やっぱり裁判は終わらない | 国際結婚の行く末: 在アメリカ 国際離婚とハーグ条約

国際結婚の行く末: 在アメリカ 国際離婚とハーグ条約

国際結婚をする前に、国際離婚についての知識があればよかったと思います。あったら、してなかった。

ブラジルからアメリカに帰ってきた男の子の話題を前に書きました。

ブラジルの家族は、アメリカ人の父親に男の子を会わせませんでした。


今度は逆のことが起こっています。

アメリカ人の父親は、ブラジルの家族がアメリカまで来て会いに来たのにもかかわらずあわせません。

電話さえもないそうです。



今まで裁判の舞台はブラジルでした。

今度はアメリカで始まりました。


裁判が終わらない。


無視をしたら、裁判に負けるので応戦しなくてはならない。



スカイプもある世の中なのに、どうしてそれぐらいしないのだろうか、と思う。


とある人のコメントには、「祖父母が孫に会う権利というものは、法律として明記されていない。だから、裁判所が会わせなさいというような判決はださない。法律上は、会う必要がない。」


子供が会いたくても?法律にないから。会わせなくてもよい。


裁判は、続きます。

日本がハーグに入ろうが入らないだろうが同じでしょうね。このように子供が18歳になるまで裁判が続くのでしょう。






アメリカでは、「家庭裁判所があるから、父親(または母親)と子供は引き離された」、といわれることもあります。

「家庭裁判所をなくせ!政府が夫婦の問題に入るのは、共産主義的だ!」とか。

「子供は家庭裁判所の犠牲者だ」とか。

確かに、そうといえばそうですよね。裁判所命令で、子供のスケジュールなり髪の毛を切るか切らないかも、決めるわけですから。



裁判をせずに離婚できるのであれば、そのほうがよかったんでしょうか。




http://www.youtube.com/watch?v=ydSP9zvG-BU

このビデオを見て、どう自分は思うか、でしょうね。

これを見て、笑った人は、裁判を有利にすすめて、有利に離婚できた人とか。

これを見て、家庭裁判所なんてなくすべきだ!と思った人は、不利に裁判がはじまり、自分の財産、すべてを取られ、養育費を収入の半分以上払っているような人とか。

これを見て、私はこのような父親になりたくない!と親権や財産を守りはじめ、有利に離婚できるときを狙う人とか。

これを見て、家庭裁判所はなんてひどいんだ!私たちは円満に離婚できてよかった・・・とほっとする人とか。



家庭裁判所なんて、なくすべきだと思う人とか。