「八つ墓村」の「三十二人殺し」のモデルとなった事件です。
この映画見たときは正直( ゚д゚)ポカーンってなりました。

昭和13年5月21日深夜1-3時頃に事件はおきた。

頭の両側に2個の棒型懐中電灯を固定し、胸にも自転車用の角型電灯を吊ったAは、腰に日本刀を差し込み、懐に短刀、猟銃・弾薬袋を持ち、巻脚地下足袋という装備で村人を襲撃した。まず、送電線を切断した上で完全な暗闇となった部落内過半数の家々を襲った。祖母の首を大斧で切断、幼児・老婆の見境なく発砲・刺殺し、午前3時ごろに逃走した。

当時西加茂駐在所が不在のため数キロ隔てた津山警察署加茂駐在所に村人の一人が届出たのはAM2:40、最初の通報では十数名の即死者とのことだったが、最終的には30名の死者、重傷1名、軽傷2名にのぼった。

津山署・付近の警察、消防組、青年団約2千名の大包囲陣による山狩りが夜明けとともに開始されたが、AM10:30、西加茂村大字楢井字仙之城の山林中台地で、銃を自分の心臓に当て足のつま先で引き金を引き自殺を遂げていた。服装を解き、血に染まったシャツを新しいものと着替えていた。逃走途中の民家で強いてもらい受けた雑記帳紙片には姉に宛てた遺書が書かれていた。

司法省刑事局報告にはこう書かれている。

本件は昭和13年5月21日午前1時頃より同3時頃までの間に、岡山県津山市の北方約6里の苫田郡N村の一部落に発生した一青年の凶暴凄惨極まりなき犯行である。犯人はまず自己が幼少より慈育された祖母の首を大斧にて刎ね、ついで九連発猟銃及び日本刀その他の凶器を携え、異様の変装をなし、民家11戸を襲い、僅か1時間足らずの間に死者30名重軽傷3名を出したるのち、同日午前5時頃現場付近で猟銃自殺を遂げたもので、我が国のみならず、海外に於いても類例なき多数殺人事件である。

詳しく知りたい方はこちらをどうぞ
http://profiler.hp.infoseek.co.jp/tsuyama.htm

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%A5%E5%B1%B1%E4%B8%89%E5%8D%81%E4%BA%BA%E6%AE%BA%E3%81%97