台南の安平区は昔、防衛的に大切な所でした。
 
今回紹介する億載金城(オクダイキンジョウ)は「二鯤鯓砲台( にこんしんほうだい )」とも呼ばれ、四角形の隅に堡塁(ほるい)を持ち、周囲を水堀(みずぼり)に囲まれ(かこまれ)たレンガの城(しろ)です。
 
その城は1871年に海防用に造られ始め、1876年に完成した要塞で、億載金城という名前は「1億年はもつ鉄壁の要塞」を意味します。
今は軍事的機能は失われ(うしなわれ)ましたが、人気の観光スポットになっています。
 
私と妻は台南に行った時、何回もそこに見物をしに行きました。
 
億載金城:

 

 

 

 

城の頂上には昔から残っている鉄砲が沢山ありました。

 

二鯤鯓砲台(にこんしんほうだい):

 

 

城の中央にある芝生は昔兵士がトレーニングした場所です。

 

 

 

億載金城を出て、東北側の海辺に行くと台湾で唯一の軍艦博物館があります。

その軍艦博物館になっている軍艦は元々海軍925番の「徳陽艦」でした。

 

徳陽艦は2009年に除籍されてから安平港で教育的意義を備えた(そなえた)軍艦博物館として正式に生まれ変わりました。

その場で戦車や戦闘機などの姿も見られました。

 

 

 

 

軍艦博物館から海辺の道路に沿い歩いて、暫くして林黙娘公園に着き、 海の神様の媽祖の像が高く佇んでいました。

 

 

 

そして「クジラの祝福」に着き、そこの二階に登ってクジラの口から海の方を眺めると、出港しているクルーズ船と海の景色が美しく見えまして。

 

クジラの祝福:

 

 

 

それから「漁人埠頭」を通って安億橋を渡ると安平の旧市街に着けます。

旧市街の北側に有名な安平古堡(あんぴんこほう)があります。

 

 

 

 

安平古堡は1624年から1634年の間に建てられた物でオランダ人が建築しました。

その時期は億載金城が建てられるより200年前でした。

今は国指定の古跡です。

 

安平古堡: