かなり辛い事を書いています。

同じような境遇の方は心して読んでください。

 

 

 

 

 

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どうみても呼吸が静かになってきて、

どうみても意識がなくなってきている。

 

でも、白血病だからか、そんな状態になっても

医者が必死に延命処置を施す事は無かった。

 

私はずっと泣いて泣いて

「置いていかないで」

「一緒に家に帰ろうよ!」

「もっと一緒にいたいよ!」って

言うような事をずっと叫んでいた。

 

そして、看護師さんから

「呼びたい人がいればいまのうちに・・」

と言われたので、夫のお父さんと

私の母親に電話した。

 

そして、義妹が

「お母さんくるまで頑張って!

息吸って!!!!」と言ったら

夫は2回ほど深い息を吸った。

 

ドラマでしか聞いたことのない

「ピピピピピ」が響き渡っていた。

私は泣き叫ぶ事しか出来なかった。

 

夫は涙を流していた。

無念だっただろう。

まさかこんな事になるとは

本人も夢にも思っていなかったはずだ。

 

私はずっと泣き叫んでいたので、

夫がいつ息を引き取ったか

正確には分からない。

気づいたら止まっていた。

その止まったタイミングに夫の親は

間に合わなかった。

 

息を引き取ったほんの十数分後に義両親が来た。

義母が泣き叫んだ時には反応は無かった。

夫の両親が到着してすぐに

医者が来て、瞳孔の確認をして、

今の時刻で死亡と言う事にしますと言われた。

 

2021年12月30日 19:04 

夫の死亡が確定した