『虎に翼』寅子の演説(5/10) | ホッと ひといき・・・

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5月10日放送の『虎に翼』

祝賀パーティー会見での

寅子の演説

 

「さすが日本で一番優秀なご婦人方だ」

という記者に

「一番?」と反応する寅子

「男性でも難しい高等試験に合格したのですから

そういっても過言ではないと思います。」

と記者。

「はて?」

「私はずっと一番になりたくて頑張ってまいりましたが…。

自分がこの国で一番優秀だとは全く思えません。」と寅子。

「なるほど謙虚でいらっしゃる」と記者。

「はて? 謙虚?」

「昔から私は 自信過剰 負けず嫌い 一言多い と言われてきましたが。」

怒りフツフツプンプン爆弾って感じの寅子。

 

この場に私が立っているのは

私が死ぬほど努力を重ねたから。

でも高等試験に合格しただけで

自分が女性の中で一番なんて

口が裂けても言えません。

志(こころざし)半ばであきらめた友。

そもそも学ぶことができなかった

その選択肢があることすら知らなかった ご婦人方がいることを

私は知っているから。

でも今、合格してからずっと

モヤモヤとしていたものの答えが

分かりました。

私たちすごく怒っているんです。

ですよね?

法改正がなされても結局 女は不利なまま。

女は弁護士にはなれても

裁判官や検事にはなれない。

男性と同じ試験を受けているのにですよ?

女ってだけで できないことばっかり…。

まあそもそもが おかしいんですよ。

もともとの法律が私たちを虐げているのですから。

生いたちや信念や格好で切り捨てられたりしない

男か女かで ふるいにかけられない

社会になることを 私は心から願います。

 

いや、みんなでしませんか? しましょうよ!

私は そんな社会で何かの一番になりたい。

そのために良き弁護士になるよう尽力します。

困っている方を救い続けます。

男女関係なく!

 

最後には、大怒りプンプン 怒り絶頂ムキー な寅子。

 

今では 素晴らしい!! というか

「当たり前」なことを言っていると思われる内容だけど。
 

この時代は「生意気な女」扱い?

桂場から、失笑され。

穂高先生だけは 素晴らしい!!素晴らしい演説だ

って言ってくれたが。。。

 

すっかりしらけてしまった この演説は

大半の新聞記事などに載ることもなく。

ある意味、なかったことになっていた?

ような気もしたが…

 

帝都新聞の竹中記者だけが記事にしていた。

その記事が、1話の冒頭の

スクラップブックの記事で…

 

そこで述べられていた日本国憲法第14条が

まさに このことを実現させた感じなのね。。。

だからこそ、いろんな想いがあった寅子…

だったんだよね。

 

実際にモデルの三淵嘉子さんも、

この日本国憲法(第14条)が制定されたことが

一番うれしかった…というようなことを、

後のインタビューで言っておられらましたね。

 

 

でもでも~

日本国憲法第14条が制定・施行され

『皆が平等』と掲げられて、76年経ち。

みなが皆、そのようになったかはてなマーク

と言われれば…違うよね、たぶんあせる

 

卒業式の祝辞で、穂高先生が言ってた

「長年にわたって染みついたものを

 変えるというのは容易ではない」

ということが、身にしみる。

今でも、変えられないものがたくさん

あるような気がしまするショボーン

 

でも、今の若者は…

あまり そんなこともないのかな?とも

思いたい、今日このごろ。。。