ブルーのウェディングドレスに身を包んだ花嫁、花婿が、クラシックカーに寄り掛かり、写真撮影していた場面に遭遇した。
挙式、披露宴の間のお色直し時の撮影だと式場関係者に聞いた。
「おめでたいことですね。」
若い式場関係者に言った。
「私は、結婚はまだなんです。いい人が現れるのか心配しています。こうして、人の幸せに触れるたび、羨ましくて。」
聞くと、まだ21歳。
「まだまだ、これからですよ。手相に結婚線が2本あるじゃないですか。」
「本当ですか?よかった!」
「早く結婚すれば、いいものではなく、その時期が来たらそれなりの男性が現れますから。」
「ありがとうございます。何だかすっきりしました。では、会場に戻りますね。」
彼女の笑顔と幸せ絶頂期の新郎新婦。
微笑ましく思う一方で、私は夫婦の成り行きを想像していた。
私は、元風俗嬢だ。
家庭は上手くいってはいるが、お子さんが出来ると、夫婦の夜の営みが無くなってしまうケースがほとんどだ。
男性は、女性と違って、毎日精子が溜まる。
抜かないと、ムラムラした気持ちが止まらない。
多くの男性は、自分でこっそり処理するが、女性を相手にしないため、虚しさが残ると言う。
お客様は30~40代の男性が多い。
ほとんどのお客さまが、奥さとはセックスレスだ。
家庭は上手くいっているが、旦那さまだけが悶々とした状態なんだとか。
風俗通いは、まだ可愛い方だが、奥さまには、もちろん「秘密」。
夫婦には、「秘密」がないと円滑に結婚生活を続けられないこともある。
この場合の「秘密」は、配偶者への思い遣りだと言える。
育児などで疲れている奥さまを無理に男性の性欲に付き合わせることもない。
今や、出会い系サイトという男女の出会いを提供するサイトがある。
私は、日記にこのブログを掲載しているが、
実情は、配偶者や彼女以外にも、パートナーを求める男性、既に不倫関係にある男性も多い。
女性側も、彼や旦那さまだけでは満足出来ず、性的関係を求める書き込みを見掛ける時もある。
アダルト日記には、生々し絡み合う男女の様子が記載されている。
よくこんなことが書けるものだと、半ば関心している。
悲しいかな、読者数、いいねを沢山獲得している。
これらは、全て「秘密」で、家庭に持ち込まれることはない。
夫婦円満の秘訣だからだ。
さて、幸せ絶頂期の花嫁、花婿のお二方。
いずれ、そんな時が来るとは思うが、
今日の誓いの言葉を薄っぺらなものにせず、
お二人で力を合わせてどんな困難も乗り越えられる信頼関係を築き上げていって欲しいと、心から願っている。