「洗顔」の最適温度は何度?40~42℃で洗う【ヒートショックプロテイン洗顔】について考えてみる | かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき

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先日Twitter等でしばらく話題になっていたのですが、

 

「40~42℃の熱めのお湯で洗顔すると、しわやたるみが改善して、美肌効果も高い!!」

 

というような情報を目にした方がいらっしゃったのではないでしょうか。

 

 

 

その時のなにかのテレビ番組で放送されて、

 

当時Twitterではものすごくバズっていたので元ツイートを探してみたのですが、

 

どうやら色々あってそのツイートは削除されてしまったらしいですね…(^^;)

 

 

そのツイートでは麻木久仁子さんがその方法で洗顔をしばらくしていただけで肌のハリが70歳から35歳相当にアップしたというような…

 

嘘か真かわかりませんが、そういった内容になっていました。

 

(頑張って調べたらログだけありました↑)

 

 

 

 

美容の一般常識的には「洗顔は熱くない程度のぬるま湯で行う」のがベストと考えられており、

 

その考えで言うと「40~42℃」というと、結構熱めのお湯ですから中々驚きでしたよね。

 

 

 

 

まぁ今そのツイートが残っていないということは、案の定結構攻撃を受けたのでしょうね…;

 

まことに気の毒なことです。。

 

 

 

 

こちらの件について当時僕にも色々質問が来たのですが、

 

その時はあまり調査もできていなかったので有耶無耶なお返事をしていました;

 

しかし僕自身気になっていたので少し調べてみました。

 

 

 

 

◎「ヒートショックプロテイン洗顔」の元手は…!?

 

 

こちらの方法について、エビデンスが実際に存在するのか少し調べてみました。

 

 

すると、

 

この「ヒートショックプロテイン」というものについて長らく研究をされている

 

医学博士の【伊藤要子】先生という方のホームページにたどり着きました。

 

 

HSPプロジェクト研究所

 

 

こちらの伊藤先生、なんと「ヒートショックプロテイン(HSP)」について30年以上研究をされているらしく、

 

実績も豊富な方で、論文などもかなり沢山投稿されていました。

 

 

著書も多く執筆されているし、テレビや雑誌などにもかなり前から登場しているようです。

 

 

 

それで、今回話題になったテレビでも伊藤先生が出ていたのかは定かではありませんが、

 

 

2018年のVOCEの記事で、以下のようなものがありました。

 

【美人は『42℃』がキーワード】HSP入浴と洗顔で体の中からキレイになる!

 

 

 

 

 

伊藤先生監修で、

 

ご覧のように「HSP入浴法」と「HSP42℃洗顔法」について紹介されています。

 

この方法は上記Twitterで書かれているものと全く同じですね!

 

 

 

 

◎「ヒートショックプロテイン(HSP)」とは?

 

 

ヒートショックプロテインとは、

 

伊藤先生のホームページの内容を元に簡単に説明すると、

 

 

我々動物の体には

 

「熱ストレス」を受けることでそのストレスによる損傷等を修復するために生成されるタンパク質「ヒートショックプロテイン(HSP)」というものが存在する

 

そうです。

 

 

これの力を、健康や美容に活用しようというのが伊藤先生の持論ということのようですね。

 

 

 

一見眉唾のようにも思える話なのですが、

 

人の肌ってダメージを受けるとそれを修復しようと働くのは確かで、

 

 

美容医療などでも例えば「ケミカルピーリング」とか「ダーマローラー」とか、「フラクショナルレーザー」

などのように、

 

わざと皮膚表面に損傷を与えることで、それを修復する働きによって肌をキレイにする…

 

という手法が古くから行われていることを思えば、

 

熱ストレスでも同じようことが起こるのは十分理にかなっていると考えられます。

 

 

 

 

なので、わざと熱めのお湯を使って洗顔を行うことで、

 

擬似的に弱いピーリングとかそういった類の行為と同じような現象が起こり、

 

一時的に肌がキレイになる…

 

という風に考えれば

 

 

 

ヒートショックプロテイン洗顔の美肌効果については全くありえない話ではないのではないかと感じました。

 

 

 

 

ですので、「熱いお湯で洗顔なんてありえない!」とツイ主さんをバシバシ攻撃した人も多かったのかな…と思いますが(^^;)

 

実際には全く根拠の無い話でもなさそうだ、と僕は考えています。

 

 

 

 

◎しかし、色々注意点が…!?「43℃のデッドライン」

 

 

 

しかし、やはり手放しで勧められないポイントもあるように思います。

 

 

 

例えば、こちらの伊藤先生の文献を読んでみると…

 

ヒートショックプロテイン(HSP70)の魅力

 

 

 

まぁつまり

 

「細胞は43℃以上では死滅し、42℃以下では生存する」

 

という話が書かれているのですが、

 

 

 

ヒートショックプロテイン洗顔は「40℃~42℃」という風に書かれていて、

 

43℃になってはいけないんですよね。

 

 

 

43℃以上になると、ヒートショックプロテインの発生によるメリット効果よりも、

 

細胞死によるデメリットの方が上回るため、

 

お湯の温度は42℃までというのが基本ルールのようなんです。

 

 

 

 

例えば先程のTwitterをぱっと見た人が、

 

「ぬるま湯より熱いお湯のほうが良いんだ!」

 

と勝手に解釈して

 

 

適当に熱いお湯を用意してしまい、それが43℃以上のお湯だったとしたら…

 

 

せっかくのヒートショックプロテイン効果もなんの意味もなくなります。

 

 

 

実際、お湯の温度を42℃か43℃か、確実に見分けられる人ってどのくらいいるんでしょうか…。

 

まぁ今の給湯器は温度が表示されるものが多いですが、

 

それでも結構アバウトなものもかなり多いと思いますし

 

 

水温をあまり考えずにとりあえず熱いお湯で実践してしまうと、

 

それはかなりお肌に悪いということになりそうです。

 

 

 

まぁ実践するのであれば、ギリギリの42℃を攻めるよりも40℃~41℃くらいを狙ったほうが良さそうですね。

 

 

 

◎「マウス」の研究結果を人に当てはめるべきではない…!?

