ジュリアです サンダル



8月ですね。

長崎と広島に原爆が落とされ

終戦を迎えたのは66年前の夏。

「戦争を知らない子供たち」が

「戦争を知らない大人たち」になった

…と、風刺されてから久しく、

私たちが子供の頃のように

近所のおじちゃんおばちゃん

おじいちゃんおばあちゃん達から

戦争の体験談を聞く貴重な機会も

失われつつあるような気がします。



私が子供の頃は、夏休みには必ず

『ガラスのうさぎ』などの

戦争の悲しい体験を題材にした

映画やドラマがいくつか放送されました。

普段はコメディータッチのドラマも

その時期だけは

お父さんの戦時中の話に

家族が耳を傾ける…とか。

今は、『火垂るの墓』くらいかな?



娘が小学1年生の時

同じクラスの男の子が

「戦争ってカッコイイな~」と

つぶやいたそうです。

たぶん、戦闘ゲームとかのノリで

深い意味も考えずに言ったのでしょう。

担任の先生(50代女性)が穏やかな声で

「あなたのお父さんやお母さんや

お友達が死んでしまっても、

それでも、戦争はカッコイイですか?」

…とだけ、問いかけると

男の子はビックリしたように

「そんなのイヤだ!嘘!

戦争なんてカッコよくない!」と

叫んだとか。



ゆとり教育の弊害が指摘され

学校は再び、授業カリキュラムの

立て直しをはかっていますが

平和教育と道徳教育については

いつの時代になっても

疎かにして欲しくないと思います。

それはもちろん

学校だけではなく家庭でも。