2021年3月24日(水)参議院予算委員会速記録(未定稿)石川大我全文 | 石川大我にじいろの会

石川大我にじいろの会

立憲民主党 参議院議員の石川大我です。前 豊島区議会議員

 

○石川大我君 
立憲民主・社民の石川大我でございます。
上川法務大臣にお伺いをいたします。
河井克行元法務大臣が裁判で選挙買収を認めました。受け取った側の責任も法的に問われるというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。

○国務大臣(上川陽子君) 
お尋ねの案件でございますが、現在公判係属中の個別案件、個別事件に関わる事柄でございまして、法務大臣として所感を述べることにつきましては差し控えさせていただきます。

○石川大我君 
大臣、受け取った側も、多くは大臣も所属する自民党関係の議員です。他人事ではない。答弁いただけませんでしょうか。

○国務大臣(上川陽子君) 
現在公判係属中ということでございます。
個別事件に関わる事柄ということでございますので、法務大臣として所感を述べることは差し控えさせていただきます。

○石川大我君 
一般論としていかがですか。

○国務大臣(上川陽子君) 
一般論としてということでございますが、今回御質問の件につきましては、係属中の個別事件に関わる事柄ということでございますので、所感を述べることについては差し控えさせていただきます。(発言する者あり)

○委員長(山本順三君) 
上川法務大臣。

○国務大臣(上川陽子君) 
この案件につきまして、特に、現在公判係属中の個別事件ということでございます。今申し上げたとおりでございまして、今委員からその旨を御指示いただいた上で、それに対してということでございますので、今法務大臣としてこの場に立たせていただいております。
 係属中の案件ということでございますので、所感を述べることについては差し控えさせていただきます。

○石川大我君 
法務大臣、一般論として、この選挙買収のとき、受け取った側も罪になるんじゃないですか。

○国務大臣(上川陽子君) 
一般論としてということでお答えをさせていただきますが、個別の事案に即して適用するわけでございますけれども、いずれにしても、売買収ということは成り立ち得るということでございます。

○石川大我君 
最後のところ聞こえなかったので、もう一度お願いします。

○国務大臣(上川陽子君) 
一般論として申し上げますと、警察におきましては、法と証拠に基づきまして刑事事件として取り上げるべきものがあれば適切に対処するものと考えております。

○石川大我君 
大臣、受け取った側も罪になるということですね、当然。

○政府参考人(川原隆司君) 
お答え申し上げます。
 公職選挙法に関する罰則のことでありますので、本来法務省所管外でございますが、お答え申し上げますが、法律の規定という意味では、現金の供与を受けた者についての処罰規定は設けられておりますが、個別具体的にどのような場合に犯罪が成立するかということにつきましては、捜査機関が収集した証拠によって判断されるべき事柄でございますので、個別具体的な場合に、こういう場合に犯罪は成立しないということについては、私どもとしてお答えを差し控えるところでございます。

○石川大我君 
大臣の認識はいかがですか。

○国務大臣(上川陽子君) 
法と証拠に基づきまして適切に判断するわけでございますが、今、刑事局長の答弁のとおりでございます。

○石川大我君 
法務大臣、名古屋入管で死亡したスリランカ人女性の調査、進捗状況を教えてください。

○国務大臣(上川陽子君) 
御指摘いただきました令和三年三月六日の名古屋出入国在留管理局被収容者の死亡事案ということでございます。
 私から、死亡に至る経緯、また対応状況などにつきまして、正確な事実関係を速やかに調査するよう指示をいたしました。
 出入国在留管理庁が検察官の身分を有する者を含む調査チームを設けまして調査に当たっております。この調査に関しまして、さらに改めて出入国在留管理庁に対しましては、外部の方々に調査に加わっていただくよう指示をしておりまして、現在、同庁が具体的検討を行っている状況でございます。
 これまでの調査状況でございますが、診療等、診療記録等の、診療録等の関係記録の収集やまた精査、分析のほか、現地であります名古屋で診療室の医師、また看護師、また収容施設の関係職員、外部病院の医師のほか、今回の事案の経緯を把握する関係者の方々からの聞き取り、さらには所要の医療記録入手のために必要な調整を行うなどの調査を行っているところでございます。

○石川大我君 
いつまでに結果上がりますでしょうか。

○国務大臣(上川陽子君) 
調査チームにおきましては、来月上旬頃の時期を目標に、亡くなられた方の健康状態の推移、また診療経過などの事実経過をある程度まとまった形で明らかにすることを考えていると、そうした中間報告を得ているところでございます。
 また、それより前におきましても、調査の結果、明らかにすることが可能な事実関係につきましては、でき得る限り公表してまいりたいというふうに思っております。

