翌日先生から検査結果について話があると言われて、主人と一緒に病室で待っていた。
どんな病気なのか、何でこんなに色んな検査が必要なのか…。
頭蓋骨の痛み、
首の痛み、
首が倒せない、
首が回せない、
検索ワードに幼児という言葉とともに入れてもこれという病名は出てこない。
だからより怖かった。
看護師さんに呼ばれて、面談室に入った。
整形外科の担当の先生が二人いて、コンピューターで画像を開いていた。
MRI、CT、骨シンチ検査の結果ですが…
息子さんは
「ランゲルハンス細胞組織球症」
の可能性が高いと思います。
・・・・・・・・・ん?
ランゲルハンス
なんじゃそりゃ??
みたこともきいたこともない病名に、ぽかーんとなってしまった私。
この病気はランゲルハンス細胞が何かのきっかけで異常発生して、骨または臓器を溶かす病気なのだと。
そして息子の場合はそれらしきものが頭蓋骨に出ている。全身の骨は骨シンチ検査で確認済みなので今のところ頭蓋骨の一ヶ所の病変(出来物やおかしいところを病変と呼ぶみたいだ)だけらしい。
この病気は不思議なことに痛みが少しずつ弱くなって自然治癒する場合も多くあるらしい。
怖いようで、そのまま治るなら安心だと少しほっとした。
「臓器にも病変がないかどうか全身のMRIとCTの検査を来週とりたいと思います。」
病変が一ヶ所か二ヶ所以上かで、治療法も変わるとのことだった。
とにかく死んじゃうかもしれない病気ではないこと、時間はかかっても元気な息子にいつか戻れるということがわかったのでよかった。
息子は週末だけ退院させるか悩んだが、病院の方から点滴の穴は月曜の検査でまた使うのでそのまま繋いでおきたいので、外出だけにしてください。と言われてしまい、土日は10時〰20時までの外出のみとなった。