SUNRISE SQUARE COLUMN

SUNRISE SQUARE COLUMN

オートバイに関する事を20×20文字のSQUAREで綴ってみます。

I'M RIDING ON THE TWO WHEELS.

I'M LIVING WITH THE TWO WHEELS.

NO BIKE, NO LIFE !

MOTOR BOYS,GO AHEAD!

立春が過ぎ、各地では梅や菜の花など春の便
りも聞こえ始めた。気温は株価の乱高下の如
く寒暖を繰り返しているが、やがて三寒四温
となり春になるのだろう。春は出会いと別れ
の季節というが、本格的な春を迎える前に、
プロジェクトの異動の話があった。燻ってい
るプロジェクトで定時で帰らずに、燃え盛る
プロジェクトで火中の栗を拾えという指令だ。
楽しかろうがつまらなかろうが、知らぬ間に
根回しされ、舞台を整えられては断れない。
半年ばかりお世話になったプロジェクトで引
継を済ませた。プロジェクトに未練はない、
誰が入っても泥沼なのだ。ただ、とても気に
なる人がいて、その人と会えなくなるのが心
残りだ。秋の夕日は人恋しくなるが、春とて
それは同じこと。沈みゆく太陽を見て想う。
陽はまた昇る、されど今日の陽は帰らない。
辺りが薄暗くなり始めた。そろそろ帰らねば。
月曜の憂鬱を乗り越えるモチベーションを失
い、暫くはサザエさんシンドロームになるな。


 

チョーク半戻し。チョークって黒板に字を書
くやつですか?最近バイクに乗り始めた人は
そんな感覚なのかもなぁ。そもそもキャブレ
ター自体が前時代的な代物だし、時代は電動
になろうとしているので2世代古いと言われて
も仕方がない。閑話休題、それで半戻し。エ
ンジンをかける時はチョークを閉めるのだが、
十分に温まる前に乗り出す時はそのままでは
空気が少なくてカブってしまう。かと言って
全部開けるとガスが薄過ぎでギクシャクする。
だから半戻し。チョークは引くのか閉めるの
かという話もあるが、ハンドル周りにチョー
クレバーがあるものは引く感覚になるが、そ
れはチョークレバーを引いているのであり、
チョーク自体は閉めると言うべきか?昭和-平
成-次の時代となる今年、HDから本格的な電動
バイクがリリースされるが、ソイツはきっと
ガソリンやオイルの焼ける匂いとは無縁なん
だよね。楽しみではありつつも、何だか淋し
く感じる昭和生まれなのです。

 

寝ぼけた頭で、寝床から這い出した。まずは
一服つけないと俺の朝は始まらない。こんな
ご時世だ、部屋の中は禁煙。ベランダに続く
ドアを開ける。時刻は5時、日の出は遅く、
夜が明けようとしている。涼しい風が頰に触
れた。今日は秋空になるな、そんな気がした。
煙草を箱に戻して部屋に帰り、積んだままの
洗濯物から薄手のデニムを引き出す。プロテ
クターは無し、足元はスニーカー。マジメな
ライダーには怒られるなと思いつつ、ウサギ
柄のヘルメットを被り、キックを踏み下ろす。
40mmの小さなピストンが目覚め、1分間
に2,000回もの上下運動を繰り返す。ギ
アを1速に入れると、家族を起こさないよう
に、静かにクラッチを繋ぐ。田んぼの畦道を
抜け、用水路の橋を越え、土手の側道を登り
きった所でエンジンを切る。夜明け前の30
分、その時間から変わりゆく空の色を眺める。
雲が焼け、東の空がゆっくり明るくなる。遠
くに鳥の声を聴きながら、煙草に火を点けた。

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雨上がりの朝は大気中の埃が洗い流されたよ
うに清々しい。空には虹の切れ端が見えた。
マスツーで先に帰るの仲間を最寄りのICまで
送り、その足で朝食前の散歩。ボンネビルと
スラクストン、エンジンが同じなら心地良い
回転数も同じだ。飛ばすでもなく、流すでも
なく、その道に合った速度域を見つけるのが
彼は上手い。いつもそれに付いて行くだけ。
田舎道が次第に峠道になる。地図では高低差
はわからない。こんな道なんだ…ギアを一つ
落としてコーナーを回る。高原の風はジャケッ
トのメッシュを抜け涼しいより肌寒いが、日
差しは強く、緑と影のコントラストが夏の旅
だ。森の切れ間から差し込む光が、前を走る
彼のヘルメットを輝かせる。山の中の観光池
には6時台だというのにかなり観光客がいた。
見物をして帰ると思いきや、「お茶飲む?」
慣れた手つきで湯を沸かし、紅茶を淹れる。
紅茶というのが英国車を駆る彼らしい選択だ。
「こんなの朝飯前だよ」確かに帰って朝飯だ。

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ルマン24時間の裏で、ルマン式スタートで
レースが始まった。日本一敷居の低いレース
Let’sレン耐の茂原戦。レン耐は4回目
だが、このサーキットもGROMも初めてだ。
18台のうち早くも後半グループに埋もれる。
まずはバイクに慣れること、茂原の特徴を理
解すること、そして転ばないこと…3週抜か
れても、転んで修理に時間がとられては意味
がない。勝つ事よりも楽しもう、今日はそん
なチームに呼んでもらった。レース初心者、
ベテランが二人、そして鈍足な私。個人的に
は安全マージンの中で精一杯の努力はした。
作って来て貰った稲荷寿司を摘まみ、おやつ
を食べ、お茶を飲む。なんてのんびりなんだ。
ラップタイムを計る、作戦会議をするチーム
とは時間の流れが違う。長いようなレースが
終わり、着替えて表彰式…の前に、雑誌絡み
の奇麗ドコロと写真。各クラスの表彰が進み
終わる間際で、人生初レース賞1位を頂く!
高台から見るシャンパンの雨は今年一の絶景。

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