大宮妄想です
自己満足の世界です。
皆さんのイメージと異なってもスルーしてください。

文章は拙いですが気にしないで下さいませ。



バレンタインが近くなり

3年が寮の食堂に集まった


「皆、風邪の時はありがとう♪」

『うぉぉぉ!!』


二宮が風邪をひいた時に

差し入れを貰ったお礼をチョコで返した

買うと高いからってことで作ったらしいが

寮にいるとバレンタインはほぼ無関係

だから例え男でもチョコを貰ったことを

カウントしている男子達がうるさい・・・


「二宮、美味いよ♪!」

「あ~チョコ貰えるとは思わなかった~♪」


これで下心ない奴はどれくらいいるんだ?

二宮を狙ってないだろうなッ?!


「風間くんも♪」

「え~♪ありがとう♪・・・あ、うま~い♪」


しかし、男が作ったってなると

否定的になる奴がいるかと思いきや


「もう1個、いいッ♪?!」

「いっぱいあるよ♪」

『俺もッ♪』


喜ぶ男ばかり・・・

マジで狙ってないだろな・・・?!


「いやぁ、心配だよね~♪」

「なぁ、二宮の事狙ってるやつ、いるのかっ?」

「さぁ♪でも二宮が風邪引いた時、外に買いに出た奴もいたよ♪?」

「・・・マジかよ」

「卒業式、やばそうだよね♪」


二宮が告白にOK出すことは無い!

それは分かってるけど

告白してくる奴がいるってことがっ

・・・俺、去年と言ってること、違くね??

告白する奴の邪魔になるとか

言ってなかったか?

・・・強がりだったんだろうな

そりゃ恋人が男から告白されまくってたら

強がりも言いたくなるッ!


「大野も、食べて♪」

「ぉ、おお・・・」


他の男に作ったチョコ・・・

いやいや、お礼だよッ!

でも他の男と俺へのチョコは同じ・・・?

むぅ・・・


「大、野?」

「・・・二宮は?食ったのか?」

「ぁ、食べてない」

「そ、か・・・」


1つチョコをとり、二宮の口に近づけると

不思議そうな顔して唇で挟んだ・・・


「?」

「いただきます、っ」

「んっ///」


『///!!!!!』


「ぉ、美味い♪」

「・・・///」

「あ~♪大野へのチョコは特別って意味ね♪」

「ぇ・・・?ぁっ、大野っ、そんな、つもりじゃー」

ごちそうさま♪


我ながらちっせぇ男だな、俺は・・・

部屋に戻ると二宮が追いかけてきた


「大野っ、ごめんっ、俺、そんなつもりじゃなくてっ」


周りを見ると人はいない、っと♪

二宮の手を引き部屋に入りキスをした


「っ・・・」

「っ、ん・・・///」

「甘いな♪」

「大野っ///」

「これでチャラ♪、っ」

「んぅ、っぁ///」


ま、それでもやっぱり

少しは俺の気持ち分かってもらわないと

二宮は他の男に好意を持たれてるんだ

あまり他の男を喜ばせるようなこと

しないで欲しい・・・

だけど、矛盾してるけど

そういう所も、俺は好きなんだ


「んふふ♪凄いトロ顔♪」

「っ、はぁっ///大野っ///」

「ん~♪?」

「大野が、好き、大好き///」


たったひと言で、さっきのモヤモヤが晴れる

俺、チョロいな///


「俺も、二宮が大好きだ♪」

「ふふ♪///」





次の日


『・・・///』


「なんかね~送られてきたよ~♪」

「風間めッ///」

「・・・いつの間に///」

「お前、やるな♪」

「いやぁ、凄いよね♪」


風間の奴、俺が二宮にキスしてるところを

写真撮ってやがった///

その写真でわいわい言ってる中

松本はこっそり俺に言ってきた


「ま、でも大野気持ちわかるけどな」

「何だよ?」

「恋人には特別に思ってて欲しいよな」

「どうせ俺はちっさいよッ」

「わかるって言ってんだろ?卑屈になるなよ。苦労するな♪

「それが言いたいだけだな、お前・・・」

「でもこんなの目の前で見たら、告白しようって思ってたやつ、意気消沈するかもな♪」

「俺、勇気ないよっ」

「俺もできねぇな」

『松本が?!』「松本くんが?!」

「何だよ?普通だろ」
 

なら・・・結果オーライ??

それで減るなら、良しとしよう♪


「二宮くんッ!」

「涼真、どうしたの?」

「俺ッ、俺にチョコはッ?!」

「あぁ、はい♪風邪ひいた時、ありがとう♪」

「やったぁッ♪二宮くんからのチョコ♪!」


その声にザワっとする周り

寮じゃないやつは知らないか

涼真昨日はいなかったもんな


「溶かして固めただけだけどね」

「あ、そういえば、大野さんと二宮くんのキスシーン見ました♪」

『はッ///?!』『!!!!!』

「ほら♪」


スマホの画面を見せる涼真

櫻井達が貰った写メと同じ

周りの男子が涼真のスマホに集まった


「チョコの口移しとか、甘いですよね~♪」

『・・・///』


ざわざわしながら離れていく男子

項垂れてるのが見てわかる

・・・結果、オーライ??




2月末の合格発表の日

学校のパソコンから結果を見た


「ぁ、あったッ!」

「俺もッ♪」

『やったぁッ♪!』


俺達5人は皆無事に合格

ただ、クラスには学科によっては

合格発表がまだのクラスメイトもいる為

屋上の踊り場で喜びあった


「やっと終わったぁ~♪」

「長かったよねぇ・・・」

「受験しんどいわ・・・」

「でもホッとした~♪」

「もう勉強したくねぇ・・・」


『同じく・・・』


よしッ!

バイト探さないとっ!!


…の、大野ッ!」

「お?何だ?」

「何だじゃねぇよ!聞いてんのか?」

「聞いてなかった、何だ?」

「卒業式の日、皆で遊ぼうって言ってたんだよ♪」

「あ、無理。先約ある」

『はぁッ?!先約?!』


何か横でごちゃごちゃ言ってるけど

俺はバイト探すのが先っ!





卒業式当日

皆ソワソワしてる中

俺はずっと二宮と一緒にいた


「お前・・・」

「何だよ?」

「わかりやすい奴♪」

「うっせ!」

「大野?」

「っ、何でもない♪」


けっ!

前と言ってること違うって言いたいのかっ?!

ふんッ!