○石川大我君 
これ、殺人、保護責任者遺棄、これ犯罪の可能性が非常に高いと思いますが、いかがですか。

○政府参考人(松本裕君)
お答えいたします。
 大臣からも御答弁させていただきましたように、現在、当庁におきまして調査を進めているところでございます。この調査結果、公平に進めてまいりたいと思っているところでございます。

○石川大我君 
これ、警察の捜査は入っていますか。

○政府参考人(松本裕君) 
お答えいたします。
 当庁におきましては、行政調査という形で調査を進めているところでございますが、施設内での死亡事案ということでございますので、その点において司法手続も進行中ということで認識しているところでございます。

○石川大我君 
名古屋入管には献花台が設けられていました。私はスタッフとともに献花をさせていただきました。
 英字紙の報道によれば、スリランカの外務大臣が在スリランカの日本大使に会ったようですが、外務大臣、承知していますでしょうか。

○国務大臣(茂木敏充君) 
杉山大使と会ったこと、承知しております。

○石川大我君 
いつ知られましたでしょうか。また、中身についてはどうでしょうか。

○国務大臣(茂木敏充君) 
面会後に報告受けております。そして、本件についての調査についての言及があったという話です。

○石川大我君 
内容について教えていただけませんか。

○国務大臣(茂木敏充君) 
本件についての調査であります。それ以上の詳細につきましては、外交上のやり取りですから控えさせていただきます。

○石川大我君 
これ、大臣、母国でもニュースになっています。セイロン・トゥデーのサイトでは、先ほど確認したときでも、これアクセスランキングが一位になっております。御遺族は、日本で葬儀をしたいとも伝えられています。
 法務大臣、そして外務大臣、これ支援をすべきなんではないでしょうか。

○国務大臣(茂木敏充君) 
まず、お亡くなりになった三十三歳のスリランカ女性に対して心からのお悔やみを申し上げる次第であります。
 現在、新型コロナの水際対策として、全ての国・地域からの外国人の新規入国、原則として停止をしておりますが、特に人道上配慮が必要な事情など、個別の事情を踏まえて入国の必要があると認められるものに限り査証を発給しております。
 亡くなられた方の御遺族、日本での葬儀を希望される場合には、人道的な観点も含め、外務省として適切な対応をしてまいりたいと考えております。

○石川大我君 
法務大臣、いかがでしょうか。

○国務大臣(上川陽子君) 
亡くなられた方の御冥福をお祈り申し上げますとともに、御遺族の皆様におかれましては、他国の地でということで大変苦しい思いをしていらっしゃると思います、日本の中でということでありますので。最大の支援をしてまいりたいと思います。

○石川大我君 
別件です。
 昨日、牛久の入管から電話がありました。八名がハンスト中、三十八キロ痩せた、二十八キロ痩せたと。これ、このままだと、大臣、死者がまた出ると思います。
 法務大臣、把握そして調査、対応していただきたいんですが、いかがですか。

○政府参考人(松本裕君) 
お答えいたします。
 出入国在留管理庁といたしましては、官給食その他一切の摂食を拒否する場合のみならず、官給食の摂食を拒否しつつ購入品等は摂食する場合も含めて拒食者として把握をしております。その点、委員御指摘のとおり、現在、御指摘の施設内で複数の被収容者が拒食をしていることは事実でございます。
 出入国在留管理庁におきましては、被収容者が拒食を行った場合、職員が面接するなどして拒食の理由の把握に努めるとともに、拒食が生命や健康に危険を生じさせることを説明し、これをやめるよう説得を行うこととしております。
 その上で、この健康状態等を踏まえて被収容者の仮放免を許可するか否かにつきましては、個別の事案ごとに退去強制手続に至った経緯、身体面及び精神面の健康状態など、関係する情状を総合的に個別に判断しておりますところ、引き続き個別の事案につきましては適切な対処に努めてまいりたいと思っております。

○石川大我君 
法務大臣、このままでは、入管法の改正ありますけれども、審議入りできないというふうに思います。どう思いますか。

○国務大臣(上川陽子君) 
ただいまのちょっと件で私の方から申し上げたいというふうに思うんですけれども、被収容者の命を預かっている入管収容施設でございますので、改めて被収容者の健康管理と適切な処遇につきましての徹底をするよう指示をいたしたところでございます。
 今回の入管法の改正につきましては、退去強制令書の発付を受けたにもかかわらず送還を忌避する者が後を絶たず、迅速な送還の実施に支障が生じており、退去強制を受ける者の収容が長期化をするという、こうした要因ともなっているということでございます。
 法務省といたしましては、この送還拒否、また忌避、また長期収容の解消は重要な課題であると認識をしておりまして、これまで、この間、様々な取組を行い、また不断の検討も進めてきたところでございますが、そうした検討を経ながら、今般におきましてこの現行の手続の適正化をより一層図るためにということで改正法案を提出させていただいたところでございます。
 改正法案によりまして、今御指摘のように様々な御意見があるとは承知しておりますけれども、内容につきましてその必要性、適切性につきまして幅広く御理解をいただき、御議論をいただくよう丁寧に説明を尽くしてまいりたいというふうに考えております。

