偏愛蔵書室 諏訪哲史 | [ridiaの書評]こんな本を読んだ。[読書感想文]

[ridiaの書評]こんな本を読んだ。[読書感想文]

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テーマ:
不親切な書評。

あらすじを書くわけでもなく、その本の説明をするわけでもない。
ただ己の惹かれたる思いを吐露する。




ここで語られる本の、ほとんどをわたしは知らない。
手に取ったことも目にしたこともない。

ときおり読了済の書名があると引用された文章にじっと見入ったものだけれど、それ以外はただ呆然とその熱にうかされた。

著者は言う。
「遠い本」が好きだ、と。

日常から遠く、地理的に遠く、時間的にも遠い。

読みやすくわかりやすく消費しやすい、口当たりのいい「売れる」本ではない。

難解な主題、皮肉な語り口、つけいる隙もない身勝手な内容。
隠微、凄惨、爛熟。
変態的な密度の書物。

食べ物でいえば発酵食品のように、強い旨味と臭気と癖をもつ。

語られるのは薔薇であり、臓物であり、射精である。

光源は松明か燭台であろう。
愉楽にみちた灯りは揺らめく炎であって、昼間より明るい白いスーパーマーケットの俗っぽさではない。
倦怠に微睡む午睡の夢は、特売日の喧騒とは真逆の幻なのだ。


豚の逆が鮭(ジョジョ6部より)なら、青白い頰の文学青年の逆は子持ち主婦だろうと思う。

ここに展開される蔵書の世界を、もっとも遠くに感じるのがわたしだと思う。

そして、遠いからこそ、その世界の泥濘に浸る快楽も深い。







男色傾向のある作家陣を「紳士同盟」と表現するのはおすぎとピーコが「ウチの協会」と言うより好き。

技術のない「感性」は存在しない、というのは歌舞伎や狂言の役者が「型」がなければ「型破り」はない、と言うのを思い出した。

大虐殺や大災害のあと、多くの苦しみや死があったとき、それをまぬがれ「生き残って」しまったときの罪悪感とは、バラエティー番組で笑うのを自粛するようなもの。しかしすべての人間が生きているつもりになっているだけの「死体」なら思い悩むこともない。

性器と花が同じ目的をもつからか、美しいものと醜いものは似ている。
刺繍と皺、唇と肛門、眼差しと陰茎。
それらは同じように語られる。
こみ上げる嗚咽も歌声も、同じように。
それこそが紙の上に描かれた特権だ。
実際は臭いものは耐えがたく臭く、不潔な浮浪者に「詩」を感じる余裕はない。

 


著者諏訪哲史の作品は一冊も読んでない


中身は100作品



 




わたしが読んだことがある本たち
(理解したとは言ってない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 




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