先日近所の温泉に行ったら、
すごく怖い思いをしました。
その日はガラ空きで、
露天風呂は独り占めでした。
入った途端、不穏な動きをする
セミに気づきました。
ジジジ…ジジジ…
けたたましく鳴きながら、
バタバタ飛び狂っている。
死を目前とした最後のあがき
死にものぐるいとはまさにこのこと。
電灯にぶつかったり、
出入り口のドアの前で
ひっくり返ってバタバタ。
居心地の悪さに
内風呂に入ろうと思うも、
出入り口をセミが邪魔して
逃げようにも逃げられない。
不意に飛ぶので、
こっちに向かってきたら怖い！
洗面器を頭からかぶって、
お風呂に入っていましたが
暴れ狂うセミ、
とうとう露天風呂にダーイブ！
ジジジ…ジジジ…と鳴きながら、
水面をバタバタ。
怖すぎるんですけどぉ！
どーすんねん！
と、ツッコミながら、
洗面器ですくい上げ、
庭の方へポイ！
死ぬ間際のセミって、
怖いです。
こっちが完全無防備な状態で
向き合うことになったから、
本当に怖かった。
セミも退治し、
やれやれと思って、
出ようとドアを開けたら、
近くでデカ目のトノサマガエルが
ピョンと跳ね、
心臓止まるかと思いました。
カエルめっちゃ苦手です。
あいつがもし露天風呂にダイブしてきたら、と考えてたら
セミでよかったと思いました。
野趣あふれすぎな温泉です。