新卒で入社した企業にいらした大先輩が社長室長の三木雄信さん。聡明でどんなお仕事もスマートにこなし、どんなに朝早くても夜遅くても柔和な雰囲気は変わることがない方でした。新人の私としては、話し掛けるのも恐れ多いほどの存在でしたが、誰に対しても分け隔てなく接して下さって、スピード感がすごすぎて混沌とする日々の中でも、我々新人の素朴な疑問にも丁寧に優しく答えてくれた記憶があります。

そんな三木さん。今は独立されて、ご自身の会社を経営されているだけでなく、様々な企業の顧問をされていて、先日、ご自身の著書「孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきたすごいPDCA」という本を出版されました。

読んでみると、社長のむちゃぶりにどう対応していくか、日々学び、改善、最適化していく三木さんの姿がありました。私自身が見ていたのは三木さんの表面的な一部分であって、その中には、どれだけの努力と経験の積み重ねがあったのだろうか、今になって、本を読んでいて初めて気づかされました。

日々の膨大な仕事の中で、最適に仕事をするための「高速PDCA」を見つけ出し、今もなお第一線で活躍をされている三木さんの知恵や経験が詰まっている一冊は、大変勉強になります。

詳しくはぜひ本を読んで頂きたいのですが、元々優秀だから…とか、出来る方だから…とか、そんな風に思い込んでいた私にとって、誰もがこの仕事術を学んで取り組むことで三木さんのようになれるのかもしれないと思わされる一冊でした。

憧れであり、尊敬する方でしたが、実は英語が出来なかったことなどのエピソードは、とても身近に感じられます。そして今、英語を1年でマスターさせる会社の社長さんになっていることは、何だか三木さんらしいなあ、本当にすごい方だなあと改めて思わされます。

 

仕事をされている方はもちろんのこと、主婦の方もリタイアされた方にも考え方、取り組み方、生き方のヒントになる一冊だと思います。ぜひぜひお手に取ってみて下さい!本当にすごい一冊でした!