​妊娠したタイミング



私は体外受精で

去年の4月に妊娠したのですが


不妊治療中は

うまくいかない事が多くありました


タイミング法を頑張っていたのに

ほぼ排卵出来ていない事が

だいぶ後になってからわかったり


人工のタイミングを待って

何度もやり直しになってしまったり


移植しようとしても

注射期間が何度も延びたり


その間にもレスになったり

喧嘩したり、離婚を考えたり、と


きっと治療あるあるなのでしょうが

その度に凹んでいました


治療は今年いっぱいで終わりにしよう

そんな風に考えていた頃


奇跡的に妊娠でき

出産までたどり着く事が出来ました


おかげで今

母親業務を満喫できている


治療は長くかかってしまったけれど


結論、今で良かった

そんな風に思うことが凄く多かった


夫婦として沢山向き合ってきたから

今の私たちが居るわけだし


2人の時間も満喫できた


コロナ禍を過ぎていたから

立ち会い出産を選択する事が出来たし


沢山の人に抱っこしてもらえている


経済的にも結婚した当初より

格段に安定しているし


去年、義姉家族が

転勤先から帰ってくることができた


今だからこそ

義両親ともある程度遠慮なく

接する事ができる


入籍前から治療をしていたけれど


フォト婚も

新婚旅行も楽しめたし


家を購入したり、車を買い替えたり


じゅうぶんすぎるほど

必要なことは全部できていた


すぐに妊娠できていたら

夫は今の考え方では無かったし


きっと

夫婦としてうまくいかなかったと思う


環境も整ってはいなかっただろうし


今ほど息子にお金をかけることも

出来なかったかもしれない


義姉は娘が2人いて

現在、中1と小4なのだけれど


出会った頃は

上の子がまだ幼稚園児だった


すぐに妊娠できていたとしたら

転勤で離れていたから


年は近かったけれど

今ほどは会えなかっただろうし


女の子2人とウチが男の子1人だから

そこまで仲良くなかったかも


なんて思ったりもする


今はよく会いにきてくれて

ミルクを作ったり、飲ませてくれる


オムツをかえる時

ウエットを用意してくれたり

片付けをしてくれる


すっかりお姉さんになった

姪たちを見ていると


息子は唯一のいとこが

近くに戻ってくるタイミングを


待っていたのかもしれないな

なんて思ったりする


年齢や性別はいとこには

関係ないのかもしれないけれど


姪たちにいとこを会わせてあげられて

本当に良かったって思える


長くかかっちゃったけれど

きっと人それぞれタイミングはあって


私たち夫婦の場合は

今がベストタイミングだったのだと

胸を張って言えるから


決して短くなかった数年間は

意味があったのだと

前向きに思えるようになった


先が見えなかった治療だけれど

諦めなくて良かった