福岡での上映最終日に駆け込みで観てきました。
素晴らしかった。
本当に本当に、観に行ってよかった。
まだ上映している映画館があるようなので、ちょっとでも興味のある方は、映画館で観ることを強くおすすめします!
パンフレットが売り切れていたので、すぐにネットで購入しました。
ビョークはエリスの息子さんに、
「あなたのお母様はどうしてあんなに心の深くへ入れるの。私だったら戻ってこれなそうで怖い。」
ということを語ったという。
トムの娘さんが好きな父の言葉「鉛筆より消しゴムのほうが多く使う」
エリスはトムと作業して、”間“を手に入れた。
79年モントリオール・ジャズフェスのとんでもないパフォーマンス。
「この音楽は半世紀経っても色褪せない。
今の音楽は音圧がまんまえにバーンと…すぐに廃れてしまうよ。」
とエンジニアさん。
(※私の記憶なので、そのままの言葉ではないところがあります。)
印象に残ったシーンや言葉は多々あるけれど、
ああやっぱり音楽ってこうだよねと、ほっとしたのと同時に、じんわりと熱いものが胸に込み上げてきた。
音楽がスマホで聴かれるようになり始めた頃、エンジニアさんが
「最近はデバイスの小型化に合わせてミックスを変えている。」
と言っていて、なんとも言えない不安な気持ちになった。
別にそれ自体は悪いことではないけれど、きっと何か大切なものが忘れられてしまう気がしたから。
音を楽しむと書いて、音楽。
「楽しむ」と「楽(ラク)」は違う。
音楽は、エキサイティングで、感情的で、ぶっ飛んでいて、大胆かつ繊細で、激しくて優しくて、嘘なんかなくて、もし嘘をつくとしたら死ぬ気でつくほど、何もかも本気なんだ。そんなふうに見えても見えなくても。
表面的なジャンルは問題じゃない。
インスタントなものでもない。
本当の音楽に一度は触れないと、本当の音楽を知ることは難しい。
音楽とは?
音楽業界とは?
長年感じていた虚しさの正体が改めて分かった気がしたし、
音楽って本当は本当に素晴らしいと、当たり前のことを確認させてもらった。
私にとってはそんな映画でした。
そういえば、ブロッサム・ディアリーの名前も出てきていたなあ。
ブロッサム・ディアリーは、私にとっては、エリス・レジーナとはまた全然違う存在だけれど。
でも、どちらも魂が高揚するような、大好きな音楽だ。