 

 

あとあのツイートには僕が見たときには「マウスの研究結果」も載っていたのを記憶しているのですが、

(マウスの背中でヒートショックプロテイン法をしているのとしていないので紫外線を照射してシワのでき方を比較していた)

 

 

それが結構問題ありで、

 

「マウスでこうだったから、人間でもこう」というのはかなり突飛な結論の結び方です。

 

 

あくまで「人間でも似たようなことが起こるかもしれない…」くらいのニュアンスで捉えるべきです。

 

 

 

実際には色々文献を見ていても、

 

今回のような「美容効果」については人間を対象に行った臨床試験の結果はまとめられておらず、

 

人間への美容効果については十分な効果の裏付けは不足している

 

ように感じました。

 

 

 

 

理論的にはありえない話ではないものの、まだ手放しで信頼できるほどのものではないと言えそうです。

 

 

 

 

 

◎「敏感肌」の人には向かない可能性あり!?

 

 

 

それから人間の場合、「敏感肌」の人とお肌の強い人がいるように、

 

同じ刺激に対しても強く刺激を感じる人とほとんど感じない人がいます。

 

 

 

今回のヒートショックプロテイン法に関しても、

 

人によっては大した刺激に感じず、お肌にいい影響がある人もいるかもしれません。

 

 

しかし一方で、同じ42℃でもそれを刺激として感じる肌質の人もいる可能性は十分あります。

 

 

 

42℃って、顔にかけるにはやはり結構高い温度だと感じると思います。

 

 

明らかに刺激に感じる人はやめた方が良さそうですし、

 

少なくとも敏感肌の方には結構リスクがありそうな気がしています。

 

 

 

 

◎伊藤先生曰くは、「HSP入浴法」のほうが効果的らしい

 

 

 

 

そして、どちらかというと伊藤先生的には「HSP洗顔」よりも「HSP入浴」の方を推奨しているみたいで、

 

週2回以上のHSP入浴法の方がより効果的のようです。

 

 

身体全身をしっかり温めることで体内のHSPが増えてそれがお肌にも影響を与えるということのよう。

 

何なら伊藤先生のホームページでは、入浴法しか詳しく説明されていないです(^^;)

 

 

「洗顔法では刺激が強そう…」と思う方は、こちらの入浴法を試して見られるといいかもしれませんね!

 

 

40℃の場合20分41℃の場合は15分42℃だと10分と、

 

そんなに難しい条件でもないので実践はしやすいと思います。

 

 

 

ちなみに僕は、予めこれを知っていたわけではありませんが、

 

毎日41度のお風呂に20分以上浸かっていると思います(^^;)

(長いと30分以上…)

 

なので勝手にHSP入浴法をずっと続けていたことになりますね…。。

 

 

(お風呂は動画等を見て長風呂しちゃう癖があります。笑)

 

 

 

◎敏感肌なら『ぬるま湯洗顔&暖かめのお湯でじっくり入浴』がベストかも?

 

 

というわけで、僕の結論としては

 

敏感肌の人はリスクを取って熱めのお湯でHSP洗顔をするよりも

 

普段どおり優しく洗って暖かめのお風呂にじっくり入浴するほうが合っていそうかなと思いました。

 

 

先ほども言ったように「43℃のデッドライン」もありますので

 

あまり熱すぎるのはやはり良くないし、

 

湯船の温度なら比較的管理しやすいと思いますので僕としてはこれが一番推奨です。

 

 

 

 

 

ただ、洗顔の温度の適温は今の所「ぬるま湯」が良いと一般論的にされてはいますが、

 

ざっと色々調べて見た感じでは特にそう結論付ける大きな根拠があるわけでもないんですよね。

 

 

ですから今後この常識が覆される可能性は十分あります。

 

 

 

一応「低すぎる温度」だと洗顔料などの洗浄成分等が溶けずに残留しやすいという話は文献もいくつかあったので、

 

人肌程度の温度は最低でもあったほうが良さそうではありました。

 

 

あと伊藤先生の文献を読んでいると、43℃以上は洗顔には不向きとのことですので

 

最低37℃~最高42℃くらいに落ち着くのかな…

 

という気はしますね。

 

(ちなみに僕は38~39℃くらいで洗っていることが多いと思います。)

 

 

 

 

 

というわけで

 

最適温度についても、ヒートショックプロテインについても、

 

今後の研究に期待…というところでしょうか(;^-^A

 

 

 

バシッと結論を言えたら良かったんですが…、

 

今日のところはこんな感じでまとめさせてもらいますね!

 

 

 

本日は以上です!

 

 

 

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