【2023シーズンブログ】

 

NO.18 石川真愛

「続ける意味」

 

 

《プロフィール》

学年:3年

学部学科:コミュニティ福祉学部スポーツウエルネス学科

出身校(チーム):浦和西高等学校

ポジション:DF

背番号:13

最近ハマっていること:ヒトカラ🎤、マインスイーパー💣、一人で回らない寿司屋巡り🍣

試合前に聴く曲:New position、with Pride、 BRIGHT ME UP!/DA PUMP

自己PR:

①気まずい空気を作るのが得意なのかもしれません。

②よく目つきが悪いと言われます。

 

 

 

 

 

 

他己紹介:

長いリハビリの中でもサッカーを好きという気持ちとチームへの帰属意識を常に忘れない熱い心の持ち主"いっしー"。

 

走るの許可された!とか来週からアップ一緒に入れる!とか嬉しそうにいつも報告してくれてありがとう。その笑顔の陰にはきっと沢山の痛みや苦悩があるはず。

復帰に向けて一歩ずつ努力を惜しまない姿で勇気を与えるだけでなく、円陣では誰よりも声を出しチームを鼓舞したり、リハビリの後輩を励ましたりと、いっしー自身はチームのために自分は何ができるか、って悩んでいたけど、めちゃくちゃ貢献してくれてるんだよ!まさにいっしーの明るさはチームを救う!

 

 

お酒を飲むと隣の人に抱きついたり、カラオケでは豹変してアイドル並みのパフォーマンスをしたり、意外と?恋多き女だったり、2年目にしてまだいっしーの本当の姿はイマイチ分からないけど、いつもどんなときも明るさと謙虚さと感謝を忘れない魅力溢れるいっしーが大好きだよん

 

 

NG多いからよろしくって言われたけど、いけてる、、?

 

 

国語苦手って本人は言っているけど、いっしーのパッション溢れるブログをぜひ必読ください!!

 

今井菫(3年/法)

 

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すみれ紹介ありがとう!最初他己紹介を読んだ時、涙が出てしまったよ。(涙脆いからという言い訳を添えて)NGはそこまで出していない記憶はありますが…書きにくかったと思う。ありがとう!

 

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お世話になっております。

コミュニティ福祉学部スポーツウエルネス学科3年兼副務の石川真愛です。

 

・はじめに

 関係者のみなさん、日頃より多大なるご支援、ご声援を賜り誠にありがとうございます。今年度は特に、有観客試合が増えたことにより、立教大学体育会サッカー部女子チームが成り立っているという実感が強くなりました。

 今年度は、関東大学女子サッカーリーグ(関カレ)に残留することができました。誠にありがとうございます。

 

 高校時代は、国語の模試で80点代(200点満点中)を出したことがある程、国語!!特に、文章作成は大の苦手です。そのため、拙い文章ではありますが、最後まで読んで頂けると幸いです。 

 身近な人は知っているかもしれませんが、私はネガティブ思考な人間です。暗めな文章ですが、覚悟してください。

 

 

 

 

 

 

 

このブログはできるだけ書きたくなかったです。

なぜならば、1年を振り返りたくなかったからです。

 

 今年度は1度もサッカーのプレーをしていません。ずっとベンチの近くでリハビリをしていました。(もしかしたら1年生は私のプレーを見たことがないかもしれません…)プレーをしていない理由は、膝の怪我によって復帰が遅れているからです。膝の怪我なしには今年度は語れません。

 そのため、まず大学に入ってからの4度(ほぼ3度に近いが…)もの手術経緯を説明してから、今年度の振り返りを書いてみました。

 

 

・手術の経緯

 2022年1月後半に外側半月板を損傷しました。痛みを抱えながらも手術を行わずにプレーをする保存療法を取っていました。しかし、プレー中の痛みに耐えることはできませんでした。そのため、約半年間プレーした後の2022年9月後半に1度目の手術を行いました。半月板縫合術という手術です。

 しかし、その1ヶ月後の2022年10月後半に急に膝が痛くなってしまい全く動けなくなりました。痛すぎて気を失ったこともありました。CRPという炎症値が正常値より約190倍も多かった時がありました。膝の中に菌が入ってしまっている化膿性膝関節炎を発症していました。膝の中にある菌を取り除く手術を行いました。(2度目の手術は緊急手術でした。)

 化膿性膝関節炎を発症した後も右膝を屈曲しようとする(曲げようとする)と、痛みが出てきました。また化膿性膝関節炎を発症するのではないのかというトラウマもありました。痛みが続き、膝を曲げずにいた結果、膝が60度までしか曲がらず、膝が曲がりにくい体になってしまいました。(自転車も漕げない、階段もスムーズに降りられない、体育座りできない…)そのため、2023年2月に、膝の中の硬くなっている要因を取り除く、授動術という手術を行って膝を曲げやすくしてもらいました。3度目の手術です。