○石川大我君 
婚姻の平等について質問いたします。
 先週の札幌地裁での違憲判決、当事者の皆さん泣いて喜んでおりました。加藤官房長官の会見も拝見をいたしました。相続や税制などの法整備の必要性を問われ、精査していると答えましたけれども、これは同性婚の導入も含め、これ精査、検討するということでよろしいでしょうか。

○国務大臣(加藤勝信君) 
私の記者会見での発言に対して御質問がございました。
 その時点で札幌地裁判決の詳細は承知しておらず、その詳細については法務省等において精査する予定である旨をお答えをしたところでございます。

○石川大我君 
官房長官、違憲という判決が出ております。法務省の精査だけではなく、他省庁でも改善するところ、できるところから、改めるべきところはやっていただきたいんですが、いかがでしょうか。

○国務大臣(加藤勝信君) 
済みません、今私申し上げたのは、その地裁判決について精査するということであって、同性カップルに関する法整備の必要性について精査、検討することを申し上げたものではまずございません。
 その上で、政府としては、婚姻に関する民法の規定が憲法に反するものとの考えは、堅持しているところでございます。
 現段階で確定前の判決であり、また、他の裁判所に同種訴訟が係属していることから、まずはその裁判所における判断等を注視していきたいと考えております。

○石川大我君 
今、国会には婚姻平等法案が提出されています。法律案が成立すれば政府は執行するのでしょうか。内閣法制局、第百五十三国会、衆議院に提出された質問主意書三二号を例に御説明ください。

○政府参考人(木村陽一君) 
御指摘の質問主意書に対する答弁でございますけれども、憲法の規定の解釈に密接な関係のある内容を含む議員の提案に係る立法につきまして、一般論を述べたものでございます。
 「憲法の規定の解釈に密接な関係のある内容を含む法案であれば、成立に至るまでの国会の審議の過程で、当該法案の前提となる憲法の規定の解釈に関し、当該規定の文言、趣旨との整合性、当該規定の立案者の意図、立案の背景となった社会情勢、さらには国会において積み重ねられてきた当該規定の解釈をめぐる議論との関係等について十分な論議が行われ、これらの点につき国民に十分説明された上で当該法律が成立することとなると考えられ、また、その過程で、議院内閣制の下、法律の執行に当たる政府の意見も十分に聴取されることが期待される。政府としては、国会が制定した法律について、政令の制定を含め、これを誠実に執行することは当然である。」との見解を示しているところでございます。

○石川大我君 
法務大臣、同性婚を認める法律が国会で成立すれば誠実に執行されることになりますね。

○国務大臣(上川陽子君) 
仮定の話を前提とした御質問に直接お答えすることは困難でございますが、一般論として申し上げれば、国会が制定した法律につきまして、政府がこれを誠実に執行するということにつきましては当然であると考えております。

○石川大我君 
つまり、法律が成立すれば同性婚制度ができるということなんです。是非、与党の皆さんにも、婚姻の平等を求める当事者の切実な声に応えて法案の審議入りするようお願いをしたいというふうに思います。
 田村厚労大臣、お伺いします。
 東京同性婚訴訟の原告、佐藤郁夫さんが一月、亡くなりました。脳出血で倒れ、病院へ搬送、十五年以上連れ添ったパートナーの男性には病状説明ありませんでした。親族だけと。これは余りにも残酷ではないでしょうか。

○国務大臣(田村憲久君) 
状況つぶさに分からずに申し訳ないんですけれども、これ病院での病状の説明等々に関しては、これは個人情報保護等で本人以外の第三者に個人情報を提供する場合は、本人の同意があれば、それは、同性、異性関係なくそれは伝えられることができます。
 一方で、生命、身体、それから財産上の保護が必要な、そういう場合において本人の同意が得られないような困難な状況、こういう場合においては例外的にお伝えすることができるということでございますので、基本的に本人の同意がある、若しくはそうでない場合は、今言ったような場合に関しては、身近な方にそういうことをお伝えすることはできるということになっておるというふうに考えております。

