今再び、半目勝負の棋譜に挑戦
なにが挑戦なのかと言いますと、棋譜を見てその通りに並べても、
整地してみるとなかなか半目差にならないからです。
碁本棚から引っぱり出してきたこのちっちゃい棋譜。
日本棋院の月刊誌 碁ワールド 2008年の付録です。
その頃はりくのらはまだ囲碁をやってなかったと思います。
なぜこの付録があるかと考えてみますと、
囲碁大会の参加者へのプレゼントとして、大会の運営に携わる方が
自分が使わなくなった囲碁の本や雑誌や付録を寄付することがよくあり、
どこかの大会で貰ってきたんじゃないかと思います。
時々、大層な定石事典とか布石事典なんかが提供されていることもあり、
すごい でももう要らないのかなあ…
と思ったりします。
いつの日かりくのらも、溜りに溜まった碁本の山をどこかの会に寄付する日が来るのでしょうか…
藤沢秀行棋聖 と 加藤正夫本因坊の対局。
終局が済んだ対局室の写真が載っています。
高坏に山盛りのみかんが置いてあります。
その奥に置いてある丸いものがなんだか気になります。
メロンかなあ… まさかなあ…
なんと一発で半目勝負の棋譜並べを制覇
( 多分コウがあんまりなかったから )
引き続き制覇
いいぞ、いいぞ。
整地の形は毎回気分で変わります。
ところで教室で級位者の生徒さんと対局していると、
自分の石が生きているのか、死んでしまいそうなのか心配でたまらない
という方が多いものです。
それがりくのらが拝見すると
「 3回手を抜いても生きてるよ! 」
「 むしろ隣の白が殺されそうで怖いよ! 」
だったりするわけですが、
怖いと感じるかどうかは打っている人の棋力と性格によるので、ある程度は仕方がない。
なんてえらそうに考えていたところ、
ええっと、この左辺の白石 ↓ は大丈夫なんですかね?
すぐそばに黒石が来たのに、白さん別の方から打ってますけど…
と、棋譜を並べながら心配でたまりません。
え、まさか捨てちゃうの?
それともなんとかなるの?
あっさりと中央の白石とつながりました。
つまり強い方から見たら、えらそうなことを書いてるりくのらだって、
すっごい生きてる石の身の上を心配して手を入れたりしてるってことさ
そしてこの対局は、この局面あたりから半目をめぐるヨセ勝負に入るわけです。
へええ、ここから半目をねえ。
ヨセの手順がたくさん出てくるので並べていて楽しい棋譜でした。
161/1000局です。