脳卒中になったら「視野」はどこまで維持できてる? | 脳卒中で右半身麻痺、失語症を宣告された夫と支えた妻のリハビリ記録

脳卒中で右半身麻痺、失語症を宣告された夫と支えた妻のリハビリ記録

心理カウンセラー・天命カウンセリングを行っている夫。
そんな夫が56歳で脳卒中で倒れ、右半身麻痺と失語症を告げられましたが、社会復帰するために行ったリハビリと、自主トレのお話。
そして、家族ができる事をお話します。

脳卒中で倒れた本人が意外と気付けず、家族や周りの人たちも気付けない事があります。

それは「視野の欠損」です。

脳内の出血や手術による脳へのダメージに依って、出血側とは反対(左脳の出血であれば、右目)の視野がとても狭くなります。

その為、横にある物に気付けない事が多くあります。
例えば、食事の時に少し端にある「おかず」は視野から外れてしまうと注意が払われなくなるため、「おかずがある」という認識ができなくなります。
一品だけ手をつけていないおかずがあれば、さり気なくおかずの存在を本人に知らせなければなりません。

また、歩行時も注意が必要です。
それは、横から突然飛び出してくる(様に感じる)人です。最近は、スマホを見ながら歩く人が多く、そういう人に限って真っ直ぐ歩いていなかったり、道路のど真ん中に立ち尽くしているかと思えば突然歩き始めたり…と、普通にしていても予測できない動きをする人が多くなってきました。
視野に特別問題のない私たちでさえ、突然飛び出してくる人に驚かされる事もありますから、視野が狭くなっている方には尚更です。
視野が狭くなっている上に、体の片側に麻痺があれば、突発的な事に体の反応が対応できませんので、転倒したりする事もあります。
そのため、家族は麻痺側または視野が狭くなっている方側を歩く事で、彼らに欠けてしまった視野の代わりをつとめることができます。

視野が欠損があるか否かは、患者本人も気づきづらいところがあります。
そのため、様々なサインから家族が気づき、眼科を受診する必要があります。


視野の欠損は、以下の事から知る事ができます。

*机の上に並べたおかずで、ある一定の場所に置いたおかずは手をつけていない

*人が近づいても気づきにくい側がある

*リハビリ時に出されたカードなどをキチンと選べない

まだまだあると思いますが、家族がよくよく注意してあげる事が必要です。
そして、視野の欠損が疑われるときは、早めに眼科に行きます。
もしもまだ入院中であれば、その病院内にある眼科が受信できますので、看護師や主治医に申告しましょう。

とは言うものの、一度受けたダメージは回復する事がないという話を聞いたことがあります。
どれくらいの視野で見えているのかが分かれば、あとは本人が眼球や首を動かして失われた視野の範囲を見るという工夫が必要になります。
ちなみに、私の夫は視野の4分の1が欠損している事が分かりました。本人も視野が欠損している事を自覚していますので、外を歩くときなどは最新の注意を払っているようです。

体が不自由になるということは、本人にも家族にも大きなストレスがあります。
でも、そのストレスをなるべく溜めることなくさり気なく且つ上手くサポートできれば良いですね。