「皮膚科で治せる肌荒れ」と「そうでない肌荒れ」、見極めのポイント | かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき

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今週は月末締めの色々な雑務作業に追われてあんまりしっかりブログを書けなかったのですが

 

あっという間に11月が終わってしまって、今日は12月1日。

 

2018年もついに残すところ一ヶ月ですね(^_^;)

 

本当に早い…。。。

 

 

あと一ヶ月今年の悔いが残らないように頑張っていきたいですね(^_^)v

 

 

 

 

さて今日はちょっと前にSNSで見かけた

 

『肌荒れしたら皮膚科にいくべき。スキンケアで肌荒れは治せないよ!』

という意見について、

 

やや思うところがあったので僕の見解をまとめたいと思います。

 

 

 

 

◎至極真っ当な一般論だと思う…けれど、、

 

 

これについては既に先日Twitterでも僕の意見を述べました。

 

 

 

化粧品はお薬ではないので、「この化粧品で肌荒れが治ります!」的に謳うのは薬機法でNGです。

 

そういう理由もあって、

 

ニキビが酷かったり炎症を伴っていたり明らかに病的な肌荒れに関して

 

「化粧品で治せます」というのはもちろん問題があります。

 

 

なので

 

「肌荒れしたら皮膚科に行きなさい」というのは至極真っ当な見解だし、

 

これを否定することはできません。

 

 

特に化粧品を扱っているプロであればこそ、

 

スキンケアで肌荒れを治すことには薬機法の関係もあって躊躇があるはずだし

 

医師法的にも「あなたはこういう症状だ」とかの診断をしてはいけないので

 

普通ならそう言うべきだと思う。



あとで書きますが実際にさっさと皮膚科に行った方が良いケースも多いので、

 

実体験的にこの意見に賛成の人も多いんじゃないかと思います。





ただ、

 

本気で肌荒れに悩んでいる人には

 

「肌荒れしたら皮膚科に行くべき」

 

なんていうアドバイスは何の役にも立たないと思います。





なぜかというと、

 

肌荒れに本気で悩んでいる人は、

 

皮膚科なんてとうの昔に当たり前に行っているし、

 

何なら5年とか10年とか、

 

普通の人は経験しないくらい長期間皮膚科に通っていたりするんです。

 

 

 

しかも、何年も通った結果「悪化しただけ」っていうケースも凄く多いのです。

 

 

 

 

 

こんな状況で「肌荒れ酷いから皮膚科に行った方が良いよ」なんて言われてみてください。

 

どんな気持ちになるか想像してみて欲しいです…。。

 

 

 

 

◎皮膚科では治らない、むしろ悪化する肌荒れもある!?

 

 

 

僕は幼児期からずっとアトピーに悩んでいて、

 

化粧品やスキンケアの知識が無かった頃は皮膚科に通ってお薬の力を借りて症状を鎮めていました。

 

 

しかし、

 

確かにお薬を使用した直後は肌荒れは一時的に治まるものの、

 

かならず再発して、また薬を使って治す…というのを繰り返しました。

 

 

 

ただ、ずっと同じことを繰り返していると、

 

徐々に使用している薬の効きが悪くなっていくのです。

 

 

そうして次に皮膚科に行くと、決まって別のお薬を処方されました。

 

 

 

当時僕は薬について何も知識が無かったので言われたままに使い続けていましたが、

 

その時僕が使っていた薬はとあるステロイド系の薬をワセリンと混ぜたものだったと記憶しています。

 

 

その薬は本当に覿面に効果的だったため、主に身体用だったと思うのですが、

 

たまに顔やデリケートゾーンなどにも使ってしまっていたと思います。

(特に使ってはいけない等の説明を詳しくされた覚えはありません…。)

 

 

しかし後に分かったのですが、

 

その薬はステロイド(副腎皮質ホルモン)系軟膏の中でも最も強力な薬のうちの1つで、

 

本来顔やデリケートゾーンに使って良い物ではなかったのですよね。

 

 

しかも身体に使う場合であっても連続使用においては安全に使用できる使用期限の目安があり、

 

身体の場合は4週間以内、顔や首・デリケートゾーンは2週間以内…と、

 

かなり限定されていたお薬だったのです。

 

 

ステロイド外用剤の作用の強弱による分類表

 

(↑下切れてますがストロング、ミディアム、ウィークのお薬も書いてあります。)

