聞いた音源がI got rhythm あまり参考にならないソロかも | 音楽すること・生きること

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フランスに住んでいます。結婚、出産、国を超えての度重なる引っ越しを経てフランスに在住、長男が小学校5年生の時から仕事を
再開。その1年後にジャズピアノを始めました。
音楽・その他、日々の出来事を綴っています。

普段は仕事があったりあまり時間が取れないが

休みの時こそ、何か実になる練習をしたいと思うのは

ピアノ弾きの性かもしれない。今日はI got rhythm の

ソロを何とかしたいと思った。

 

いまだにトラウマになっている過去のジャズのアトリエの

体験がある。7・8年前のことかもしれない。

速く弾かせるので有名なジャズマンのクラスで、

別の曲だったが、I got rhythm によく似たコードで

ソロをエンドレスに急速なテンポで回した。

わたしはそのころソロの音が選べるようになる方法を

知らなかった。

知ったのは去年だ。以前ついていたジャズピアノの先生が

2023年9月から1年間のアンサンブルクラスの担当だった。

「123・345・567の練習をするように。」

みんなにものすごく早口で言ったときに、

確認したくて、

「待って待って、123の次は何?234?」

とわたしが聞いたら、面倒くさそうに、彼は

いらいらとしながらぞんざいにわたしに答えた。

「毎年言っているだろう、123の後は345,

それから567!」

わたしは若い生徒の申し込みが多いので、席を譲るために、

あなたの個人レッスンは終了、グループ授業には来てもいい、

別の先生にたまに教えてもらうといいと4・5年前に

アドバイスされていた。

それでグループ授業には一週間に一回来ていたのだが

毎年、彼は同じことを言っていると言った。

それを確認してうちでやってみて、これが、コードに合う音を

練習する方法だったのかと自分で気づいたのが

2023年度からの1年だった。あんまりジャズピアニストが

いらいらしているので、本当に大事な練習らしいと気が付いた。

手取り足取りのような説明はないので、わからなかったが

大事さに気が付かないわたしが「おろか」と

彼の目に映っていたようだ。

1年目くらいの時に、また別の年にも、目的を知らずに

言われたのでやろうとしたことはあったが、いつも同じリズムで

いつも同じのぼりの3音で弾くと、もう、テーマの

コードを一周しただけで、いい加減にしてと、

あまりの単調さに我慢できず、こんなんじゃ、ソロなんて

弾けないじゃないかと腹立ちさえ覚えたことを覚えている。

おまけに当時は、簡単なコード以外、オルタードの時に

どの音を弾いたらいいかとか、コードにシャープやフラットが

ついていたら頭の中がこんがらがって、どの音を

弾くかを探すのに時間がかかって、

音の単調さ、リズムの単調さもあり、嫌気がさした。

確かに、初心者には

一人で練習するのは難しいことでもあった。続けて

練習をしなかった。2023年度は、その練習の

単調さをなくす方法はないかと真剣に考えた。

リズムを変えたらいい。

音の方向を変えたらいい。そうやって弾いてみると、

なかなか楽しい練習になった。

 

さて、ソロに不安だらけだった7・8年前、

その時は、ただ、どうしていいのかわからずに

ピアノの前に座っていた。何をするのかは

誰もわたしに何も言わなかった。

目の前にテーマとコードが書かれたリードシートが置かれ

譜面は読めるのでテーマは弾けるが、

ソロで何をしていいかわからず、220を超える

速いテンポでは、コードを覚えるのも難しい段階で

エンドレスで回ってくるソロ、どこをやっているかに

ついていくのにもやっとだった。

途中で分からなくなって、ベースを聞いてここかと

目星を付ける、そういう状況の繰り返しだった。

しまいに、途方に暮れるわたしを、速いテンポで

弾かせる当時の先生がとばしてくれるようになったので、

とても惨めな気持ちではあったが、ほっとしたのを

覚えている。今年参加したアンサンブルのクラス担当の

以前ついていたジャズピアノの先生は、

来年は僕のアンサンブルの授業には、ほかのジャズピアノの

生徒を来させないといけないと言っていた。

「何年、僕の授業にかよってる?15年?」

「そこまで入っていないと思うけど」

そう答えてうちで数えてみたら13年だった!

これは歴史的だなと自分でも思った。

この人のアンサンブルの授業に来ないとなれば、あとは、

わたしのスケジュール的に、あの速くエンドレスでソロを

弾かせる先生のアトリエしかない。7・8年前のトラウマを

努力で乗り換えられ、220以上のテンポで速弾き

できるようになるだろうか、それとも

遠くなるし、授業料も今通っているジャズ科のように

職業訓練のような制度が使えないので

経費がかさむことになるが別の学校のジャズ科を

探してみようかと模索中だ。そのことを考えると

未知のことなのでかなり不安になる。

 

とりあえず、トラウマの原因になったI got rhythm の

コード上でのソロを練習しようと思って聞いた2つの

バージョンのレベルが上すぎて役に立ちそうもない。

 

ビル・エバンスのボイシングは、まだ不慣れ。

もう少し簡単なものはないのだろうか。

 

 

これはウイントン・ケリー。ピアノソロは2分50秒くらいから。

このくらいのテンポでソロがエンドレスで回ってきて何も

できなかった7・8年前。ほかのバージョンを探してみて、

なかったら、どちらかのバージョンの耳コピをすることに

落ち着くだろう。

 

お酒や甘い飲み物は飲まないので

暴飲はないけど、気を付けて一週間に一回にしていた

チョコレートを最近、毎日食べていたり、

トーストをトーストするのでなく、わざわざ油で焼いたり

しているって、これは、何なん?と自問している。

無意識のうちに、何かが変化することにストレスを

感じている?

ストレスを感じることばかり考えないで

楽しいことも考えよう。ある日、職場の同僚が、彼が1年前から

通っている歌唱テクニックのグループのクラスがあるから

見学に来るといいとわたしに言った。

なんとそこはわたしの別の職場である。

わたしが前についていた声楽の先生が定年退職された後に

来た先生に、彼女はわたしの同僚だが、その彼女について

いるという。見学に言ったら、よく生徒を観察して

的確な指導をしていて、彼女の指導の仕方に好感を持った。

そこのグループに通っているわたしの別の学校の同僚が

わたしに、デュオをしようと提案してきたので

ハモルのが好きなわたしはうれしくなった。

もう一度、歌唱テクニックにチャレンジしようと計画している。

歌ってみたい歌はガーシュインのサマータイム。

歌唱テクニックの先生はクラシックの声楽家だけど

歌わせてくれそうな気がする。

 

 

 

この人、低音の魅力があるね。同年のライブ。全然違う。