田舎は桃源郷ではなく現実世界。田舎暮らしを薦める媒体にモヤること…。 | 都会育ちが田舎に移住し鶏飼いになった           30代女子の日誌@山形

都会育ちが田舎に移住し鶏飼いになった           30代女子の日誌@山形

~都会から山奥へ移住。養鶏のこと、都会と田舎の違いなど自分の想いを綴ります~

 

 

田舎は野菜が貰えるから食費がかからないし

家賃が安いから都会と比べて支出が少ない。

 

田んぼや畑、山や川もあり

自然いっぱいで子育てには最高な環境。

 

のんびり楽しい田舎生活送れます!

 

な神話は鵜呑みにしちゃいけないと思う。

 

 

田舎に住んだら

必ず野菜を貰えるわけではないですし

アパートを借りるにしてもそこまで安くはない。

都会と比べるとほんの少し安いかな?ぐらいだと思う。

空き家があってもすんなり貸してくれるところは稀だと思います。

 

 

田舎での生活にかかる支出って

都会とそんなに変わらない。

むしろそれ以上にかかる気もする。

 

光熱費は都会より割高ですし

車は1人1台必須ですのでその維持費。

田舎度が上がるにつれ、

上下水道が整備されてないところが

ほとんどだと思うので一軒家だと

浄化槽の維持費。

 

雪国だと雪対策にかかるお金が上乗せされます。

離島だと日用品も割高かと思いますし

本土に行く交通費もかかるでしょう。

 

これだけお金がかかるのに

お給料は都会より低いところが多いかと…。

 

 

仕事に関しては、

以前ほど”仕事が無い”という

状況ではないように感じるので

選ばなければ就くことは出来ると思う。

 

 

自然豊かなことは間違いないですが

過疎地になれば周りに同年代の子供が

いないという状況になる確率も高くなるので

いろんな子たちと一緒に遊ぶという機会が

なかなか持てなくなってしまうかもしれない。

 

こればっかりはいいのか悪いのか

その子の性格にもよると思うので

何とも言えませんが…。

 

 

 

田舎では都会にいると

あまり経験する事の無い

地域や集落での共同作業や集まりが多いし

消防団やら青年団やらなんちゃら会やら

いろいろあったりするので

のんびりなんてしていられない。

 

 

テレビや雑誌などでの紹介のされ方は

やはり良いところしか表に出さない。

 

田舎暮らしに限らず何でもそうですけども。

 

 

 

田舎と言っても千差万別。

 

 

車で1時間も走れば

都心に出られる田舎もあれば

山奥の僻地みたいなど田舎もある。

 

寒さ厳しい北国なのか

太陽がじゃんじゃか照りつける

南の地域なのか。

 

住む土地の気象条件などによっても

雰囲気や暮らし方は全然違う。

 

 

そして単身なのか家族と一緒なのか

Uターンでご主人か奥さんの実家で同居するのか。

農業をやりたくて移住するのか。

 

家族構成、移住スタイル、

どの程度の田舎に住むのかによっても

かかるお金も生活サイクルものんびりさ加減も変わってくる。

 

 

都会から田舎に移り住んだ自分が思うのは

田舎暮らし絶賛本に書かれているような

パラダイス感は感じないし、悠々自適な

のんびり暮らしなんて夢か幻かと思う。

 

 

実際にそんなんだったら

田舎に住む人はもっといるはずでしょうし

そもそも過疎なんて起こりえない。

 

 

そんな桃源郷は存在しない。

 

 

地域によって

閉鎖性があったり田舎特有のしがらみが

あったりということはあると思うけども

 

その土地で働いている人がいる。

生活している人がいる。

 

生活するシチュエーションが

ビルの多い都会なのか

自然が多い田舎なのか

 

大まかなスペックの違いでしかないのだと思う。

 

 

「雪景色がキレイだなー」て思ったり

「野菜や果物貰って嬉しいなー」てほっこりしたり

 

そういうことって普段の日常生活を

送る中で淡々と味わえることなんだと思う。

 

都会に住んでて仕事終わりに友達と

食べに行ったお店がオシャレでよかったな~

て普通の生活を送る中で思うのと

同じなんじゃないかと思います。

 

 

よく「都会は冷たい」とか

「人との関りが薄い」とか

言われていたりしますけども

本当にそうなの?

 

普通に生活していれば人と関わらずに

いることはたぶん無いと思うし、

誰かの優しさや親切に触れることは

都会に住んでいたって

たくさんの機会があるはずです。

 

それらを感じることが出来なくて

というよりかは感じようともしないのに

田舎に行けば優しくしてくれる、

親切に触れられると思っている人は

田舎に住んだとしてもそれらを感じる事は

難しいんじゃないかと思います。

 

そういうのって与えられるものじゃなくて

自分自身で感じることだと思うので。

 

私は都会で生まれ育ちましたが

優しい人はいっぱいいたし

人と関わらず生活していると

感じたことは一度もない。

 

田舎の方が都会よりも

地域の人同士の繋がりが濃い部分は

確かにあると思うけども、

今住んでる集落でも年に数回しか

顔を合わせる機会がない人もいる。

そこにずっと住んでる人同士でも

1年に1~2度しか会うことがない

ということもあるそうです。

 

 

巷に溢れている田舎暮らしや移住に関する

メディアで多く目にするような

 

”ストレスフリーな田舎暮らし”

”自然に囲まれのんびりライフ”などの文言は

美化されていると思っておいた方がよいかと思います。

 

 

田舎だけでなく都会でも外国でも

言える事だと思いますが

 

その地の風習や慣習、気候などに

自身が合うか合わないか、

というのはあると思う。

 

受け入れようとしても合わないものは

それはもう仕方ない。

 

そういう場合は無理をすると

鬱になったりしてしまう可能性もあるので

その場を離れることを選択肢に入れた方が

よい場合もあると思います。

 

 

田舎に移住すれば必ずサイコーな暮らしが

送れるわけでは決してない。

 

そこでの暮らしが楽しいものになるのかどうかは

自分自身が積極的に楽しめるかどうか

なのだと思います。

 

 

テレビや本などメディアを介して

田舎暮らしをススメる場合、

いいところだけではなく悪いところや

現実的な問題も伝えたうえで

 

”こなこともありますけど

 あなた自身の捉え方で

 田舎暮らし楽しめますよ”

 

と呼びかける方がよいのではないのかな?

と思います。