なくなりそうな世界のことば
消滅しそうな言語、その象徴のようなことば。
翻訳できない世界のことばシリーズはどれも興味深い。
絵本なのか学術書なのか。
グローバル化の大波は何十年何百年何千年と続いてきた灯を飲み込む。
伝統や文化を守らねば、とは言うけれど、わたしだって祖父の時代の方言はつかっていない。
子どものころやっていた行事もやっていない。
どこかの誰かが守ってくれるだろう、と思っているうちに灯は消えてしまうのだ。
それほどにこの波は大きい。
本の構成は
見開きに
イラストとことば ことばの意味 言語解説 話者の数
となっている。
はじめの方の言語は話者数が数百万人。
ページが進むごとにだんだん減って、数十万人、数万人、数千人、数百人……
話者数が数十人まで減ってしまうと、言語として成り立っているのか不安になってくる。
アイヌ語の話者が5名、と記載されているのが衝撃だった。
5名…
ゴールデンカムイが登場したのはギリギリのタイミングだったのか。
同シリーズたち
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ふんどしサイコー!
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