<モンゴル旅>

 
モンゴルの首都【ウランバートル】の中心地には美術館・博物館が集まっています。
 
今回はその中で3施設を訪れました。
 
【モンゴル恐竜中央博物館】
 
民族的な雰囲気があるのでモンゴルの歴史を展示しているのかと思いきや、実は恐竜の博物館。
モンゴルはゴビ砂漠を中心にたくさんの恐竜の化石が発掘される恐竜国の1つです。
 
隣接するこちらの外観が気になりました。
9Dシネマってどういうことでしょうか?

気になりつつも博物館の中へ。
 
中へ入るといきなりリアルな恐竜。
期待させられます。
 
2階建ての1階フロアから。
薄暗いライトが雰囲気を醸し出していて骨格と化石が展示されています。
 
中央の骨格をライトアップで緑色に。
映画の中なら動きだしそうな感じです。
 
発掘現場の再現。
 
2階への階段の脇にも復元恐竜。
 
2階の展示へ。
2つの部屋があり1つ目には肉食恐竜のはっきりとした形の化石があります。
 
 
妙な形の化石があり、何だろうと思って説明文を観て納得。
映画『ジュラシックワールド』にも登場してました。
 
【ザナバザル美術館】
 
西洋風の外観ですが、東洋文化の美術館です。
 
ザナバザルは17世紀末~18世紀初頭に活躍した政治家、そして天才仏師でもある人物。
彼の遺した仏像と、モンゴルの先史時代からの歴史に関する展示物が多数あります。
 
先史時代の石像。
 
青銅品は現代にに通じるデザイン。
 
モザイク画のような絵画が集められた部屋。
やたら近代的だと思っていたらこちらは20世紀に描かれたものでした。
 
【チンギス・ハーン肖像画】もあります。
 
2階へ上がります。
 
ザナバザル作品のある展示室があります。



「阿弥陀、毘廬遮那、如来像」などが展示されていますが、
中でも最も有名なのがコチラ。

【ターラー菩薩像】
 
部屋の中央に位置する女性の菩薩像で、
観音菩薩の慈悲の涙から生まれた
と伝えられています。
 
右目の涙からは白いターラー、左目の涙からは緑色のターラーが誕生。

こちらは白いターラー菩薩で、ザナバザル作品は特に美しいものとなっています。

自分の眼で観て美しさとオーラで驚きました。
 
ちなみに緑色のターラーは、ボグドハーン宮殿博物館にあるそうです。
 
続いてチベット仏教の【曼陀羅】の展示へ。
 
様々なデザインのものが多数展示されていて、どれも細かな描写でした。
 
モンゴルで古くから伝わる仮面舞踊【ツァム】の衣装。

東アジアらしい雰囲気が漂っていて実際のツァムも観てみたくなりました。
 
【モンゴル国立博物館】
 
最後に訪れたのはモンゴルを代表する博物館。
収蔵品は5万点もあるそうです。
 
旧石器時代の原始人と岩絵。
 
 威圧感があります。
 
モンゴルの民族衣装。

 こちらにも【チンギス・ハーン肖像画】

 モンゴル帝国の時代になると騎馬隊を始めとする軍服が登場します。

無形文化遺産に指定された弓道。

 
 
19世紀頃の宮廷の様子。
 
20世紀になると、 武器も槍から銃へと変貌。

 軍服もモンゴル民族のものから様変わりしました。
 
 更に時代が経つと宇宙へ。

宇宙服の展示までありました。

ソユーズ号で宇宙へ行ったアジアで2番目の宇宙「ジェクテルデミット・グラグチャ」さんのものです。

 
 1992年にモンゴル国は社会主義を捨てました。

ミュージアムショップを覗いて終了。

3施設を連続して周ると結構疲れました(;^_^A
街中を歩いていると、とあるビルの中に珍しくベンダーがあるのを見つけました。
 
まさかの『1日分の野菜』。
 
野菜も大事ですが、今回は炭酸が欲しかったので『メッカコーラ』というものを買いました。
普通に美味しかったです。
 
後で調べたところ、フランスの飲料メーカーで、
イスラム教の『メッカ(サウジアラビア)』を意味しているそうです。
 
そのためイスラム圏には人気のコーラだそうです。
何故モンゴルにあるのかは謎です。
 
<Vol7へ続く>