 

 

この期間を過ぎて使い続けると、ステロイドというのは強力な副作用があり

 

肌がより敏感になり荒れやすくなってしまうのです。

 

 

全く知らなかったので普通に数ヶ月から一年くらいダラダラ使用していたように思います…。

 

 

 

その結果一番酷かった背中や臀部、デリケートゾーン、手などは常にボロボロで、

 

10年以上皮膚科に通っても一向に治る気配がありませんでした。

 

 

顔はスキンケアをしていたためか比較的マシだったのですが、

(あと衣類とか柔軟剤などの原因物質にあまり触れないからというのもありそう)

 

まぶた周りがいつも炎症を起こしていて、これも薬で抑えてたけど完治しない…という感じでした。

 

 

 

その後スキンケアの知識を付けてお薬についても(主にステロイド関係)独学で学んだ結果、

 

このまま皮膚科で言われるがまま薬を使い続けても完治は不可能と判断し、

 

色々方法を考えて、現在ブログでも紹介している「オフスキンケア」を考案して

 

それで3年くらいかけて徐々に薬を一切使わなくても良い状態まで改善させました。

 

 

(ちなみにオフスキンケアでの改善期間にも一切薬を使わなかったわけではありません。ステロイドはミディアムかウィークの薬のみを使用して、基本は非ステロイド系のかゆみ止めなどをたまに使いながら、極力薬を使わずに肌荒れ原因との接触を絶ち、炎症の悪化を防いだ感じです。)

 

 

 

 

なので、

 

僕自身10年以上様々な皮膚科に通って一向に結果が出なかった経験があるため、

 

「肌荒れはとにかく皮膚科へ」

 

という意見を真っ向から否定はしないものの、

 

全てがそれで丸く収まるとは全く思っていません。

 

 

 

そして同じ経験をしている人は僕以外にもかなり沢山います。

 

ブログやTwitterのコメントやメッセージでも、

 

そういった経験をされてご相談される方が本当に沢山いらっしゃるのです。

 

 

何なら重度の肌悩みを持っている人は、ほぼ100%皮膚科での長期治療の経験があります。

 

 

場合によっては「皮膚科へ行く」ことが原因で肌荒れの完治を遠ざけてしまうケースがあることを沢山の人に知って欲しいし、

 

特に皮膚科の先生方にもこういった現状があることを僕は強く訴えたいです。

 

 

 

無論、中にはこういった現状を知っていて適切な治療をしてくれる優れた皮膚科も存在していることは知っていますが、

 

現状全ての皮膚科がそうではないし、まだまだ課題があると思っています。

 

 

 

 

◎「皮膚科で治せる肌荒れ」の見極めポイントは?

 

 

 

ちなみに、

 

「ささっと皮膚科に行くべき肌荒れ」

 

ってどんなものがあるのかというと…

 

  • 一時的な疲労や体調不良によって突発的に起こった肌荒れ
  • 原因がはっきりしている外因性の肌荒れ(化粧品かぶれ等含む)
  • アレルギーや明らかに一般的ではない皮膚の疾病
  • (ホルモン変動による肌荒れ)

 

などがあります。

 

 

 

重要なのは

 

『原因が分かっている』ことが第一になると思います。

 

もしくは診察や検査によって原因が分かる場合もOKです。

(アレルギーや明らかに一般的でない疾病はこのタイプ)

 

 

 

皮膚科の治療の基本は「対症療法」と言って、

 

「薬の力でその症状を抑える」ということをしているだけです。

 

 

つまり肌が荒れている原因に適切に対応しているわけではなく

 

「荒れている」という状態を薬の力で無理矢理治めているに過ぎません。

 

 

 

原因が明らかに分かっていて、

 

既にその原因を取り去った状態であれば

 

対症療法で症状を改善させてしまえば次に再発することはありません。

 

 

 

 

しかし、肌荒れ原因がはっきりしない状態のまま

 

その原因に対処せずに薬で症状を無理に抑えるだけだと、

 

原因がそのままなので薬が切れれば当然再発してしまいます。

 

 

 

再発するのでまた皮膚科に行き、より強い薬を貰って使い続ける…

 

そのようにして長期間使用し続けると、お薬の副作用が現れるようになるため

 

肌荒れが改善しないばかりか徐々に状態が悪化していく…

(もしくは薬の副作用で様々な合併症のようになっていく)

