失語症の夫に、続けて良かったと思う習慣② | 脳卒中で右半身麻痺、失語症を宣告された夫と支えた妻のリハビリ記録

脳卒中で右半身麻痺、失語症を宣告された夫と支えた妻のリハビリ記録

心理カウンセラー・天命カウンセリングを行っている夫。
そんな夫が56歳で脳卒中で倒れ、右半身麻痺と失語症を告げられましたが、社会復帰するために行ったリハビリと、自主トレのお話。
そして、家族ができる事をお話します。

失語症になってしまった夫さんと会話をする為には、ちょっとしたコツが必要でした。

夫さんの発話量がとても多くなる時と、調子が悪い時とがあったからでした。


発話が増える時が=体調が良いもやもや


という捉え方もあります。
脳の中の事だから、日によっては絶好調の日も、そうでない時もあるのです。


でも、それだけではありません。


夫さんの発話が増えるのは、夫さんの興味がある内容を話す時だったのですキラキラキラキラ


それとは反対に、夫さんの発話が格段に減るのは、日常生活の何気ない会話でしたタラー

例えば、「さっき、近所の公園で桜がキレイに咲いてたよ」という話をしても、全く興味が持たなければ、話の内容すら理解もできません。


でも、「今日、おはぎとバナナが安く売ってたけど、どっちが食べたい?」というような話をすると、スグに返事ができるというような感じニヤニヤ

話題によって、回答の可否が異なるのです。


と、いうことで、

私は夫さんの興味ある話ばかりをする事にしました。
不思議なことに、文字の読めなかった夫さんは、興味のある事についての本だけは読んでみる試みをしていました星

ブローカ失語に関するリハビリの糸口も人それぞれですが、興味のある事から発話に結びつけたり、文字の理解に結びつけるという方法はアリだと思いますグッ


私の知り合いの方で、脳卒中からの片麻痺・失語症になった方がいらっしゃいます。

その方が、好んで読んでいらっしゃるのがコレ↓

すごくないですか?

もはや数字の羅列にしか見えない時刻表を、とても好んで見ていらっしゃるのです。

ブローカ失語になったと言って、読書も発話もできなくなったと諦めるのは早いかもしれません。


その方の超興味ある事が分かれば、そこから発話の頻度が増えるかもしれませんし、文字の認識ができるようになるかもしれませんチョキ

そのためにも、当事者さんが発症前に興味を持っていた事はよ〜く思い出してみましょうね☆