かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき

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突然ですが皆さん、



『メエプブペヘヘオノデ』

 

 

って聞いたことあります?(^^)?

 

 

 

 

え?キーボードが壊れてる??

 

 

 

いや壊れてません(-_\)(/_-)大丈夫!合ってます(笑)

 

 

 

 

 

今日は化粧品成分を読む時に知ってると便利(かも?!)な小ネタとして

 

この「メエプブペヘヘオノデ」についての小話をちょっとご紹介しておきます(^o^)ゞ

 

 

 

 

「なんじゃその謎の呪文は」と思った方は是非ご一読を!!!

 

 

 

 

 

◎『メタノール』と『エタノール』

 

 

 

ちょっと話が逸れるのですが

 

 

『安いお酒』ってなんで不味いか知ってますか?

 

あと安いお酒ってすごく二日酔いしやすいです。

(特に日本酒やワインなど)

 

 

これはちょっとググっていただけると分かるのですが、

 

実は安いお酒には普通のアルコール(エタノール)の他に『メタノール』という成分が微量に入っていまして、

 

このメタノール含量が多いほど(『メチル臭』と呼ばれる臭気があるので)味が不味いと感じるわけです。

 

 

 

そもそもメタノールは毒物に分類されている成分なのでお酒の場合規制値があるんですけどね。

 

安いお酒はあまりしっかりとはこの精製処理を行わないので、

 

お酒の中に規制値には届かないとはいえそれなりの量でメタノールが残っているのです。。

 

 

 

味覚や嗅覚に鋭い人ほどこの味が分かるので

 

安いお酒を特に不味いし臭いと感じます。

 

 

 

 

 

逆に高いお酒がなぜ美味しいかというと、

 

この不純物である『メタノール』を限りなく精製して取り除いているというのもありますし、

 

ワインなどだと長い時間をかけて熟成させますね。

 

この熟成の期間に分子量の小さいメタノールが少しずつ失せていくので

 

もうほぼ内在メタノール含量がゼロになっています。



だから不快な臭気を感じずに美味しく飲めます。

 

しかも毒物であるメタノールが少ないのでいわゆる「悪酔い」や「二日酔い」になりにくく、

 

とても健全なお酒生活が送れるのです(*^^*)

 

(だからといってアルコールも摂取のしすぎはよくありませんので気をつけて!笑)

 

 

 

ちなみになぜメタノールが毒物になるかというと、

 

 

普通のアルコール(エタノール)は体内で分解を受けると『アセトアルデヒド』という物質に変わり

 

このアセトアルデヒドもあまり身体に良い成分ではないのですが

 

いずれさらに『酢酸』という成分に変わって毒性が中和されます。



【エタノール→アセトアルデヒド(一応毒性有り)→酢酸(無毒)】



対してメタノールも同じ様に分解されるのですが、

 

まず『ホルムアルデヒド』という成分になりやがて『ギ酸』という成分に変化します。

 

ご存知の方はホルムアルデヒドは有名な毒物とご存知だと思いますし、

 

実はギ酸もそれよりさらに強い毒物なのです。



【メタノール→ホルムアルデヒド(毒物)→ギ酸(もっと毒物)】




というわけで体内での中和が起こりにくいためメタノールはエタノールとは比較にならない毒性を持っています。

 

 

なのでお酒を選ぶときにはできるだけしっかりした銘柄のお酒を飲むようにした方が絶対に身体に良いです!

 

僕も最近は適当な居酒屋の適当な300円のグラスワインとかは絶対に飲みません…(;^o^A

 

 

 

 

◎メタノールは「1」のアルコールで、エタノールは「2」のアルコール

 

 

 

さて話を戻しますが、

 

「メタノール」と「エタノール」は名前が似ていますが何が違うのか?

 

それは構造中の【炭素の数】が違っています。

 

 

 

メタノールは炭素が1個。

 

(黒い玉が炭素です!)

 

あ、毒物&ハザードマークも付いてますね。笑

 

 

 

そしてエタノールは炭素が2個。

 

 

 

ちなみに先っちょに【OH】って部分が付いてるでしょう?これが『アルコール』の構造です。

 

先っちょに【OH】がくっつけば有機化学的にはアルコールの仲間です。

 

 

 

 

 

メタノールは炭素1個のアルコールで、エタノールは炭素2個のアルコール。

 

 

メタノールは飲んじゃダメなアルコールでエタノールは飲んでも良いアルコールです。

 

 

 

 

なので、例えば化粧品では【アルコールフリー】というと「エタノール抜き」のことを指してるのですが、

 

有機化学的にはアルコールというとOHが付いてると全部それの仲間になっちゃうのでちょっと不思議な表現だなぁといつも思っています(^^;)

 

まぁお酒でもアルコールといえばエタノールのことを指す場合が多いですけどね。

 

 

 

つまり慣用的にはアルコール≒エタノールで間違いないですが、

 

厳密にはアルコールには色んな種類のものがあるということは絶対に忘れないで頂きたいです。

 