 3度手術をしても、手術前の膝の状態にはまだ戻っていません。そのため、今現在もずっとリハビリのみを行っています。

 (4度目の手術は大したことないため、説明は割愛します。)

 ※2回目までの手術の心情は、昨年度の出来事であるため、引退ブログまでお預けとします。

 

 

 

・今シーズンの振り返り 手術&入院

 今シーズンは、3度目の手術と入院からスタートしました。

 2度目の手術以降、膝が曲がらなくなってしまいました。そのため、膝の中から硬くなっている原因を取り除く授動術という手術を行いました。(関節鏡下関節授動術)手術後のリハビリは膝の屈曲や伸展(いわゆる膝の曲げ伸ばし)を行うメニューを行っていました。術後のリハビリは動かなくなっていた膝を動かすため、ずっと痛かったです。リハビリは毎日約4時間もありました。また、リハビリや食事以外の時間は特別な機械を使用して、膝の屈曲や伸展をずっと行っていました。寝たり食べたりする時以外は、ずっとリハビリでした。

 

 私は、手術をしたら、すぐに膝が曲がると思っていました。しかし、術後も膝を曲げることはそう簡単なことではありませんでした。膝が曲がらないのは、筋肉や膝の中が原因など…様々な原因が重なって発症しています。ただ曲がらない一つの要因を取り除いたとしても、大幅に改善はしません。

 手術をしたにも関わらず、一向に成長しない自分を見ると、なんで手術をしたのか、なんでこんなに苦戦しているのかわからなくなりました。終止苦しかったです。誰もいない時には涙が出てきていました。考えることが苦しすぎて、思考が停止してしまい、無気力感が続いた時もありました。

 予定通りにリハビリが進んでいなかったため、気づいたら入院期間が予定よりも伸びていました。(10日間の予定が20日間も入院していました。)

 

 ある日2回目の手術の際に同じ部屋にいた人とリハビリ室でお会いしたことがありました。その人のリハビリのメニューはジャンプの練習などでした。私とはかけ離れたリハビリを行っていました。この時私は、なんで私はここ(膝が曲がらない状態)で立ち止まっているのか考えてしまいました。しかし、考えれば考えるほど嫌な気持ちになっていくだけでした。

 

 

 

 毎日連絡をしてくださったまどかさん(4年・主将/福祉)をはじめとする先輩たちや、定期的に電話や連絡をしてくれた同期には感謝しています。(特にすみれは、泣きながら電話したのに話聞いてくれてありがとうございます!!)

 

 

・今シーズン振り返り 退院後の様子

 

 はやくピッチに戻りたいという一心で必死にリハビリを頑張っていました。しかし、リハビリを行うことで、膝の調子が良くなったとしてもすぐに膝の調子は悪くなります。なかなか調子が良くなることはありませんでした。リハビリを行い、調子が良くなったと思えば、悪化して…逆にリハビリ等何もやらなかった日の方が膝の調子良くて…これは、日常でした。

 その現実が嫌で、オフの日はほとんど毎回、慈恵会医科大学附属病院に行きリハビリをしていました。(週2〜3でしたが数週間前から、週1です。)

 

 膝はまだまだ屈曲しにくい(曲がりにくい)状態ですが、日常生活にほとんど支障は出ません。もし、また完全にプレーをしたいのであれば、もう一度(5度目の)手術をするか聞かれた時期もありました。しかし、屈曲に制限があり、曲がりにくい状態であってもプレーはできないことはないため、復帰に向けて日々リハビリを行っています。今は、動くと違和感があり、上手く身体を動かすことができません。そして、動いた後は膝が硬く、痛くなります。(膝が痛くなることはもう避けられないことらしいです。)それでも、走ること、ドリブルやパスやキックもできるようになりました。しかし、対人練習や練習に混じってのパス練習はできません。ジャンプ動作が左右差なくスムーズに跳ぶことができたとしたら、回し練習に入れるらしいです。(あと〇ヶ月、〇週間で復帰という訳ではないため、復帰が長引いています。)

 

 

 

・今シーズン振り返り メンタル面

 

 ピッチ外でプレーを見て、リハビリをしていると、なぜ私がこんなにプレーができないのか疑問に思い、情けないやるせない気持ちになりました。食欲もだいぶ落ちました。(shock欲?)気づいたら、筋肉の量は大幅に減り、体重は8kgも減っていました。悔しすぎて、しんどすぎて…練習中こっそり(多分他の人は気づいていたと思いますが)泣いてしまった日もありました。

