四国の旅 ▶3日目 足摺岬→道後温泉 | 60代からのヨーロッパ・ドライブ旅行ガイド
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3日目 足摺岬→道後温泉

きょうは、四万十川沿いを(車で)遡上し宇和島に出て、松山を目指します。
途中、大洲や内子、あるいは四国カルストなど見どころがあるようですが、松山での時間が少なくなるので割愛して先を急ぐ行程です。
 
そんな訳で、今朝は早起きして朝食前に足摺岬に行きました。
ホテルを6:30に出て、歩いても行ける距離ですが車で。
足摺岬公園の駐車場には中浜(ジョン)万次郎の大きな銅像があり、
その脇を進み展望台へ。
 
西の灯台から、黒潮に輝く太陽、東に天狗の鼻(別名、象の鼻)と呼ばれる岬
 
公園内にはヤブツバキのトンネルの遊歩道があり、南国を感じます。
 
 
公園のすぐ近くに、四国巡礼の第38番札所、金剛福寺があるので参拝しました。この旅の途中でも、何度かお遍路さんに出会った。サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路ではバックパッカーのいで立ちが多かったが、こちらは白衣(はくえと呼ぶらしい)を着る人が多い。共通しているのは、日本では輪袈裟、スペインではホタテ貝の首飾り、いずれも参拝の具です。現在では信仰の巡礼だけでなく、自己目的のための旅でもあるようです。
そうそう、杖も共通しています。
 
蘇鉄が南の国の寺院を感じさせます
 
7:30ホテルに戻り朝食
 
 
鯖は清水サバとよばれこの地の名産、昨日は刺身で食す
 
9:30ホテル出発
途中近くの土産物屋さんで、GoToのクーポンを消化。
 
 
昨日通った中村までの道を戻り、四万十川沿いを上流に向け走る。
四万十川といえば沈下橋(全部で47)、いくつかの沈下橋をたどりながら行く。
 
まず最初は、佐田の沈下橋
 
魚が見え、さすが清流
 
起伏の少ない山々を縫ってゆるやかに蛇行しながら滔々と流れ、四国内では最長の大河(吉野川が最長と思い込んでいた)四万十川。
水質では同じ高知県を流れる仁淀川のほうに軍配があがるそうです。
 
ところで四万十川に沿って走るこの国道441号線、ところどころで1車線の狭い道路となり、何回も待避所で待機もしくはバックするなど、難道路となります。
 
Googlemapから引用
 
従って、バスツアーで訪れることは困難だろう。
 
三里沈下橋、
水の色が深い
 
勝間沈下橋、
コンクリート護岸がないとかくも自然
 
岩間の沈下橋、
穏やかな流れなので、川面が鏡面となって空を映しこむ。
 
西土佐の道の駅で軽食をと思っていたが、瀟洒なカフェがありここに入った。
西土佐は四万十栗が名産ということでモンブランを
 
たおやかな四万十川とは西土佐で別れ、松山自動車道にのるために宇和島へ。
宇和島城は車窓見学。
 
 
宇和島城は、伊達政宗の庶流の長男秀宗の居城であり宇和島藩の藩庁である。歴史に疎い私がなぜ、そんなことを知っているのか?
10月に行ったばかりの秋保温泉の佐勘で、料理に出た宇和島産すだちの説明に仙台姉妹都市の縁とあり、仲居さんに聞いたところが上記の内容。そうか、西の伊達・東の伊達とはこういうことか。天守は築350年で現存12城のひとつで重要文化財。四国には12城のうち4城もがある。
 
宇和島朝日ICから松山道に入り、一路松山へ。
この松山道もほぼ片側1車線の自動車専用道路だが、無料区間もあり料金所を2回ほど通過する。
1時間半ほどで松山市内へ到着。時間は15時。
松山三越裏の駐車場に入れて、ロープウェイ通りと呼ばれる賑やかな小道を抜け、ロープウェイ乗り場へ。それほど待たずに乗車、3分で本丸の入り口に到着。
 
