【化粧水を振って大きく泡立つ→界面活性剤が多いからNG!】は本当? | かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき

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Twitterで頂いたご質問になります!

 

 

 

 

 

最近こういうツイートがTwitterでバズっていたらしいですね!

 

 

元ツイートの内容をかいつまんで説明すると

 

  • 簡単に化粧水の品質を見極める方法として、思いっきり振って泡が立つと界面活性剤が多いから注意!

 

という内容。

 

 

ただ「これはデマだ!」という意見もかなり多く、

 

Twitter界隈では物議を醸している様子です。

 

 

 

他にも同じ内容で何件か質問を頂いていたので

 

深夜ですが僕の見解をお話しておきたいと思います(^_^)b





◎「化粧水を振って大きく泡立つ→界面活性剤が多い」は本当か?




まず最初に本件の僕の結論から先にお話しておくと、

 

「デマとは言い切れないけど例外も多いからこれだけでの判断は難しい」

 

という感じですね(^^;)

 

 

毎回のことながらぼやっとしたお返事になってしまって大変恐縮ですが…(苦笑)

 

 

 

 

どういうことかという言いますと、

 

まず

 

  • 化粧水を振ると大きく泡が立つ→界面活性剤が多い可能性が高い

 

これについては確かに間違っていないと思います。

 

 

ツイート主さんはどうやら化粧品の処方関連の技術者様のようですので、

 

この辺についてはよくご理解されていることだと思います。

 

 

実際化粧品というと「界面活性剤」が入っているものが大半で、

 

ほとんど水でできている化粧水でも入っているものは多いです。

 

 

特に保湿のためにちょっとした油分を可溶化させていたりとか訴求成分を配合していたりとかいう場合には界面活性剤の力を借りているケースも多いでしょう。

 

 

 

 

界面活性剤というのはご存じの方も多いですが一般的には「洗剤」の主成分に使われています。

 

 

洗剤って振ると泡が立ちますよね。

 

あれは界面活性剤の作用そのものです。

 

界面活性剤が水の界面張力というものを低下させるからで…(という話は割愛します。笑)




ただ界面活性剤は洗剤だけではなくて上で言ったように「乳化剤」「可溶化剤」として化粧品に油分を混ぜたりする用途で用いられる場合もあります。

 

こういったケースの界面活性剤は基本的に『非イオン系界面活性剤』といって、

 

洗剤とは違って肌に刺激になりにくい成分を使っている場合の方が多いですね。

 

 



だから化粧水に界面活性剤が入っているのは普通のことだし、

 

今では入っていないものを探す方が難しかったりしますね(^^;)

 

 

 

それで、一応乳化剤であってもやはり界面活性剤は界面活性剤なので、

 

濃度が高くなったりするとやはり「泡」が立ちます。

 

 

 

 

だから「泡立ち」を界面活性剤の配合やその濃度の指標のひとつとして考えることは

 

それなりに理にかなったテクニックではないかと僕も思いますね。

 

 

 

 

 

 

◎ただし「泡立つ=良くない商品」と一概に言い切ることはできない




でも界面活性剤が多いからと言って一概に「良くない」と判断するのは難しいのではないかと僕は思います。

 

 

そもそも化粧水に界面活性剤を配合するのは

 

お肌に良い成分を配合するためだとか、

(例えばセラミドとか)

 

より高い効果を訴求するために浸透性を増強させたいからだとか、

(高級化粧品の化粧水はこういう処方になってる物が多いです)

 

それぞれそれなりの理由があって配合しているケースの方が多いです。

 

 

 

言い忘れてましたが界面活性剤には成分の浸透を促進する作用がありますので、

 

 

例えば美白化粧品とかビタミンC系の化粧品には高確率で多めに界面活性剤が入っています。

 

これは美白成分が肌のある程度奥深くまで浸透しないと効果が期待できないからですね。

 

 

 

 

もちろん、界面活性剤が非イオン系の肌に負担にならないものだからといっても、

 

浸透性をむやみに増強させることは肌にとって必ずしも良いことではないと僕も思っています。

 

ただ、

 

よほどの敏感肌でもない人がこれを闇雲に避ける必要はないのかな?とも僕は考えていて、

 

 

見ようによっては「浸透性を高めて訴求成分を肌の奥まで届ける」というのも、

 

化粧品の評価の仕方次第では優れた商品という見方もできると思うのです。

 