 みんなのプレーを見れば見るほど、レベルは上がっています。しかし、私の筋肉や体力、サッカーのレベルはどんどん下がっています。シーズンのはじめは、はやく復帰して、絶対にスタメンを奪えるような準備をしようと言ったような高いモチベーションがありました。しかし、何試合も何試合もベンチ外で、試合を見ていると、嫌な気持ちになりました。プレーをしたい気持ちと、プレーができない現実とのギャップがあり、そのギャップは、1ヶ月2ヶ月(年単位かもしれません)では埋まらないほど大きかったからです。関カレや、東京都女子サッカーリーグ(都リーグ)の試合を重ねていき、ベンチ外で本部の仕事をこなしていくうちに、スタメンになってやるという選手目線から頑張れと応援するような観戦者の目線に変化していきました。私自身がプレーをして活躍するという考えは微塵も無くなってしまいました。

 気持ちの変化を1番感じたのは、関カレ後期の中央学院大学(中院)との試合での勝利の時です。今まで勝てていなかった相手にはじめて勝つことができて、嬉しかったです。しかし、勝利の瞬間感じたのは「嬉しい」という気持ちではなく、「おめでとう」という第三者的目線での気持ちでした。この気持ちに気づいた時には、このままでは駄目だと感じながらも、どうすれば良いのか分からなくなりました。

 

 

 「声が出る」とよく言われるため、「声」は、私自身の武器だと思っています。しかし、フィジカルや能力と比べれば、正直声は誰でも武器になり得ると思っています。私から「声」という武器を取り除いたら、何が残るのかが分からないです。もしも、何も残らないとするのであれば、

「私が部活にいる意味は何か?」

この疑問はリハビリを行うようになってから、ずっと考えていましたが、簡単に答えが導き出せることはないと思います。だからこそ、常に問い続け、チームのために貢献できるような人間になりたいです。

 

 

 

 

 

 

・感謝の思い

 こんなに暗い思いを抱えていたとしても、ここまで部活でプレーできているのは、ゆきな(3年/文)、まゆこ(3年/スポウエル)、すみれ、まお(3年/観光)、あいみ(3年/スポウエル)、もえ(3年/スポウエル)(名前順で記載)の6人の同期をはじめ先輩や後輩のおかげです。いつも変な絡みをしてしまい、ごめんなさい。本当にありがとうございます。

 ゆうみさん(トレーナー)。いつもいらっしゃる時は膝の様子を見てくれて一緒にリハビリメニューを行ってくださりました。また、普段から連絡をとってくださり、常に心配してくださりました。ありがとうございます。

 水島コーチや川原先生(ふーさん、フィジカルコーチ)や安松先生をはじめとする立教大学体育会サッカー部女子チームに携わっているコーチや先生方、練習を盛り上げて下さったり、膝の心配をしてくださったり…ありがとうございます。

 週に1回以上膝の診察やリハビリをしてくださるだけではなく、メンタル面も心配してくださる東京慈恵会医科大学の先生や看護師のみなさん。膝の様子を時間を割いて診てくださり、リハビリメニューを提示してくださる立教大学の吉田先生、加藤先生。会うたびに膝の様子を心配してくださったり、立教大学体育会サッカー部女子チームを応援してくださったりする立教大学のスポーツウエルネス学科の先生方、ありがとうございます。

 私の心が折れそうになった時に、いつでも電話で話を聞いてくれる高校の友達、ありがとうございます。話をすることで、前を向こうと思えるようになります。

 いつも近くで支えてくれた母と父、ありがとうございます。親身になって悩みを聞いてくれたり、状況を理解してくれたりしたことが救いでした。

 皆さんがいらっしゃらなかったら、私はここまで部活を続けていなかったかもしれません。

 

 復帰してプレーをするという形で恩返しをしていきたいです。その時まで待っていてください。

 

 

 

・4年生へ

本当に4年生に頼りっぱなしでした。まどかさん、さきさん(4年・主務/福祉)、あきほさん(4年・副将/スポウエル)、なみさん(4年/心理)、このみさん(4年/経営)ありがとうございました。詳しい内容は長くなってしまうため、メッセージは後ほど個別でお送りいたします。

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださり、誠にありがとうございました。

来年度のブログでは、怪我人としてではなく、プレーヤーとしての立場で書けるようにはやく着実に復帰できるように精進します。痛みが出てきたとしても、最後の1年まで足搔き続けます。そして、悔いなくプレーをやり切りたいです。

 

 

 

 

 

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池田幸奈(3年/DF)