ニュータウンは黄昏て 垣谷美雨 | [ridiaの書評]こんな本を読んだ。[読書感想文]

[ridiaの書評]こんな本を読んだ。[読書感想文]

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ニュータウン。
住民の高齢化と建物の老朽化が問題になっている……というスペシャル番組を見たことがある。

作中で登場人物がそんなドキュメンタリー番組を観ながら「ニュータウンだけじゃない」
まだらボケになっても自信まんまんに運転する理事長さんを見て「高齢者の交通事故が増えるだろう」

そうだなあ、と頷いてしまう。

日本中で起きている出来事がニュータウンには顕著になっている。


バブル期終盤の高金利で組んだ住宅ローンに苦しむ親は、それでも地道に節約して生活してきた。

団地から脱出して一軒家に買い替えた人を羨み、その時々の判断を後悔しながら、だけど良いところもあるのだと思う。
緑多く安全な場所にそれぞれの部屋をもてたのはニュータウンだったから。





子ども世代は大人になり、住宅と人生に思いをはせる。

ローンという借金から自由になりたい。
広い家に住みたい。


黛という大金持ちの男を、どう扱うか。


外見は立派だが中身は見栄っ張りで自信の無い男。
不安をお金にかえ、縋り付こうとする男。

見ようによってはこんなに扱いやすい人間はいない。



お金に目がくらんで寄っていったくせに、黛を外道扱いするのはお門違いだろう。

たらい回しにされる黛が気の毒に思えてしまう。
女たちはそれぞれに自己中心的だ。

黛に非がないわけではない(ストーカーは怖いし身辺調査は不気味だしデート代返金要請はどうかしてる)が、それでも非人道的な対応だと思う。








「住」の負担が重すぎる。
衣食住は生きる基本なのにその基本でいっぱいいっぱいになってしまう。

家賃や住宅ローンがなければ、どんなに生活がラクになることか。







 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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