 

という悪循環に陥ってしまうのです。

 

 

 

 

なので、原因が分からない状態で薬に頼って治そうとするのはかなりマズイです。

 

 

本来は皮膚科の診察でそのあたりも分かれば良いのですが、

 

現状そこまでしっかりカウンセリングしてくれる皮膚科はほとんどないため

 

症状だけを見てガイドラインに従って薬を処方されるだけの場合が大半です。

 

 

 

 

 

つまり『皮膚科の薬だけでは治せないケース』とはどういうものなのかというと、

 

 

生活環境やスキンケアのやり方、

 

使用している化粧品類などが原因で肌荒れを起こしているのに、

 

原因特定&対処をしていないケースです。

 

 

 

例えば「使っている化粧品が合っていない」のにも関わらず症状を薬で抑えて同じ化粧品を使い続けると、

 

当然再発してしまうのでどんどん悪化してしまう…と。

 

 

この場合、肌荒れを治すのに一番重要なのは、

 

「肌に合わない化粧品の使用をやめること」です。

 

 

薬なんか使わなくても、皮膚科なんか行かなくても、

 

これだけで肌荒れは治せてしまうのです。

 

 

 

他にも食べ物が原因だったり、洗顔料やボディソープが原因だったり、

 

衣類の素材が体質に合っていなかったり洗剤や柔軟剤に原因が隠れている場合もあります。

(僕はこの辺全般見直したらキレイに治りました)

 

 

ニキビなどだと薬の副作用が原因で長引いてしまっているケースも多いです。

 

 

そういった肌荒れの場合は「原因を特定してそれを避ける」のが何より重要な薬であって、

 

原因が分からない、もしくは原因に対応しないまま対処療法の薬を使い続けると

 

肌荒れは高確率で悪化してしまいます。

 

 

 

皮膚科で治せるか否かはココが見極めのポイントになると思います。

 

 

 

◎ただし一般消費者にはそこまでの判断は難しい…

 

 

 

ですが、

 

現状一般消費者にその判断を委ねるのはまず無理がありますよね…(-_-;)

 

 

自己判断の結果原因と全く関係ないスキンケアで肌荒れを治そうとして悪化させてしまう人もやはりいるので、それも無視はできません。

 

 

結局一般消費者からすれば一番身近に専門家の意見が聞けるのは近所の皮膚科なので、

 

 

そういった肌荒れを起こした時にも皮膚科で正しくカウンセリングをして貰って、

 

薬を使うだけで治せるケースか、薬の使用だけでは治せないケースなのかを

 

適切に判断して選り分けて貰えるとみんなハッピーなんでしょうね。

 

 

 

 

とは言っても、

 

皮膚科はとても患者さん数が多いし、人の生活様式や体質などは千差万別で、

 

上記のような選別をガイドライン化するのもまず不可能です。

 

 

現状では上記のような理想が叶うとは到底思えないので…

 

 

 

誤った判断を下さない程度には消費者もある程度の知識を付けることがやはり重要になるのではないかと思います。

 

 

 

あとは肌荒れが改善した後にその状態を維持するためにも

 

適切なスキンケア指導ができる専門家というのも僕は必要だと思います。

 

 

 

「化粧品」では確かに「肌荒れを治す」とは言えませんが、

 

肌荒れしにくい肌の状態を整えて維持するのは化粧品の役割です。

 

 

つまりお薬の力で肌荒れを治したならば、

 

その後健康状態を維持するためには化粧品による適切なスキンケアが必要になってきます

 

 

 

 

今では化粧品やスキンケアに寛容な皮膚科の先生も増えてきましたし、

 

肌の健康を保つためにスキンケアの重要性を唱えているお医者様も沢山いて

 

そういった医院では適切なスキンケア指導も行っているところがあるようです。

 

 

 

しかし中には化粧品やスキンケア全般を悪しきものと捉える皮膚科もまだまだあります。

(良くない化粧品があるのは事実ですけどね)

 

 

『治療』と『美容』はまったく別物ですので、

 

「美肌」を目指すのであれば薬だけではそれは叶いません。

 

 

 

美肌のためには適切なスキンケアは必ず必要になるので、

 

医療と美容の間にある広い隔たりが今後もっと狭まっていくと良いなぁ…

 

と僕は思っています。

 

 






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