荒川区立大門小学校にいごいご!に行ってまいりました。

 

 

関東地方はお昼過ぎから雨が降り出し、大門小学校へ向かう頃にはばっちり降られました。

都電荒川線、町屋二丁目停留所から小学校まで、車軸を流すような雨とはまさにこのこと。

傘は差しても差さなくてもあんまり関係ない。

 

校庭は湿原のようになっています。

 

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雨が降ると校庭に出て外遊びができないので、にこにこすくーる(放課後スクール)の子どもたちはみんな室内遊びです。

いつもはいごいご!の子どもたちだけでほぼ占有している遊び部屋に、高学年男子が大勢きていました。

からだが大きくて、声が大きくて、動きが速くて、人数の倍か三倍くらい存在感があります。

 

にこにこすくーるの先生は、「今日は騒がしくって申し訳ありません」と盛んに恐縮してくださいましたが、こういう機会は実は嬉しいです。

 

囲碁をやっているよ、と声をかけられても、外で友だちとからだを動かして遊ぶ方が魅力的で、覗いてみることもしなかった子どもたちが、中には加わらなくても、他の子が囲碁で遊んでいる様子を目にすることができるからです。

 

小さい子たちが遊んでるな、(いごいご!に来てくれる子は低学年が圧倒的に多い)と、思うのか、すぐには入ってきてくれませんけど、ちょっと照れ臭いのかなとも思いますけど、なんだかおもしろそうと少しでも思ってくれれば、きっかけさえあればやってみてくれるかなと思います。

 

オセロや将棋を楽しくできる子なら、囲碁もきっと楽しめます。

 

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りくのらが初めての子に遊び方を教えてる間、遊び方がわかってる上級生は友だち同士でいごいご!しています。

 

おいしそうなグミみたいなガラス碁石は半透明なので、ななろのごの碁盤のにんじんの上に置くと、にんじんが透けて見えます。

そのせいかな、置いてある石が全然ずれていないのは。

 

 

赤馬が一匹、アタリになっています。

次に黄緑馬に逃げ道をふさがれると取られてしまう状態です。

 

「この馬取ろうとしてるでしょ?」 と聞くと、

「あ~そこ置かないで~、逃げないで~」 と懇願してきます。

 

 

逃げ道を全部囲んだら取れる、の感覚をつかんでもらうために、いっぱいポン抜きしてみてもらっています。

 

子どもに(おとなにでも)囲碁を教えるときに、ポン抜きの石取りから教えるやり方と、陣地を作るやり方から教えるやり方の二通り、流派があるように思います。

 

ポン抜きの石取りから教えると、石を取ることばかりに意識が行っちゃって大局観ができにくい、と考える先生もいらっしゃいます。

石取りゲームは囲碁じゃない、とおっしゃる先生も。

 

一理あるな、とは思いますが、石を取ることにばかり意識が行っちゃうほど、石を取るのはおもしろい、とも言える。

 

いごいご!では、限られた短い時間に、楽しく遊んでもらって、囲碁ってなんだかおもしろいぞ、と思ってもらうのがゴールですから、正統派の囲碁にまで届いてなくてもいいじゃん、と思っています。

 

石取りゲームじゃだめ、と言う人は、ハサミ将棋じゃだめ、と言うのと同じかも。

 

 

ひとつの石を四方向ふさいで、ひとつ取り上げるポン抜きはわかりやすいのですが、こういう風に ↑ 複数の石が囲める、囲まれているのがわかるのは、次の段階になります。

 

上手に囲めて取れた馬がいるよ! と教えても、慣れないとどれのことだかわかりません。

 

碁盤のへりは囲まなくてもよい(逃げ道がないから)というのも、わかりにくい原因かもしれません。

 

だけどすぐに見えるようになるから大丈夫。

 

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にこにこすくーるの先生と対局中です。

にこにこすくーるの先生は、大騒ぎしている高学年男子を譴責するためしばしお留守です。

待っている子は盤面をじいっと見て考えています。

 

 

子ども同士で、先に5つ取ったら勝ち、の遊びをしています。

次は赤の番。

 

「先生、教えないでね!」 と言われました。

子ども同士で真剣にやっている時には絶対に口出ししません。

 

勝てて大喜びしている子には、

「ありがとうございましたって言うんだよ。」と教えます。

勝って嬉しいですから、すぐに「ありがとうございました。」が言えます。

「ありがとう」と言って貰えると、負けちゃった方の子もちょっと元気になります。

そしたらふたりでシールを貼りに行きます。

 

