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赤ちゃんのお肌はマシュマロみたいでとっても綺麗ですが、
実際には赤ちゃんのお肌はとてもデリケートです。
これは大人の肌が『完成品』であるのに対して
赤ちゃんの肌はまだまだ未熟の『未完成品』だからです。
なので十分な肌バリアが備わっていない場合があります。
となれば刺激のある化粧品などは出来るだけ避けたいはずです。
化粧品に関しては別に赤ちゃんに化粧水や乳液なんて付けてあげる必要はありません。
むしろ下手に適当な化粧品をつけると肌荒れしてしまうことが多いと思いますので、
できれば赤ちゃんには最低限の保湿剤以外は使わないようにしたいところです。
ですが、
年々春夏の紫外線は強力になっていますし
赤ちゃんや小さいお子さんを一生家の中に閉じ込めておくなんて出来るはずはありません。
紫外線は完成品の大人の肌でもかなりの負担を与える有害光線ですから、
デリケートな赤ちゃんのお肌にも必ず対策をするべきです。
なので赤ちゃんや小さいお子さんの肌にも『日焼け止め』は必須です。
しかし先程も言ったように赤ちゃんの肌は弱いので、
適当な日焼け止めを塗ってしまえば逆に成分に肌荒れを起こす可能性があります。
ですから出来るだけお肌に優しい低刺激の日焼け止めを選んであげたいですよね。
というわけで、
本日のテーマは【赤ちゃんにも優しい日焼け止め】の選び方です!
◎基本的な低刺激の日焼け止めの選び方
基本的な低刺激の日焼け止めの選び方は
▶敏感肌にも安心?「低刺激の日焼け止め」を選ぶコツ
のエントリーで紹介しています。
ざっくり言えば
ということになります。
コレと加えて今日はもう少し補足の内容を付け加えていきますね!
◎【ジェル系日焼け止め】には注意!
最近は昨年頃から引き続き【ジェル系の日焼け止め】が人気です。
それで各メーカーから次々にジェル系の日焼け止めが発売されていて、
その中には「赤ちゃんにも使える!」というタイプも少なくありません。
ただこういった【ジェルタイプ】の日焼け止めは、
ジェルのテクスチャーを作るための『DPG』や『PG』などと言った
敏感肌には刺激になる多価アルコール系成分が高配合になっている場合が非常に多いです。
これらの成分は目刺激性も強いので、
汗などで流れて目に入ったりするととても痛みますし
敏感肌なら十分肌荒れの原因になります。
またこのタイプの日焼け止めはとにかく伸びがよく使用感が良好ですが、
伸びが良いということはそれだけ肌の上で薄く広がってしまうということです。
紫外線防御指数は同面積に同重量の日焼け止めを塗って測定するので、
同じ量で薄く伸びれば、結果として紫外線防止効果が弱まることになります。
つまり数値よりも弱い紫外線防止効果になりがちということですね!
なので注意が必要です。
いくら使い勝手が良くても、実は刺激の懸念のある日焼け止めなのです。
◎【石鹸乳化の日焼け止め】は論外!
先日ブログの質問で教えて貰ったのですが、
「赤ちゃんの日焼け止め研究所」
というホームページがあります。
まぁよくあるアフィサイトなんですが・・・(^_^;)
こちらのホームページでは某毒性判定で化粧品の格付けしちゃってるみたいです。
しかしこの方法はハッキリ言って化粧品の解析法としては大間違いなので絶対に参考にしてはなりません。
何がダメかというと、
例えば上記ホームページで紹介されている最高ランクの日焼け止めは
【石鹸乳化】という方法で作られている日焼け止めなのですが、
↓これ
- パックスベビー UVクリーム 30g SPF17/PA+/太陽油脂
- ¥700
- Amazon.co.jp
これは正直な話、
塗り置き(洗い流さない)が基本の日焼け止めの処方としては
このご時世ではまず考えられないものです。
【石鹸乳化】とは、
つまり化粧品の乳化用の界面活性剤を石鹸で代用しているものです。
石鹸はアルカリ性の陰イオン界面活性剤ですから、
・皮膚のpHをアルカリに傾けてしまう
・陰イオン界面活性剤には少なからずの皮膚刺激がある
という弱点を持ちますので塗り置き化粧品にはまず不向きです。
しかも石鹸は
・弱酸性の皮脂と反応して分解して石鹸カスを生じる
などの問題もありますので、
(詳しくはこちらの花王の資料をじっくり読むと出てきます。)
昨今の塗り置き化粧品の乳化剤には、
基本的に皮膚刺激の無い非イオン界面活性剤が使われます。
この非イオン界面活性剤は合成のものが大半なので、
上記サイトではなぜか悪者扱いされているんですよね(^_^;)
(実際には無刺激で非常に安全です)
石鹸乳化の日焼け止めは
・アルカリ性で肌に刺激がある
・不安定で分解しやすい
という問題を抱えているので、赤ちゃん用には絶対NGです。
◎【油脂ベースの日焼け止め】もやめて!
あともう一つ、
上記サイトでこれも高評価なんですが
紫外線に当たることを前提に作られている日焼け止めとして
【植物油脂】や【植物成分】を豊富に配合している日焼け止めはNGです。
オリーブ油とかナッツ油とかそういうやつですね。
なぜなら油脂というのは酸化するオイルだからです。
特に紫外線を受けると
油脂は酸化して過酸化脂質やアルデヒドや様々な反応生成物を生じます。
ちなみに油脂は酸化を受ける際に紫外線を吸収するので
紫外線防止効果もあるのですが、
その際に変質して肌に負担を与えることが懸念されます。
ですから日焼け止めの主成分は、
不安定な油脂ではなく
安定性が十分なシリコーンオイルなどが良いのです。
◎赤ちゃん用には刺激の懸念のある成分や不安定な処方は避ける
というわけで良い物を選ぶ際には結局は序盤に紹介したポイントを押さえていけば良いのですが、
昔ながらのシンプルな処方とか植物性とかそういうのに惑わされないようにしてくださいね!
では最後にかずのすけがこれまで解析したもので
赤ちゃんにもオススメ!というものを幾つかピックアップして終わりとします(^^ゞ
基本的に日常使い用ということで
・低刺激性
・SPF30程度
を基本に考えて選んでおきます。
<お湯で落とせる>
▶POLA ホワイティシモ UVブロック ミルキーフルイド
(『2歳以上』って書いてますけど、赤ちゃんでも普通に使えると思います)
▶NOV UVミルクEX
(亜鉛アレルギーには注意)
▶ドクターシーラボ ベビーUVクリーム
(低価格で安心設計ですが、かなり白いのが難点かも)
▶DHC ベビー&ママ サンガード 解析
(ドクターシーラボととても似てます。低下価格・安心設計。でも白い;)
▶オルビス サンスクリーンフリーエンス
(お湯で落とせるほどではありませんが、優しい洗浄剤でもOK。)
<石鹸・ボディソープで落とせる>
▶NOV UVローションEX
(やや皮膜強め)
▶オルビス サンスクリーンルーセント
(ニオイが強めです※既に廃盤です※)
あと安価なものでは、
吸収剤入りでSPF50、洗い流しに洗剤が要りますが
▶スキンアクア UVモイスチャーミルク
は安価ながらそこそこまともです。
(SPF高めなので日差しの強い時に使う用にした方がよいと思います)
以上まだまだ数が揃わず安価なものが少ないですが、
今後見つかり次第追加していきたいと思います!
(安めで良さそうなのがあれば随時募集中です^^;)
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