 

 

 

 

◎「メエプブペヘヘオノデ」 → 「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10」

 

 

 

メタノールは炭素1のアルコール、エタノールは炭素2のアルコールです。

 

 

アルコールは他にも色んな種類があって、例えば

 

【プロパノール】

 

 

これは炭素3つのアルコールです。

 

 

黒い玉の数に注目してくださいね!黒の3つありますね(^^)/

 

 

 

 

ちょっと長くしてみます。これは【オクタノール】ですね。

 

 

黒いの8つなので炭素数が8個です。

 

 

 

 

 

…ということでお気づきになられた方もいらっしゃると思いますが、

 

 

冒頭に出てきた『メエプブペヘヘオノデ』とは化学用語における数詞の頭文字です。

 

 

 

具体的には【メエプブペヘヘオノデ】で順番に【1,2,3,4,5,6,7,8,9,10】と対応していると考えて頂いて結構です!

 

 




さらに詳しくした表がこちらです↓

 





例えば今回はアルコールをメインに考えたのですが、

 

1番右端の「アルキル基」っていうのとその仲間が化粧品の成分名によく付いてます。

 

 

ペンチレングリコール、ヘキサンジオール、ブチレングリコール、

 

トリエチルヘキサノイン、パルミチン酸エチルヘキシル、ミリスチン酸オクチルデシル

 

とかね。

 

 

 

 

 

 

 

ホントはあとこの先の「11~20」も勉強するべきなんですが、

 

11~20は『慣用名』と言ってあだ名で呼ばれているのが多くて例外だらけなんですよね~。(^^;)

 

 



一応載せときますが特に重要なのは『ラ・ミ・パ・ス』ですね!


炭素数12の『ラウリル~』とかは化粧品で最も沢山使われている成分です。

 

 

炭素数14の『ミリスチル~』16の『パルミチル~』(もしくは『セチル~』)18の『ステアリル~』

 

はぜひ覚えていて欲しいです。


他はほぼ出てきませんので全く重要ではありません。笑

 

 

「12・14・16・18」=「ラ・ミ・パ・ス」で覚えましょう\(^o^)/

 

 

 

あと「モノ・ジ・トリ・テトラ」「1・2・3・4」の意味なのでメエプブと一緒に覚えてしまうのも良いですね!

 

 

 

 

より詳しくは化学同人さんのホームページが凄く詳しいです。

(ちょっと難しいですが;)

 

 

 

 

 

 

◎化学数詞をマスターすると成分の「形」が想像できるようになる

 

 

 

これ、例えば

 

パルミチンエチルヘキシル

 

とか見た時に

 

パルミチン=16、エチル=2、ヘキシル=6

 

となって、成分の炭素の数が分かるようになります。

 

 

 

成分の炭素数が分かれば【分子の大きさ】が推定できます。

 

炭素が多ければ分子は大きく、炭素が少なければ分子は小さいです。

 

 

基本的に分子が小さければ水の性質が強くなり、

 

分子が大きければ油の性質を持つ場合が多くなります。

 

 

小さい方が浸透しやすいし、大きい方が浸透しにくいです。

 

その分小さいほうが肌に刺激が生じやすく、大きいと刺激になりにくいですね。

 

 

 

上のパルミチン酸エチルヘキシルなんて「あら~油だねぇ」って感じです。( ̄▽ ̄)

 

 

 

 

あとは繋がり方の法則を覚えると形まで推定できます。

 

 

それと『官能基』と言って

 

【OH】がアルコール(親水性)、【COOH】はカルボン酸(弱酸)、【NH2】がアンモニア(弱アルカリ)、【SO3】は硫酸(強酸)…、

 

などなどの特性を学ぶとその成分の水溶性や酸性、アルカリ性や皮膚刺激性の大体も分かるようになります。

 

 

 

 

そういうのを足していくと成分表がどんどん言語に見えるので翻訳できるようになっていくわけですね。

 

もちろんマスターするにはかなりの練習が必要ですが…。。

 

化粧品成分って言語みたいなものです。

 

 

 

 

 

ただ1番はじめは何よりも化学数詞を1番に覚えた方が良いと思います!

 

 

「メエプブペヘヘオノデ」で「1~10」、

 

「ラ・ミ・パ・ス」で「12・14・16・18」。

 

(「モノ・ジ・トリ・テトラ」=「1・2・3・4」)

 

 

ぜひ口に出して唱えながら身体に染み付かせて欲しいです(*^^*)ゞ

 

 

 

 

 

まぁ実はこのメエプブペヘヘオノデは高校で有機化学を勉強しておけば、

 

大体最初に勉強するはずの内容なんですよね。

 

僕も高校の時に先生にこの語呂合わせ(?)で覚えさせられましたね^_^;

 

 

 

何の意味もない文字列ですがずっと唱えていると不思議とやみつきになるので…笑

 

意外と自然と覚えられると思います(^^)ゞ






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