火星ダーク・バラード(単行本版)感想 上田早夕里 | [ridiaの書評]こんな本を読んだ。[読書感想文]

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テーマ:
上田早夕里デビュー作。
最初からこういうの(遺伝子操作で人間改造)が好きだったのね。


舞台は火星。

遺伝子を切り貼りされてつくられたデザインヒューマンであるプログレッシブの少女アデリーンと同僚殺害の容疑をかけられた捜査官水島烈が、事件の真相を探る物語。

水島烈のハリウッドアクションスター並みの不死身っぷりが素敵。

撃たれて殴られて蹴られて走って逃げて捕まって殴られて……のエンドレス。
出血しようが打撲しようが止血さえしてちょっと休養とったら走りだすぜ!

アデリーンはもちろん絶世の美少女。
とんでもない能力をもっている。
(超共感性という。他者の感情を読みとり、ときにその感情に共振し増幅させる)
そしてその能力は人に出会っていく中で成長していく。
烈と出会ってからの変化にはむずきゅん。

烈とアデリーンの関係性はわたし好みで楽しかった。

戦う強い男と愛らしい少女って鉄板だけどイイ……
気がついたら愛らしい少女が強くなって弱った男を守るっていうのも好き!

ハードボイルドと少女漫画の融合ね。
SFとしては説得力に欠けるのかもしれないけれど、いいのいいの。

火星が破滅しそうになるのも派手でいいじゃない。


脇役も粒ぞろい。

殺人鬼のジョエル(「魚舟・獣舟」収録小鳥の墓に登場)のヒャッハーぶり。
亡くなった同僚神月璃奈の恋人ユ・ギヒョンと烈の微妙な空気感。




アデリーンの養父グレアムの悪の魅力にゾクゾクした。

理想に燃える正義の心をもつ邪悪。
グレアムは暴力は嫌いで平和と安定と調和を望んでいる。
広い宇宙のその先へ進むため、諍いや戦争をこの世から無くしたい、そのためには人類は進化しなくてはならないと固く信じている。
だけど根本的な倫理観がズレているから、言うことやる事がサイコパス。


わたしが読んだのは単行本版だけど、どうやら文庫版は改稿が激しくてほぼ別作品レベルらしい。
そして文庫版の方が完成度が高いらしい。
そうなのー?
読まなくちゃ。



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火星ダーク・バラード
上田 早夕里
角川春樹事務所
2003-11

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

火星ダーク・バラード (ハルキ文庫)
上田 早夕里
角川春樹事務所
2008-10-01

 

 

 

 

 

 

 


 




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