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~金環日食をテーマに~
四条に唯一残る町家、京都四条町家で開催しました。
この二階が会場です。
まずは、宇宙物理学(太陽物理学)を専門とされている京都大学磯部先生 より5/21におこる「金環日食」についてプチ講座をしていただきました。
宇宙の音を聴いたり、太陽と月と地球の大きさや月との距離のお話などはとても興味深かったです。
このお話を元に、イメージを膨らませ書とにおい袋をつくります。
寸松庵色紙に金環日食をイメージした「金環日食書」。
象形文字で「日」を淡墨を使って書きます。
「日」は、まるかいて、ちょん!
せーの!でみんなで一緒に書きました。
月は満ち欠けするので、象形文字の「月」は、「日」と違って欠けています。
「日」に「月」が重なって、少し「日」がはみ出ているので「金環日食書」というわけです☆
そして、最後に。
磯部先生に教わったピンホールによる日食観察
をヒントに厚紙に爪楊枝を使って好きなカタチに穴を開けます。
厚紙をかざすと、木漏れ日をつくることができます。
5/21金環日食当日に、これをするピンホールの丸い木漏れ日が太陽が欠けてゆくにつれ、こちらも欠けていきます。各自みなさんがつくった書作品と日食のコラボレーションを楽しめます。
当日をお楽しみに!
さて、今度は匂い袋づくりです。
香司の松下さん から、各種香料の説明を受けながらすべてくんくんと嗅ぎます。
そして香料を匙に6杯分選んでシェイカーに入れ混ぜます。
みなさんの作品。
和文化を愉しむことを通して、金環日食にご興味を持っていただき、
当日を楽しみにしていただけると嬉しいです。
いらしてくださった皆様、ありがとうございました。
書をいかに正しく上手く書くかということよりも、
書を通して様々なことを愉しんでいただくお手伝いができればと思っています。