 

子どもは碁盤が斜めに置いてあっても気にしないみたいですね。

どこぞの将棋が強い姉妹もこんなでしたね。

 

 

りくのら(赤)と子どもの対局です。

 

逃げても取られるシチョウの手筋を教えています。

 

赤馬が逃げていく方向をよく見て、通せんぼするんだよ。

 

ななろのごの駒には馬の絵が描いてあるので、どっちに向かって逃げたいかを示すことができます。

 

 

碁盤のはしは崖っぷちなので、そこより先には逃げられません。

右下の赤馬5匹は全部取られた。

 

ななろのごの駒に描いてある馬の向きは、「この馬を狙っているよ」と教えるときにも役に立ちます。

 

 

この黄緑の馬(りくのら)を全部取りたい。

あとここと、ここと、ここと、ここと...全部置いたら取れるんじゃない?

 

と考えているんですが、全部囲む前に自分の石が取られてしまいます。

つまりこれが「眼」というやつです。

 

 

ダメだ、いくら置いても取られちゃう!

 

とわかります。

こうやって実戦で、置いてもやがて取られてしまうところや、いくら続けて置いても絶対に取れない(つまり二眼がある)石があることがわかってきます。

 

上の写真のようになって、黄緑の馬はどうやっても取れないことがわかって、じゃあもう置きたいところがないよ、となったら終局です。

 

囲んだ馬の中にあるニンジンの数と、取った馬の数を足して、その合計で勝ち負けを決めます。

これが囲んだ陣地の広さを競う本式の囲碁にレベルアップしたところです。

 

つまり、石取りゲームから始めても、ちゃんと陣地を競う囲碁になっていくということです。

 

 

よんろのご(四路盤)も人気があります。

一局がすぐに決着するところがいいみたい。

 

四路盤だと碁盤が極小なので、必然的に石取りゲームになりますね。

 

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朝ごはんに手作りの肉まんを食べたんだそうです。

皮も餡も手作りですごく美味しいんだって!

 

 

乗馬を習っているの、と前回教えてくれた子に、馬のカードをおみやげに持っていきました。

何色の馬に乗っているか聞かなかったので、色を塗らないで差し上げたら、こういう色、ときれいに塗って見せてくれました。

栗毛の馬なんだね。

 

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いごいご!が終了すると、子どもたちはいごいごチャレンジ帖をかごに入れて帰ります。

次に続きをするためです。

 

 

残って後片付けを手伝ってくれる子もいます。

おやつの時間(学童クラブの子はおやつがあります)を待ったして手伝ってくれている。

嬉しい。

 

 

いごいごトランクにしまえるように、テーブルから碁石と碁盤を集めてくれました。

 

 

カラー碁石をブレンドされたぞ。

 

 

帰りには雨は上がっていました。

校庭は湿原から稍重(ややおも)に状態が変わっていました。

水はけがいいんだなあ。

 

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いごいご! というのは、荒川区立小学校の放課後スクールでやっている

小さな碁盤と色のきれいな碁石を使った囲碁遊びのことです。

これまでの いごいご! の活動の様子は こちら リンク からどうぞ にこハート

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 えんぴつ りくのら朝学習プリント えんぴつ 

 

今までのりくのら朝学習プリントをダウンロードできます。

No.1 ~ 99 はこちらのページからどうぞ リンク

No.100 ~ はこちらのページからどうぞ リンク

 

No.140 長さを測ろう リンク  ( ものさし、帳面、えもんかけ )

No,141 思い出して描こう リンク  ( 小学校の周年行事 )

No.142 お話を作ろう  リンク ( プールで金魚すくい )

No.143 動作の言葉 リンク  ( ヴィトゲンシュタインの言葉 )

No.144 定規を使わずに リンク  ( しっぽの赤リボン、たてがみの三つ編み )

No.145 いろんな食べ方  リンク ( ハインラインは猫が好き )

No.146 数のイメージ  リンク ( 数には色がついている? )

No.147 手を描こう リンク  ( 恐怖を知らない人たちが発見された )

No.148 ご飯とパン リンク  ( ベジマイトとヌッテラ )

No.149 色のイメージ リンク  ( 共感覚 )

 

No.150 遊び方を教えて  リンク ( 家庭学習はのんびりやろう )

No.151 何をしまっておこうか  リンク ( 小学生の机の中には )

No,152 おいしそうなパフェ リンク  ( HTML文字数制限との戦い )

 

 

 

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