかなか一緒に来てくれる人は居ませんでした。
この時の私の写真はまさに「一人称の世界」
けれど、95%はソロ写活だった私に転機が訪れました。
2020年夏に、
丸山嘉嗣さんの写心入門講座を受講したのです。
📷仲間と共に見つけた、更なる写真の楽しさ
(講座同期のメンバー達と共に新宿御苑での撮影会 photo by 上田佐保さん)
受講者は全て女性、
大部分がエネルギッシュな起業女子。
今まで居た世界とは全く違う、
ポジティブなコミュニティが
そこには有りました。
そこで私は今までとは違った
仲間を得ることが出来たのです。
夏からの写活は、
ほとんどが仲間と一緒に行くことになりました。
「可愛いね~綺麗だね~」と笑いながら撮った、秋の里山ガーデンのコスモス
(2020年9月撮影)
「こんな綺麗な空見たことがない」
と息をのんで撮った逗子マリーナのマジックアワー
(2020年11月撮影)
「玉ボケが可愛くて、シャッター止まらない」と
ワクワクしながら撮った
江の島のキャンドルイベント
(2021年1月撮影)
仲間と撮ると、楽しさもワクワクも
二倍にも三倍にもなりました。
その時の写活それぞれが、大切な思い出です。
この頃から私の写真は「二人称の世界」に変わっていきました。
📷いつの間にか広がった写真の世界は
三人称の世界へ
仲間との写活で
写真への熱量が上がった秋ごろから、
instagramでの発信への反響が
大きくなり始めました。
いいね!やリーチ数が増えたのはもちろん、
コメントも増えてきました。
「こんな綺麗なみなとみらいを初めて見ました」
「自分も同じように撮ってみて、自分の中で一番の写真が撮れました!」
会ったこともない人からの誉め言葉に、
最初は戸惑いましたが
私もたくさん勇気づけられました。
そんな勇気づけをもらいながら、
私なりに発信を続けていたら
初めてのフォトコン入選通知が届いたのです。
掲載誌は医療従事者向けの月刊誌
大塚薬報(出版元は大塚製薬)12月号です。
入選作は写心入門講座の同期の
ジュエリーデザイナー
岩田アキちゃんがモデルのポートレートでした。
題名「東京カメラ散歩」 モデル:岩田アキさん
アキちゃんは「雑誌に掲載されるなんて、
本当にうれしい!お母さんも喜んでくれているよ~」と、とても喜んでくれました。
お母さんまで喜んでくれるなんて、写真の力ってすごいなと実感した大切なエピソードです。
更に、2020年11月には藤沢市より
「市制80周年記念instagram写真展」入選のお知らせが届いたのです。
私にとって初のプリントでの展示となりました。
2021年の1月より3月まで、藤沢市役所に80名のinstagramのお仲間と一緒に展示されました。
(photo by 松岡由紀子さん)
私の入選作品はまさにカメラ仲間と一緒に行った、
江の島キャンドルイベントでの
マジックアワーでの1枚です。
そして、彼女と一緒に藤沢市役所でその展示パネルを見た時に、「私の写真でまだ会ったこともない誰かの心を動かすような、そんなことが起こり始めている」と改めて気付いたのです。
私の写真の世界はいつのまにか、
第三者にも影響を与えるような
「三人称の世界」に変わっていたのです。
(2020年10月撮影)
私が写真を始めたばかりのころ、
暇さえあればInstagramを見続けていました。
それらの写真を見ることで、
ある時には大変な現実からの気分転換をしたり、
ほっとしたり、感動したり..
.私はひたすら受け取る側で、
たくさんの勇気を貰いました。
こんな不安定な世の中だからこそ、
私の写真から身近にある美しいものに気付き
元気が出る人が居たら嬉しい。
それは私が一貫して思っていることです。
「一人称から二人称、そして三人称」へ変わっていった、私の写真の世界
私の密かな挑戦は、まだまだ続いていきます。