女流棋士の公式タイトル戦「倉敷藤花戦」の恒例、公開対局。
昨年はコロナの影響で実施することが叶いませんでした。
対局自体は非公開で行なわれましたが、公開対局を楽しみにしている方は多く、
今年は出来るか?と期待していたけれど、残念ながら見送られました。
でも昨年は取りやめた「歓迎会」を、
一昨年より簡素化はしたものの開催することが叶いました。
明日は倉敷で三番勝負の第二局です。
前日の夜、対局者や関係者の皆さんを迎えての「歓迎会」。
今回は…食事なし、時間も1時間余りの短時間。
以前は立食でしたが、参加人数をぐっと減らしてパテーション付きの着席で。
制約は色々ありましたが、記者会見のみだった昨年よりずっと嬉しい。
いつもはステージで返還セレモニーを行なう「大山名人杯」は飾るのみ、でした。
それでも、プロ棋士の皆さんによる『明日の見どころ解説』は盛り上がりました。
明日の大盤解説に登場してくださる菅井竜也八段は岡山県出身。
2ヶ月前に右腕を骨折したそうで、駒を動かす事は出来ませんが…と。
倉敷芸文館で行なわれる大盤解説には多くの参加申込がありました。
会場を沸かせてくださる事でしょう。
藤井聡太四冠の活躍もあり、将棋が注目されている今の時代。
男性中心の世界が長く続いてきましたが、最近は女流のタイトル戦も増えました。
将棋連盟の理事に、女性で初めて就任した清水市代女流の努力が少しづつ実っています。
クィーン藤花でもある清水理事は、自称倉敷市民。
「皆さん、ただいま!」と会場の皆様にご挨拶して拍手喝采でした。
将棋の町は全国に沢山ありますが、自治体の名前が入っている唯一の棋戦。
兎にも角にもこうして倉敷藤花戦が休む事なく開催される事が何よりです。