ロープウェイかリフトを選べる
 
本丸の石垣をたどり、筒井門へ
 
本丸広場から天守を望む
 
 
天守への観覧券を購入して一ノ門から天守閣へ
平山城なので360度の視界
 
西の方角、右手に興居島の小富士が見える
 
東の方角、道後温泉は左手
 
天守を含む本丸は火災で焼失したものが幕末の1854年に再建されたというので、現存12城のなかでは一番新しいものになる。それでも160年余り前の築造。
 
雲間に射す光が瀬戸内海を照らしている。
 
 
再びこんどはリフトで下り、大街道へ
 
松山も市電が走る
 
松山三越を通り駐車場に戻ったが、三越のファサードの豪華さに驚いた。地方からの撤退が報じられているが、松山は大丈夫だろうか。
 
道後温泉の宿は、「道後館」、17時に到着。
 
 
道後温泉は3古泉のひとつ(あとは、有馬、白浜)であり飛鳥の時代からの伝承もあり、道後温泉本館の湯屋、それが登場する「坊ちゃん」により全国から人を集めている。松山市内にあり、大型の温泉旅館、ホテルが立ち並ぶが、観光バスが横付けされるような風景は見かけない。個人客を中心に団体客を取らなくて集客する力は、さすが道後と思う。
 
チェック・イン後、夕食まで時間があるので、温泉街を散策する。
まずは道後温泉本館へ
 
 
現在、3年にわたる保存修理工事がなされていて、全面テントで覆われているかと思っていましたが、正面側は工事も終わり建物が見られます。
 
現在神の湯には入浴できるということで22時過ぎに来ることにする
 
温泉街入り口にあるカラクリ時計
 
小1時間ほど散策して、ホテルに戻りました。
夕食会場の個室へ。
ここで食事を配膳してくれる方は若い男性で、見渡すと若い人が多く働いている。4月からはじまった緊急事態宣言下では職場はどうだったのだろうか。直接的には聞けなかったが、いまのように客が戻り本当に良かったと笑顔になった。
さてここ道後館の和食は、昨日の”体裁より素材””という野趣な料理とはまた趣を変え、繊細な和の創りで魅せる料理だった。
 
 
食後しばらくして、ホテル内の大浴場に入る。
道後温泉を100%引き湯しているそうだが、かけ流しではなく循環塩素殺菌のようである。
 
ホテルHPから引用
 
 
名湯と云われる多くは、刺激の少ない、言ってみれば個性の乏しい湯が多いが、ここもそういう印象。アルカリ性単純温泉だが、ヌルヌル感もなく湯の香りも乏しい。
やはりかけ流しの道後温泉本館に行かねばなるまい。
 
というわけで、雨が降り出した22時、本館に向かった。外湯めぐり用にホテルでは玄関に籠とタオル・石鹸が用意されていて、傘も借りいざ出発。本館までは3分ほど。
おや、入り口にはこんな時間でも人が並んでいる。係の人が整理券を持っている人はこちらに並んで、と呼び掛けている。
ウヌッ、整理券?ならばそれをもらおうと係の人に聞けば、本日分はすでに終了、という。現在コロナ対策で定員20名に限定していて入浴までに相応の時間がかかっているという。
やむなく、私は3つある外湯のひとつ「椿の湯」に入ることにする。
 
地元の方が多く利用するという椿の湯、HPから引用
 
こちらは本館同様、かけ流しで加温も加水もしていない。
ホテルよりは湯の香もあり、多少ヌメリ感も感じられるが、刺激の少ない(肌に優しい)個性の乏しい湯に変わりない。
連れは、やはり本館に入らなければ道後温泉に入ったことにならないと明日一番湯(6時)に行くという。
 
いろいろあったが、その分ゆっくりと熟睡できた。
 
(この項、おわり)