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ニキビや毛穴トラブル、その他の様々な肌荒れに対してトータル的に有効とされ、
皮膚科や美容皮膚科でも積極的に取り入れられている美容治療として
『ピーリング』
は非常にポピュラーなものですね。
元々は美容医療としてクリニックで行われるのが一般的でしたが、
最近ではピーリング効果のある成分を配合した洗顔料やゴマージュ(※)などが他方から発売されており、
誰でも気軽に自宅で簡単なピーリングが出来る時代となっています。
※摩擦やスクラブなどによって物理的に汚れを落とすアイテムのこと
最近では過剰なスキンケアによって毛穴汚れや角栓、ニキビなど様々な肌トラブルを抱えている消費者が増えているので、
もしそれらを綺麗さっぱり爽快に取り去ってくれることが出来るのだとしたら
このピーリングに頼りたくなってしまうのも分かる気がします。
ですがこのあまりの手軽さから、
最近ではピーリングの危険性をあまり考えずにこういったアイテムで過剰なケアを行ってしまう人たちが増えているようです。
当ブログでは前々からピーリングの危険性について幾度か取り上げていますが、
しっかり記事にしたことは無かったので
ちょっと今更ながらですがまとめていきたいと思います!
◎様々な肌トラブルに有効な美容治療?
→http://www.tsunashima-dc.jp/treatment/cosmetic_03.html より
実際のところ美容皮膚科や皮膚科ではピーリングは様々な肌トラブルを改善させるための治療方法として扱われています。
つまりその効果は確かに医学的にも認められているということです。
なので重度の肌トラブルなどがある時は、
専門医の居る皮膚科や美容皮膚科でピーリングの施術を行ってもらうのはひとつの選択肢でしょう。
◎ピーリング=皮膚を溶かすor破壊して新たな皮膚の再生を促すこと
ただし『ピーリング=お肌を綺麗にすること』という認識でいると、
大変なしっぺ返しを食らうことがあります。
まず『ピーリング』とはどのようなメカニズムによるものなのかというと、
簡単に言えば、
皮膚の組織をわざと破壊することで肌を強制的に自己再生させることです。
↑の図はピーリングの基本的なメカニズムを超絶簡単に表したものです。
現在一般的なピーリングは「AHA(αヒドロキシ酸)」や「BHA(βヒドロキシ酸)」などの化学薬品を用いる『ケミカルピーリング』が主流です。
これらの薬品は強いタンパク質変性作用や皮膚の溶解作用を持っており、
皮膚に塗布しておくと効果的に皮膚の角質を破壊してくれます。
破壊された角質はしばらくすると一斉に剥がれ落ち、
それを感じ取った皮膚組織は新たな角質を迅速に生成しようとします。
というわけで上手くいけば汚い皮膚が綺麗に剥けて、新しい綺麗な皮膚が生まれてくる!ということになるのですね。
◎ピーリングのリスクと注意点
じゃあいいことばっかりじゃん!と思うかもしれませんが、
ケミカルピーリングは一旦皮膚を傷つけているのですから、
皮膚そのものにはかなりのダメージがあるのは当然です。
人それぞれ刺激の感じ方は異なっていますから、
普通の人には問題無かった濃度の薬でも
凄く敏感肌の人だと重度の炎症を起こしてしまうような事態になることもあります。
また一旦皮膚が剥がれて出来上がった新しい皮膚は
本来の皮膚より急ごしらえの未完成品のようなものです。
そのため、ピーリング後の皮膚はとても脆く弱いので、
紫外線の影響を受けやすくなったり刺激に敏感になる
などの副作用が付いてきます。
これは角質の代謝を促し新しい皮膚を生成する「トレチノイン」と同じような弱点ですね。
普通に考えれば皮膚を溶かしてしまうような薬を使っているのですから、
リスクもそれだけ大きいということが言えます。
皮膚科や美容皮膚科で専門医にやってもらったとしても
失敗してしまうことも少なくないと聞きます。
『どんな肌トラブルにも有効の万能治療法!』
というように宣伝されることが多いように思いますが、
ピーリングはかなりリスキーな荒療治であり
そんなに気軽に試して良いようなものではないのです。
◎ピーリングジェルや洗顔、ゴマージュもやり過ぎ厳禁!
また最近では美容皮膚科などでの施術だけでなく、
ホームケア用の弱いピーリング効果を持ったジェルやゴマージュ、洗顔料などが沢山出回っています。
- アズマ商事の ピーリングジェル むきたまご肌/アズマ商事
- ¥2,808
- Amazon.co.jp
- ロゼット ゴマージュ 120g/ロゼット
- ¥648
- Amazon.co.jp
- 肌研(ハダラボ) 卵肌 マイルドピーリング洗顔フォーム 130g/ロート製薬
- ¥864
- Amazon.co.jp
美容治療としてのピーリングの場合は薬剤の濃度が30%~50%など非常に高い濃度で行われるのが一般的です。
医薬品としての外用薬でも15%とかになりますが、
これらの化粧品に配合されるピーリング成分は基本的に多くて1%程度です。
なので美容治療にあるような劇的な効果は殆ど得られず、
弱い角質溶解作用によって
普段落としにくいくすみなどの汚れがよく落ちるようになる程度の効果
しかありません。
しかしだからと言って安全安心万歳とは行きません。
ピーリング成分はタンパク質を破壊する性質があるものばかりですから、
そのような成分が入っているということは単純な皮膚刺激があるということに他なりません。
たま~に使って溜まった角質やくすみを落とすくらいならさほど問題ありませんが、
こういうアイテムを週に何回もとか、まして毎日使用しようものなら
落とすべきでない正常な角質まで過剰に削ることとなり、
これが長期間続けば
元々健康だった肌が薄くなって異常に敏感になってしまうこともありえます。
ちなみに巷ではそういった肌を『ビニール肌』と呼ぶそうですね(^_^;)
もちろん元から敏感肌の方がこれをやれば、
結果は火を見るよりも明らかかと思います。。
敏感肌の方にはピーリング系の化粧品は絶対にオススメ出来ません!
◎正常な肌にピーリングは不要!
これはあくまでかずのすけの持論ですが、
正常な肌にはピーリングは絶対に不要です。
僕は
「ピーリングなどをやりすぎてどんどん肌が汚くなってしまった」
という相談を頂くことはとても多いですが、
「ピーリングを頻繁にやってお肌がとても綺麗になった!」
という人に出会った(お話を伺った)ことはこれまで一度もありません。
そもそもピーリングとは重度の肌トラブルのための荒療治(治療)であって、
普通の肌の人が美容目的で適当にやってみることではないと思います。
それが例えマイルド(と言われてる)ピーリングであったとしても、
健康な肌を育むために皮膚を溶かす薬が必要だとは僕は絶対に思いません。
<追記!>
GODMakeさんが本記事内容を動画解説付きで復刻して下さいました!
▶ケミカルピーリングって何?メリットやデメリットは?【特別スキンケア講座VOL.4】
とても分かりやすい動画を作って下さっているので、
よろしければこちらもご一読&ご視聴ください!!
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