「祐介」と「世界観」を見る | @gon 次に会う約束をしよう。

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いろんな話をしよう。
あの頃の事、これからの事。

 

 

 

尾崎世界観という人を知っているだろうか。

本名:尾崎祐介、1984年生まれ、身長は166㎝(だった気がする)

 

わざわざ調べなくてもこれくらいのことはもう記憶してしまっていて、あとは血液型とか、出身地とか、初体験の年齢とか。

別にストーカーとかじゃありませんし、これまでどこかしらで公式側が発信してきたオフィシャルの情報なので、安心してください。(?)

 

 

別にこの人の話がしたいのではなく、私はこの人がこの夏に出した二つの大作について話がしたかった。

 

 

六月の末に彼の半自伝とも言える小説「祐介」が発売されました。

もちろん尾崎さんが著者です。

 

 

祐介

 

 

 

 

目につくショッキングピンクは自分の肉を見せるような内容だからこういう色のチョイスをしたみたいです。確かに生々しい本でした。あまり感想は言えない。私には想像でしか触れられない世界が書かれてたから。

 

 

 

 

 

ん、で。この後クリープハイプの尾崎世界観として出したアルバムが、先月の頭に発売された「世界観」

 

 

世界観(初回限定盤)(DVD付)

 

 

この二つ、並べて見たらわかると思いますが、対になった存在なんですね。

 

 

 

 

 

 

 

「世界観」の初回盤は「祐介」とぴったり同じサイズで、色も(全く同じではありませんが)そのまま反転させたものに近い仕上がりになっています。

 

 ね。

 

 

「祐介」がこのような仕上がりになったから「世界観」もその逆の作りになったんだな、っていうのは見てすぐにわかったんだけど、これ、「世界観」の中身。収録されてる曲ではなくて、盤面。

 

 

 

 

 

 

別にこのデザインに不満はないけど、どうしてこれなのかがわからない。

「祐介」と対の関係にあるのがジャケットでは明らかなのに、中身はよくわからない。

そんなわけで、逆に。私がデザインするとしたら、どうするか、一緒に見ていきましょう。か。

 

 

 

 

「祐介」は中を開けたら文字の羅列ですよね。だって小説だし。

 

と思い、まずは本みたいな見た目にしてみた

 

 

 

パラパラと捲ったどこかのページみたいな。

 

 

 

 

でもここで一つ引っかかる。

 

作家である尾崎世界観の作品「祐介」とミュージシャンである尾崎世界観の作品「世界観」はお互いに対であるべきなわけじゃない。

作ったものが「小説」と「CD」なら、見た目もCDにするのが自然じゃない。「世界観」は。

 

でもそうは言われても「見た目をCDにする」って、だってこれ、CDだし、ねえ。

 

そこで見るからにCDな見た目を模索してみる。

 

 

 

やっぱり「どこからどう見てもCD」な見た目を考えたらコピー用のCD-Rに行き着く。

 

もう「コピーしました」みたいな、手抜きみたいな見た目にしてみる?

 

 

 

 

お、CDぽい。いかにもCDぽい。

でもこれだとこういうオシャレ〜なデザインぽい。

光を当てて、反射する感じも出してみようか。

 

 

 

 

 

だいぶCDぽくなってきました。

 

でもあの色味のジャケットで中身の色がこんなに薄いとなあ・・・・

あ、そうか、ジャケットの色を持ってきてみよう!

 

 

 

 

(色ぬりが雑なのは割愛という事で)

 

 

 

 

ここまできて気づく事はありませんか?

 

 

 

 

 

 

んん???

 

 

 

 

 

 

これCDじゃね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この盤面はCDだったんですね。だから収録されてる曲のタイトルがこういう印刷になってて、色がこうなってて。そう。(伝われ)

 

 

 

雑誌でも書籍でもCDでも。そこにある中身だけが作品ではなくてそれを包む外見も含めての作品じゃない。

クリープハイプの「世界観」が尾崎世界観の「祐介」に対抗する「クリープハイプ」としての大作っていうのがよくわかるデザインだなと気付かされたのでした。

中身も外見もよくできてるよ、世界観。