○石川大我君 
そのとおり、病状の説明はできるわけですね。そういった意味では、全国の病院に改めて周知徹底の通達を出していただけませんでしょうか。

○国務大臣(田村憲久君) 
今も医療の現場にはガイダンスという形でお示しをさせていただいております。そういう意味では、より徹底されるように、我々としては引き続き取り組んでまいりたいというふうに考えております。

○石川大我君 
是非通達をお願いをしたいと思います。
 この方、佐藤郁夫さんですけれども、危篤の知らせも妹さん経由だったそうです。厚労大臣、同性婚があればこうした悲しいことは起こらなかったんじゃないでしょうか。

○国務大臣(田村憲久君) 
同性婚があるなし、それから婚姻関係があるなしにかかわらず、本当に事実的に一緒に同居されているということで、本人にとってかけがえのない人であるということであれば、こういう状況、どういう経緯であったかは分かりませんけれども、伝えられてもしかるべきであったんだろうというふうには思いますけれども、今般の場合どういう御事情なのか、ちょっと私、つぶさに分かっておりませんものですから、ちょっと個別具体的なことに関してはコメントを控えさせていただきます。

○石川大我君 
小泉大臣にお越しいただきました。伺います。
 大臣は育児休暇を取得するなど、とても先進的です。お子さん、報道によれば道之助ちゃんということですけれども、性的指向はまだ分からないと思いますが、この性的指向が同性だった場合、どう思われるでしょうか。嫌だなというふうには思わないと思いますが、どうでしょうか。

○委員長(山本順三君) 
答えられますか。
 小泉環境大臣。

○国務大臣(小泉進次郎君) 
一人一人が幸せに生きるための多様な選択肢のある社会を実現をしたい、それが私の政治家としての思いであります。親としては、ただただ子供には幸せに歩む人生を生きてもらいたい。その上で、仮にLGBTであったら、打ち明けやすい親でありたいと思いますし、そういった社会を実現するために政治家として全力を尽くしたいと、そういう思いです。

○石川大我君 
そういった意味で、大臣、やはり同性婚必要なんじゃないでしょうか。

○国務大臣(小泉進次郎君) 
先生が言われる法案については詳細把握しておりませんので、その賛否は今ここで明らかにすることはできませんが、一般論として言えば、同性婚、私は賛成の立場です。

○石川大我君 
ありがとうございます。
 是非、小泉大臣と一緒に同性婚、つくりたいと思います。
 麻生総理に、あっ、副総理、ごめんなさい、麻生副総理にお伺いします。
 同性婚を認めると経済上のメリットがたくさんあります。海外ではピンクマネーというふうに呼ばれておりまして、同性婚を認める、結婚式が増える、式場、ホテル、ケーキ、引き出物、様々あります。人口の八%がLGBT、この人たちが新しい消費をする、これとても魅力的ではないでしょうか。

○国務大臣(麻生太郎君) 
ピンクマネーね、余り聞いたことがないんで、私のイメージからいうと全然別のイメージしか出てこないんですけど。御指摘の効果については、これは海外ではいろいろ言われているのはもう知っていますよ、それくらいのことは。議論がなされていることは承知していますけど、今、社会状況とか、どうでしょうね、経済状況いろいろありますんで、日本において同性婚というのを認めた場合、どれくらいの経済効果が出てくるか、現段階でちょっと一概に言えるということはちょっと難しいでしょうね。ちょっと今試算をしているわけではありませんので、ちょっとお答えのしようがありません。

○石川大我君 
民間のもうデータ出ておりますので、お示しを今度したいと思います。
 西村大臣、どうでしょうか。先日の予算委員会では、高校時代に男性から求愛されたというお話もいただきました。その方も、西村さんなら差別、偏見がなく安心だ、この人ならというふうに思われたんだというふうに思います。お子さんとLGBTQについてもお話をされたそうです。
 同性婚を認めること、いかがでしょうか。

○国務大臣(西村康稔君) 
私自身は、LGBTQの方も含め、多様な人材がそれぞれの能力や発想、そうしたものを生かせる社会、包摂的な社会、そして、それぞれが幸せを実現できる社会を実現することは大事だと思っております。
 ただ、憲法の規定がありますので、同性婚をどう考えるかは、ここは慎重な議論が必要ではないかというふうに考えております。

○石川大我君 
月曜日、朝日新聞の世論調査では、同性婚認めるべきだが六五%、認めるべきではないが二二%でした。とても印象的だったのは、地方紙を読みますと、その地域で活動するLGBTの皆さんの声が掲載されている点です。
 こうした全国の皆さんの声に応える責任が政府に……

○委員長(山本順三君) 
石川君、時間が来ていますから、まとめてください。

○石川大我君 
そして私たち国会議員一人一人にあることを指摘して、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。

○委員長(山本順三君) 
以上で石川大我君の質疑は終了いたしました。(拍手)