(まぁ僕が評価するとあまり良い評価にならないかもしれませんが…苦笑)

 

 

 

ちなみに「セラミド」みたいなめちゃくちゃ水に溶けにくい成分だと界面活性剤を使わないと絶対に化粧水には配合できないので、

 

セラミド系の化粧水はほとんどのものがそれなりに泡立つ仕様になっていると思います。

 

 

特にセラミド濃度が上がればそれだけ界面活性剤濃度も増えますので、

 

より肌のために濃度を高めた物ほど泡立ちやすい傾向があると思います。

(セラキュアも細かい泡ですがそこそこ泡立ちます…。苦笑 )

 

 

 

 

ちなみにツイ主さんが「大きい泡」と言っているのは、

 

洗剤に用いられる陰イオン界面活性剤とか非イオン系の洗剤だと大きめの泡が立つ傾向があるので、

 

単純に界面活性剤の「質」を言い表している可能性も否定できないかもしれません…。

 

 

 

陰イオン系とか非イオン洗剤なんかを化粧水の可溶化剤にがっつり使ってたらそれは良くない化粧水と言えますよね(^^;)

 

もうクレンジングローションみたいなもんですねそれは…(苦笑)

 

 

なにぶんTwitterなんて140字しか書けないですから、

 

多々説明不足が生じてしまうのは仕方ないことです…。

(僕もすごく思い当たる節があります…笑)

 

 

 

 

 

◎増粘剤や保湿剤が多い化粧水は泡立ちが持続しやすい

 

 

 

また重要な例外としては

 

「カルボマー」「カラギーナン」のような増粘剤とか、

 

「ヒアルロン酸Na」などの保湿剤が多めに入っている化粧水は、

 

 

界面活性剤の濃度が同じでも比較的泡立ちが持続しやすい傾向があります。

 

 

 

 

実剤のところ、増粘剤や保湿剤は水同士の引き合いを強める作用で

 

どちらもほとんど同じようなメカニズムを持っています。

 

 

ヒアルロン酸Naみたいな保湿成分も多く配合すれば増粘剤と同じく水をジェル状に固めてしまいます。

 



あまり高濃度になると溶液が固すぎてもはや泡が立たなくなりますが、

 

適度量だと水がある程度の弾力を持つので泡の持続性が上がったり、質感の良い泡ができるようになります。

 

 

こういった保湿剤や増粘剤と界面活性剤とを組み合わせて


シャンプーなどの泡立ちや泡持続性を補強しているケースもあるくらいです。

 

 

 

なので、

 

場合によっては「保湿剤が多い化粧水ほど泡が消えにくい」ということも起こりえるので、

 

 

これも重要な例外だと思いますね(^^;)

 

 

濃度を濃くすれば、グリセリンなどでもそういう傾向はあると思います。

 

 

 

 

 

 

◎ひとつの指標にはなりえるが、これだけでの判断は難しそう

 

 

 

というわけで、化粧水を振ってみるというのは

 

化粧水を選別する上でのひとつの指標として利用することは「あり」だと僕は思います。

 



でもこれだけで判断できないことも多いので、

 

くれぐれもこの方法を過信しすぎないようにして欲しいです。

 

 

 

泡が立っても非イオン系の分子量の大きい界面活性剤であれば、

 

肌の奥には浸透できないので刺激要因にはなりにくいし、

 

肌バリアを壊すほどのパワーも持っていません。

 

 

 

化粧水で一番配合が多いのは主成分に使われているBGやエタノールやグリセリンなどの「水溶性基剤」で、

 

界面活性剤は多くても1%以下が基本です。

(普通は0コンマの単位でしか入ってません)

 

こんな微妙な配合量の成分を怖がりながら化粧水を選ぶのはちょっとどうなのかな?という風にも感じます(;^^A

 

 

 

僕としては一番はやはり『成分』からある程度判別して欲しいところですが…。。

 

 

 

まぁ自分が使っている製品がどれくらい泡立つのか?を見るのは面白いと思いますので、

 

一度試して見られるのも良いと思います(^^)v

 

 

ただしくれぐれも、

 

今まで長く使用してきて刺激も感じずに気に入って使っていたのに

 

『泡が立った!やめよう!!』

 

っていう風になるのは違いますので(;^o^)ゞ

 

 

どうかご注意くださいね!




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