ADHDのお子さんにモチベーションをあげる為
病院や各機関によってADHDと診断されたお子さん。お薬を処方されて服用している小学生のお子さんも多いのでは?現在 発達障害、主にADHDなどの診断されたお子さんの薬は3つ種類があります。1つ目はストラテラと呼ばれるお薬。この薬の特徴は怠さなどはありますが、比較的作用はゆっくり。副作用はあまり無い変わりに効果もゆっくりなんです。2つ目はコンサータと呼ばれる薬で、昔はリタリンという薬が存在していたのだけど、数時間毎に一度服用しないといけない薬だったので学校に協力をお願いしたりと親御さんたちは本当に苦労したと思います。この様なことが余りにも負担がかかるので新薬として12時間持続性があるコンサータが開発されたのだけど、ADHDのお子さんにとっては、強い薬だから副作用も強いのが心配。給食など食べれない子も多いし中学生になると、これはこれで思春期に入るから人の目もきになる年頃だから、やはりコンサータを服用しているのを友人には知らせたくないと思う気持ちがよく理解できる。でも薬物療法として集中力を保たせたり、衝動を抑えるのにはコンサータが1番早く効くのも事実だし、かと言って保護者の方は、その副作用を目の当たりにするから、お子さんを不憫に感じるのはとても気持ちも分かる。さて、薬で衝動、多動、などを薬で対処するか、ADHDを海外の様に個性として捉え、ノビノビ過ごさせるのかは保護者の方々の考え方次第に尽きると思う。小学生のお子さんなど特に衝動性が目立つお子さんは常に結果としていつも誰かに謝らないといけないから当然だけど、疲弊するし、お子さんも意識せず問題行動を起こしちゃうのだけど、これが毎週何度も続けば、どんな立派なお母さんでも感情的になることは自然の流れだと思うし、責められないし、でもお子さんもいつも誰かに怒られているのだから、これはこれで可哀想だと本当に思う。結局は個性と捉え、有りのままに生活させるか、薬を使うか、どちらを優先に考えるかが大事だと思います。どちらの選択をしても正しいとか間違っているとかではないと私は思います。3つ目の薬はインチュニティブという薬で、アプローチ法はストラレラに近いものでまだ新しい薬だから、効果の統計は出ていないのが実情です。さて、ここからが重要なのだけど、現実としてADHDの衝動性が強いお子さんはコンサータを服用させる親御さんが多いのも事実です。理由は前述に記した通りで、学校、周辺への謝罪などなど、もう薬しかない。。と思ってしまう。でも私は仕方ないと思うし、とても責められない。だから、私はADHDをお持ちのお子さんには海外留学を勧めるのです。海外では普通に入学願書にADHDの有無など記載する欄があるし、逆に言えばそれだけ差別もなければ、お子さんも楽しく健やかに育つ。英語を武器に自立もできる。日本にその様な日が来るのを待ってるよりも余程良いと思う。5,6年前だったと思うけど衝動、注意欠陥が激しい小学校6年生の男の子が当研究所で検査、診断したのだけど、具体的には学校に飾ってある銅像を壊したり、当時はそれは大変だった。でもWISC検査の結果では知能指数は決して低くない。また持ち前の明るさもあって、憎めない子だった。そのお母さんも大らかな方で、この子の個性を伸ばす選択としてイギリス留学を中一からスタートさせた。最初はユニークというか、日本へ帰国した際にリュックを空のままで帰ってきた。そして、現在は、、イギリスの進学校に通っている。中学の時は一緒に集中できる時間を測ろうと工夫してみたり、集中できる時間を本人に逐一書かせてみたり、いつも休みの間に帰国すると何かしらの武勇伝がある。大学は経済学部志望と、目標も生まれた。この様に皆さんに知って欲しいのは「これしか方法はない」と悲観的、また過干渉にならないで欲しいと思う。心からそう思う。